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2019年10月15日(火)

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  • テキサス州フォートワースの白人警官が、自宅にいたアフリカ系米国人の女性を射殺して逮捕され、殺人罪に問われています。この警官アーロン・ディーンは、10月12日(土)の午前2:30頃、隣の家の玄関の扉が開いるという隣人の通報したことを受け、緊急を要さない「ウェルネス・チェック」のために、28歳のアタティアナ・ジェファソンの家を訪問しました。警官たちが到着するとすぐに、ディーンは自らを警官と名乗ることもせず、ジェファソンの寝室の窓越しに彼女に手を上げるよう叫び、その直後に発砲して彼女を射殺しました。銃撃の数分前、ジェファソンは8歳の甥と一緒にビデオゲームで遊んでいました。この甥は銃撃を目撃しましたが負傷はしていません。アタティアナ・ジェファソンは、6月以来、フォートワース警察の警官によって殺害された7人目の被害者です。アタティアナ・ジェファソンの家族の代理人である公民権弁護士リー・メリットにダラスから話を聞きます。

  • 本日は調査報道記者アーロン・グランツに、彼の新著Homewreckers: How a Gang of Wall Street Kingpins, Hedge Fund Magnates, Crooked Banks, and Vulture Capitalists Suckered Millions Out of Their Homes and Demolished the American Dream(『家を壊す者たち』:ウォール街の中心人物、ヘッジファンドの大物、悪徳銀行やハゲタカ資本家がいかにして数百万人を家から追い出し、アメリカンドリームを破壊したか』)について話を聞きます。この新著は、住宅の「差し押さえ危機」とも言われる2008年の金融危機の衝撃的な後遺症と、その後の「復興」は、どれくらいが大手のプライベート・エクイティ(未公開株投資)企業による「差し押さえ物件の買い占め」の結果なのかを検証しています。2008年の住宅危機で米国の数百万の家庭が財産を失いましたが、その一方で、この危機ではトランプ政権の財務長官であるスティーブン・ムニューシンや商務長官のウィルバー・ロス、トランプの長年の友人で側近のトム・バラック、共和党への献金者で大富豪であるスティーブン・シュワルツマンなどトランプの取り巻きたちが多くの富を得たとグランツは言います。「トランプの当選に次いで権力の座に収まったこの資本家たちは今、[住宅]危機による富の移転を永続させる可能性がある新たな金融商品を作り出している」と彼は書いています。アーロン・グランツは「調査報道センター」(The Center for Investigative Reporting)のオンライン・メディア『リビール』(Reveal)の上級記者です。彼は、現代の赤線引き(特定地域の住民には融資を拒否する差別)に関する報道で2019年のピュリッツァー賞の最終候補に残りました。

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