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2020年2月6日(木)

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  • 米上院は米史上3番目となる大統領弾劾裁判で、トランプ大統領への2件の訴追について無罪評決を下しました。トランプは自身の再選を助けるために、政治的ライバルであるジョー・バイデンを捜査するようウクライナに圧力をかけた「権力乱用」と議会による捜査を妨害した「議会妨害」で、米下院で訴追されていました。上院の民主党議員は全員がトランプ大統領の罷免に賛成票を投じましたが、共和党で唯一賛成したのはユタ州選出のミット・ロムニー議員だけでした。彼は「権力乱用」でトランプの弾劾にも賛成しました。ロムニーは、大統領弾劾裁判で所属政党の大統領に不利な票を投じた初の上院議員となりました。トランプ大統領はこの評決を「米国の勝利」とし、今回の弾劾裁判はでっち上げだとTwitterに投稿しています。トランプはまた、ロムニーを秘密の民主党工作員だとする動画も投稿しています。息子のドナルド・トランプ・ジュニアは、ロムニーを共和党から除名するよう求めています。弾劾裁判は終わりましたが、トランプ大統領の行動に対する捜査は継続する可能性があります。2月5日、下院司法委員会の委員長ジェリー・ナドラーは、下院はジョン・ボルトン元国家安全保障問題担当補佐官を召喚する可能性が高いと述べました。コネチカット大学米国史教授でハーバード大学ラドクリフ・インスティテュートのフェローであるマニーシャ・シンハに話を聞きます。

  • 2月4日に行われたアイオワ党員集会の結果が徐々に集計され、97%の投票区での結果が明らかになりなった6日朝の時点で、バーニー・サンダース上院議員と、元サウスベンド市長ピート・ブティジェッジがほぼ同点で1位に並んでいます。得票数ではサンダースが1位ですが、「州代議員相当数」では僅差でブティジェッジが優位に立っています。ブティジェッジは州代議員相当数の26.2%、サンダースは26.1%を獲得しています。ニューヨーク・タイムズ紙は、総合的にはサンダースが勝つ可能性が高いと予想しており、その理由のひとつとして、サンダースが「サテライト」党員集会での圧倒的な強さを見せていることを挙げています。投票結果の発表が、説明できない程遅かったことに対する様々な分野からの批判に対し、民主党関係者は、ほとんど無名であったシャドウという会社が作ったアプリがアイオワ州での混乱を招いたと述べています。しかし、同社は民主党上層部およびブティジェッジ選挙事務所と資金的な繋がりがあります。アイオワ州ブラックホーク郡管理委員会の委員長で、アイオワ州のサンダース選挙事務所共同事務局長であるクリス・シュバルツに話を聞きます。

  • 1月、米国立公文書館は、2017年のウィメンズ・マーチでの写真を加工したことを謝罪しました。加工はトランプ大統領への批判の部分を削除するために行われたもので、公文書館が写真に手を加えたという衝撃的な事実を最初に報道したのはワシントン・ポスト紙でした。国立文書館は自らが主催した「Rightfully Hers: American Women and the Vote」(「彼女の当然の権利――米国女性と選挙」)という展覧会で、初のウィメンズ・マーチの巨大な写真を展示しましたが、その中で「神はトランプを嫌悪する」(God Hates Trump)と書かれたポスターや、「トランプと共和党は女性に触れるな」(Trump & GOP — Hands Off Women)など、トランプの名前が書かれたプラカードは名前の部分には「ぼかし」が入っていました。他にも、女性器を描いたプラカードの部分もぼかされていました。国立公文書館は当初、写真を加工するという判断を正当化し、「今の政治的論争に関わらないため」に手を加えたのだとワシントン・ポスト紙に述べていました。本日は、コロンビア大学歴史学教授で歴史研究所調査主任であるマシュー・コネリーに話を聞きます。コネリーは「米国の歴史を守り、そこから学ぶための手段が以前にも増して脅かされ、更に悪化している」と言い、これは最近の一例でしかないと言います。報道によれば国立公文書館は、移民の権利関連の文書を含む数百万点の廃棄を許可しているということです。コネリーは先日、”Why You May Never Learn the Truth About ICE”(移民関税捜査局の真実が永久に葬られるかもしれない理由)と題された記事をニューヨーク・タイムズ紙に寄稿しました。(画像クレジット:skippy/Flickr)

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