デイリーニュース

  • 新たなペンタゴン・ペーパーズ:アフガニスタンめぐる米軍事機密文書9万点以上、ウィキリークスが公表

    これは米軍の史上最大規模の情報漏洩事件です。米軍のアフガ二スタンでの行動に関する過去6年分の内部文書9万点以上が内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」に掲載されました。それらの内部文書には、アフガニスタンでの戦争の衝撃的な実態が描かれており、報道されていない多国籍軍の作戦で民間人が多数殺害されていることが明らかにされ、極秘作戦の特殊部隊が標的を追いつめて捕らえ暗殺や裁判なしの拘束を行っていることや、タリバンによる攻撃の急増、パキスタンが反政府活動をたきつけていることなどが書かれています。本日は、英国の独立系ジャーナリストのスティーブン・グレー、ペンタゴン・ペーパーズ(ベトナム機密文書)を内部告発したダニエル・エルズバーグ、駐アフガニスタンの米国務省職員だったマシュー・ホー、独立系ジャーナリストのリック・ローリー、そして歴史家で調査報道記者のガレス・ポーターをお招きして議論を行いました。
    dailynews date: 
    2010/7/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「ウィキリークスは一人ではない。我々すべてが脅威」:ハッカー誌の編集者「ウィキリークスは創設者の存在を超えている」

    ハッカーの間でよく知られている人物で、2600:季刊ザ・ハッカー誌(2600: The Hacker Quarterly)の編集者であるエマニュエル・ゴールドスタインから話を聞きます。彼は、世界ハッカー会議(Hackers on Planet Earth:HOPE)の主催者でもあります。ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジは最新の会議で基調講演を行う予定でした。連邦捜査官らが会場でアサンジを待ち構えていましたが、彼は現れませんでした。

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    ★ ニュースレター第34号 (2010.11.10)

    ★ DVD 2010年度 第3巻 「ウィキリークス」に収録

  • ガーディアン紙の編集者がアフガン戦争記録記事について語る 欧州の読者は「この戦争が無実の人々を犠牲にしていることを憂慮している」

    「ウィキリークス」がアフガニスタン戦争の資料を渡した三紙のうちの一つ、英ガーディアン紙(他二紙は、米ニューヨーク・タイムズ紙と独シュピーゲル紙)の調査編集者デビッド・リーから話を聞きます。「大まかに言えば、三紙は似たような描き方をしています。しかし政治的視点は非常に異なっているのです。ニューヨークタイムズ紙の視点では、興味深いことにパキスタンとの関係が最優先されていました。我々ガーディアン紙は、何よりも犠牲者に関心を向けたと言っていいでしょう。我々、つまり欧州の読者は、この戦争が無実の人々を犠牲にしていることを憂慮しています。」
    dailynews date: 
    2010/7/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「ウィキリークス」の創設者がアフガン戦争記録を「戦争犯罪の証拠」と呼ぶ一方、ホワイトハウスは「新事実は少ない」と情報流出を軽視

    アフガニスタン戦争を記録した膨大な機密軍事記録の漏洩が強い反発を招き、ホワイトハウスは自分たちの軍事戦略を擁護する必要を強く感じています。ワシントンで行われたホワイトハウスの記者会見と「ウィキリークス」の共同創設者ジュリアン・アサンジのロンドンでの記者会見の抜粋を放送します。
    dailynews date: 
    2010/7/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジ:「透明な政府は公正な政府をつくるもの」

    今日はウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジと共に一時間、米国史上最大の情報漏洩について話をします。アフガニスタン戦争に関する91000件以上の極秘軍事記録がウィキリークスによって公開された件についてです。国防総省はこれらの文書を誰が漏洩したかについて刑事捜査を開始すると発表しましたが、アサンジュは、これら流出軍事記録で明らかになった「戦争犯罪」の捜査はどうするのかと疑義を呈しています。その他、メディアについて、また彼が現時点では米国を訪問しない理由、そして彼に希望を与えている事についても話を聞きます。アサンジは「我々がこの活動を維持できるのは、我々の情報源のおかげです。それはつまり、推定上これらの組織内部にいて、変化を求める人々のことです」と言います。「彼らは私などよりもはるかに大きなリスクを抱えている英雄的な人物たちであり、事実、非常に効果的な方法で、自分たちが変化を求めているということを行動で示している人々なのです。」
    dailynews date: 
    2010/7/28(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 歴史的な国連総会決議:飲み水と下水施設は基本的人権である

    国連総会は初めて、飲料水および公衆衛生は基本的人権であると宣言しました。28日におこなわれたこの歴史的な投票では、122カ国がこの決議を支持、米国、カナダ、欧州数国、およびその他の先進工業国を含む40カ国以上が棄権しました。 決議に反対した国はありませんでした。長年にわたる水の権利活動家、モード・バーロウに話を聞きます。

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    dailynews date: 
    2010/7/29(Thu)
    記事番号: 
    3
  • パトリック・コウバーンが語る、イラクで消えた数十億ドル ファルージャでのがん罹患率と乳幼児死亡率の上昇

    イラク再建に向けた米特別調査員がイラク現地でおこなった公式監査により、米国防総省は2004年から2007年の間に再建のために取り分けたイラクの石油収益金90億ドル近くの行方を説明できないことが明らかになりました。  一方、最新の医学的研究により、2004年に米海兵隊が爆撃したイラクの都市ファルージャで、乳幼児の死亡率、がん、白血病が急激に増えていたことが明らかになりました。ロンドン・インディペンデント紙の中東通信員パトリック・コウバーンに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/7/29(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 大規模な抗議運動の前夜 連邦判事がアリゾナ州移民排斥法の主要条文を差し止め

    フェニックスの連邦判事は28日、アリゾナ州の悪名高い移民排斥法の主要条文を施行直前に差し止めました。地方裁判所のスーザン・ボルトン判事は、同法の、不法滞在の疑いがある人物に職務質問することを警察官に義務付けた条文への部分的差し止めの裁定をくだしました。この法は全国規模で集団抗議運動とアリゾナ州へのボイコットに火をつけました。ツーソンを拠点とする人権連合(Coalition for Human Rights)の共同議長イサベル・ガルシアに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/7/29(Thu)
    記事番号: 
    1
  • グーグルがCIAと協力してウェブサイト、ブログ、ツィッター監視技術企業「レコーデッド・フューチャー」に出資

    米中央情報局(CIA)とグーグルの投資部門が「レコーデッド・フューチャー(Recorded Future)」という企業を支援しています。この会社は、数限りないウェブサイトやブログ、ツィッターのアカウントをリアルタイムで監視し、そこから浮かび上がる特定のパターンやイベントや人間関係から将来を予測しようとしています。グーグルはこの他にも、いわゆる「Wi-Spy(ワイ-スパイ)」疑惑が持ち上がったばかり。グーグルのストリート・ビュー撮影車両が世界約30カ国で過去3年にわたって個人のWiFiネットワークをスパイしていたというスキャンダルです。

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    2010/7/30(Fri)
    記事番号: 
    4
  • デイブ・ザイリンの新著『バッド・スポーツ 人気試合を仕切るオーナーたち』

    アリゾナの移民排斥法をめぐる熱い議論や全米に広がるアリゾナ・ボイコットの声にプロスポーツ界も影響されないわけはないでしょう。ニューヨークでは今夜、クイーンズ区のシティフィールド球場前でデモが予定されています。今夜のNYメッツの対戦相手がアリゾナ・ダイアモンドバックスだからです。スポーツライターのデイブ・ザイリンに新著Bad Sports: How Owners Are Ruining the Games We Love(『バッド・スポーツ 人気試合を仕切るオーナーたち』)について話してもらいます(訳者:Bad Sportsには「イヤな連中」という意味があります)。
    dailynews date: 
    2010/7/30(Fri)
    記事番号: 
    3

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