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2019年9月23日(月)

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  • 世界各地で最大400万人が20日、街頭に出て抗議を行いました。一日の気候変動アクションとしては最大規模となりました。気候ストを率いたのは、スウェーデンの16歳の気候変動活動家グレタ・トゥーンベリに刺激を受けた世界中の学生たちです。出発点となったニューヨークのフォーリー広場には数万人が行進のために集まりました。フォーリー広場から、「サンライズ・ムーブメント」(the Sunrise Movement)の共同創設者であり代表を務めるバルシニ・プラカシュと気候変動活動家ビック・バレットのスピーチを聞きます。

  • ニューヨーク市では20日、スウェーデンの16歳の気候変動活動家グレタ・トゥーンベリに触発された若者主導による気候変動ストライキがおこなわれ、25万人もの人々が行進しました。世界全体では百をこえる国々で約400万人が街頭行進を行いました。デモクラシー・ナウも街頭に出て、米国および世界各国から来た気候変動ストライキの参加者の声を聞きました。

  • ニューヨーク市で20日に行われた気候変動ストライキの締めくくりは先住民運動のリーダーや活動家、オルガナイザーたちのスピーチでした。ブラジル全土で深刻さを増す環境破壊、気候正義の闘いの相互の結びつきについて語ったのは、シャクリアバ族の19歳の気候変動活動家アルテミサ・シャクリアバです。「私たちが母なる地球のために闘うのは、全ての闘いがそこから生まれるからです」とシャクリアバは言います。私たちはあなた方の生命のために闘っています。私たちは自らの生命のために闘っています。私たちは私たちの聖なる土地のために闘っています。しかし私たちは私たち自身の土地を守っているというそれだけのために迫害され、脅迫され、殺害されています。これ以上一滴でも、先住民の血が流されることを受け入れることはできません」。

  • ニューヨーク市でおこなわれた気候変動ストライキには推計30万人が参加し、スウェーデンの16歳の気候変動活動家グレタ・トゥーンベリがスピーチしました。トゥーンベリは昨年、学校を休んでスウェーデン議会前での抗議活動を始め、やがて抗議は毎週恒例となり、世界中に広がることとなりました。マンハッタンのバッテリー・パークでのスピーチで彼女は「私たちは傍観などしません」と数千人に語りかけました。「私たちは科学を支持し団結します。気候変動の悪化を食い止めるため私たちができるすべてのことを行います」。

  • 20日に行われた若者主導の気候変動ストライキは気候デモとしては史上最大規模となりました。ベテランジャーナリストであり「350.org」の共同創設者であるビル・マッキベンに詳しく聞きます。最近執筆した記事としては、ニューヨーカー誌掲載の「マネーは気候変動という火事を燃え盛らせる酸素だ」(Money Is the Oxygen on Which the Fire of Global Warming Burns)や、タイム誌掲載の「2050年、人類は最悪の気候変動を免れた---しかし景色はすっかり変わってしまった」(Hello from the Year 2050. We Avoided the Worst of Climate Change — But Everything Is Different)があります。マッキベンの1989年の著作The End of Nature(『自然の終焉』)は、気候変動について一般向けに書かれた最初の書籍です。

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