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2020年2月3日(月)

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  • アイオワ州での民主党党員集会が日本時間2月4日に開催され、2020年大統領選挙の公式な幕開けとなります。民主党の大統領候補の面々はこの週末、アイオワ州各地の集会で最後の訴えをしました。一方、民主党全国委員会は、前ニューヨーク市長の億万長者で自身の資金で選挙活動をしているマイク・ブルームバーグが次の討論集会に参加できるよう参加資格の変更を検討しているとされ、厳しい批判を受けています。このような動きは、民主党の一部にバーニー・サンダースが指名を勝ち取るのではないかという不安が高まっているためです。ニュースメディアの「ポリティコ」の報道によれば、民主党全国委員会の小グループが、候補指名に関して民主党主流派上層部の発言権を増大させるため、特別代議員の役割を強化しようとしています。アイオワ州デモイン市から、ネイション誌政治特派員でポッドキャスト“Next Left”(「次世代の左翼」)のホストであるジョン・ニコルズに詳しく聞きます。民主党党員集会をアイオワ州で取材し、最新記事は“The DNC’s Move to Accommodate Bloomberg Stirs Outrage in Iowa.”(「民主党全国委員会がブルームバーグのために動き、アイオワで激しい怒りが巻き起こる」)です。

  • 共和党が多数を占める上院は、2月5日におこなう弾劾条項2件に関する最終投票でトランプ大統領を無罪放免するとみられ、そうなった場合は米国史上わずか3回の裁判で決着がつくことになります。上院は1月31日、裁判の証人喚問を賛成49、反対51で否決しました。証人喚問を支持した共和党上院議員はスーザン・コリンズ議員(メイン州)とミット・ロムニー議員(ユタ州)の2人のみでした。新たな証人喚問が無くなったことで、共和党は弾劾裁判の最大の難関を越えました。弾劾条項のひとつは、トランプ大統領がウクライナに対し、停止している軍事援助の解除と引き換えに自身の政敵の捜査を求めたことです。上院の最終投票は、2月4日のトランプ大統領の一般教書演説の翌日5日午後4時(米国時間)に実施される予定です。ネイション誌のジョン・ニコルズに詳しく聞きます。ニコルズは著書多数で、その1つがThe Genius of Impeachment: The Founders’ Cure for Royalism(『弾劾の天才 建国者たちの王制主義への薬』)です。ニコルズはアイオワ州デモイン市で党員集会の現地取材をしています。

  • トランプ政権は入国禁止の対象に新たに6カ国を加えました。ほとんどはアフリカ諸国です。ナイジェリア、エリトリア、ビルマ(ミャンマー)、キルギスタンの国民は米国で居住し労働するビザの取得が不可能となり、スーダンとタンザニアは、移民多様化プログラムの抽選制度に参加不能となります。この措置は「ムスリム入国禁止」と呼ばれていますが、影響を受ける国はイラン、シリア、イエメン、ソマリア、ベネズエラ、北朝鮮に広がっています。今回の拡大で新たに影響を受けるのは3億5千万人を超すとみられます。民主党はこの禁止措置を阻止するとしており、反・禁止措置法案の迅速な提出が期待されます。入国禁止最新版は2月22日から実施されます。アメリカ自由人権協会(ACLU)の「移民の権利プロジェクト」責任者オマール・ジャドワットに聞きます。

  • 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、米国は公衆衛生に関する緊急事態を宣言し、最近になって中国に渡航した外国人の米国入国を禁止しました。現在までの米国内での感染確認は11人です。このウイルスにより中国で少なくとも361人が死亡しました。2月1日には44歳のフィリピン人が死亡し中国外での最初の死亡例となったほか、今週末には十数カ国で17,205人の感染が確認されましたが大半が中国内の感染でした。感染の中心地である中国湖北省を訪れた米国市民は、帰国の時点で検疫のため隔離されます。この病気に対する中国政府の対応について、専門家は対応の遅れや問題の過小評価への疑いを指摘しています。湖北省の赤十字も、基本的医薬品を最も必要とする病院に供給しなかったとして厳しく批判されています。その一方で、フランスやカナダなどにある中国人地区アジア人地区では、今回の感染流行を原因とする人種差別が増大しているという声が上がっています。「外交問題評議会」の元グローバルヘルス上級研究員でピュリッツァー賞受賞歴のあるサイエンスライター、ローリー・ギャレットから詳しく聞きます。

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