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2020年2月26日(水)

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  • 民主党の第10回討論会が2月25日、サウスカロライナ州チャールストンで開かれました。二人の億万長者、マイケル・ブルームバーグとトム・スタイヤーが舞台の両端に立ち、中央には「億万長者階級」の権力への攻撃を選挙戦の中心テーマと、トップを走るバーニー・サンダースが立ちました。まるで、民主党内部の断裂を目にみえる形にしたかのようでした。民主党内では、「金権政治に対して立ち上がる」人がますます増えているとタイム誌の遊軍記者アナンド・ギリダラダスは言います。彼は“Winners Take All: The Elite Charade of Changing the World.”(仮訳『勝者がすべてを手に入れる:世界を変えるふりをするエリートたち』)の著者です。ニューヨーク・タイムズ紙への最近の寄稿記事のタイトルは、「億万長者の選挙:世界は億万長者の物か、私たちの物か?」(“The Billionaire Election: Does the world belong to them or to us?)です。

  • 2月25日の夜、南部で最初の予備選を4日後にひかえたサウスカロライナ州で民主党討論会が開かれました。1週間後には10州以上で一斉に投票が行われるスーパー・チューズデーを迎えます。億万長者のトム・スタイヤーは、サウスカロライナ州の民主党有権者の半数以上を占めるアフリカ系アメリカ人にアピールすべく資金を注ぎ込んでいます。彼のおかげで、トップを走るバーニー・サンダースが圧倒的な選挙人を獲得するすることになるかもしれません。ロイター通信の最新の世論調査によれば、アフリカ系アメリカ人の間ではバーニー・サンダースへの支持が前副大統領ジョー・バイデンへの支持を上回っています。サウスカロライナ州の3人のゲストから詳しく聞きます。ケビン・アンダーソン・グレイは、長年にわたる公民権運動の活動家で地域社会のまとめ役、またWaiting for Lightning to Strike: The Fundamentals of Black Politics(『稲妻が走るのを待つ:黒人政治学の基礎』)の著者であり、1988年にはジェシー・ジャクソンの選挙のサウスカロライナ州での責任者でした。ギルダ・コブ・ハンターはサウスカロライナ州議会民主党議員であり、全米黒人州議会議員幹部会の会長で、トム・スタイヤーの上級全米顧問です。アドルフ・リード・ジュニアはペンシルベニア大学の政治学名誉教授であり、『ニュー・リパブリック』誌のコラムニスト、また、サウスカロライナ州における「私は、メディケア・フォー・オールに投票します」運動の活動家です。

  • チーフ・リーダー誌(The Chief-Leader)の受賞歴のある記者ボブ・へネリーに聞きます。億万長者マイケル・ブルームバーグは過去二回の民主党討論会で、ニューヨーク市長時代に自分の納税文書を公開したと言ったが、それは偽りだと彼は言っています。へネリーは、ニューヨーク市長時代のブルームバーグを同市の主要な公共ラジオ局WNYCの記者として取材しました。彼は2012年、当時ニューヨーク市長であったブルームバーグと記者会見後に言葉を交わしましたが、その際、ブルームバーグは、自身の連邦税関連文書を公開する必要はないと答えた、と彼は言っています。その時の会話の録音を聞き、ブルームバーグの過去の記録について検証します。

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