米CIAの「特例拘置引渡し」プログラムの犠牲者として、拉致、秘密施設への拘禁、そして拷問を受けたモハメド・ファラグ・アフマド・バシュミラが、初の放送インタビューで語りました。2003年の秋、バシュミラはヨルダンで拘束され、CIAに身柄を引き渡され、そして、後にアフガニスタンのカブールだったと判明する秘密拘禁施設へと送還されました。CIAによる拘禁中、凍えるような寒さの監房に収容され、尋問を受け、体の自由を奪われ、無理やりに食事をとらされ、何日もの間、睡眠遮断と大音量の音楽にさらされていたと、モハメドは訴えます。拘束中、パシュミラは少なくとも3回、自殺を試みたと言います。また彼は、尋問の様子について、そして尋問に関与していた米国の精神科医あるいは心理学者についても語りました。パシュミラは、拉致に協力したとして、ボーイング社の子会社ジェペセン・データープラン社を相手取り訴訟を起こしています。イエメンの自宅からの、詳細にわたって掘り下げたインタビューの中で、バシュミラは自分の身におこった痛ましい体験を語りました。