デイリーニュース

  • 「あなたは米国市民?」 物議をかもす追加質問で2020年国勢調査を台無しにしかねないトランプ

    トランプ政権は、2020年の国勢調査で市民権のステータスに関する問いの追加を要求し、現在、法的審査を受けていることを明らかにしました。10年に1度行われる国勢調査のデータは、政治的な展望を形成する大きな影響をもちます。人口集計は、連邦議会の議席が全国でどのように配分されるか、数千億ドルの連邦予算がどこに使われるかを決めるのに使われます。国勢調査に市民権に関する質問を加えることで、「政府の手で情報が自分たちに不利益となるよう使われることを恐れ、在留資格のない住民が国勢調査への参加をひかえかねず、調査の妨げるになる」という批判の声があがっています。2020年の国勢調査に市民権に関する質問を加えるというトランプの要請は、「国勢調査全体を邪魔だてし、移民層の対応を大規模に抑えることなる」とマザー・ジョーンズ誌上級記者のアリ・バーマンは語ります。

    dailynews date: 
    2018/1/29(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 女性体操選手160人への性的虐待でラリー・ナサールに有罪判決 「知っていたのはほかに誰か」が次の焦点に

    先週、米体操連盟のチーム・ドクターであるラリー・ナサールが、若い女性体操選手160人以上に性的暴行・虐待を行ったとして、175年の禁固刑が言い渡されたことを受け、ミシガン州では州司法長官がミシガン州立大学への調査を開始し、米体操連盟の理事会全員が総辞職しました。このニュースをスクープしたインディアナポリス・スター紙の調査報道チームの一員、マーク・アレジア記者に話を聞き、アレジアの最新記事“What’s next for USA Gymnastics? A long, tough road at best”(「米体操連盟の今後 待っているのは最善でも長くて過酷な道」)について語ってもらいます。

    dailynews date: 
    2018/1/29(Mon)
    記事番号: 
    2
  • カブール中心部で「前代未聞の大規模な暴力」 タリバンがトランプに送った「明確なメッセージ」

    アフガニスタンでは29日早朝、「イスラム国」(IS)の武装勢力が、首都カブールの西部郊外にある軍学校を攻撃し、少なくとも兵士11人が死亡し、16人が負傷しました。アフガニスタンではこの1カ月、死傷者を出す攻撃が続発しています。カブールでは27日、タリバンが爆発物を満載した救急車で市の中心部に進入し、少なくとも死者103人、負傷者235人に達し、アフガニスタンでは29日を国家による服喪の日と宣言していました。1週間前には、タリバンの武装集団がカブールのインターコンチネンタル・ホテルで22人を殺害しています。先週には、東部の町ジャララバードの人道支援団体「セーブ・ザ・チルドレン」の事務所への攻撃で6人が殺害され、イスラム国が犯行声明を出しました。これに先立ち米国は、アフガニスタン治安部隊へ援助を増強し、タリバンおよびその他の武装集団に対する空爆を強化していました。アフガニスタンのカブールに拠点を置く24時間のニュースチャンネル「TOLOnews」のニュースディレクターを務めるロトフラ・ナジャフィザダに最新情報を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/29(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 俳優でミュージシャンのコモンが語る エリカ・ガーナー コリン・キャペニック ドリーム法対象者 トランプ 正義のため立ち上がること

    オスカー受賞のミュージシャン・俳優のコモンに話を聞きます。彼は23日、”Stand Up for Something”(「何かのために立ち上がれ」)という曲で再びアカデミー賞にノミネートされました。元最高裁判所判事サーグッド・マーシャルについての映画Marshall(『マーシャル』)で使われた曲です。コモンは児童性的虐待を扱う映画The Tale(『ザ・テール』)でも主演俳優を務めています。コモンは20日にパークシティで行われたリスペクト集会でもパフォーマンスを披露しました。公民権と投票権、コリン・キャペニック、警官暴行に反対する活動家の故エリカ・ガーナー、トランプ大統領について語ります。

    dailynews date: 
    2018/1/26(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 生涯活動家ジェーン・フォンダ ジェンダー暴力 先住民族の権利 ベトナム反戦を語る

    サンダンス映画祭を訪れた政治活動家でフェミニスト、アカデミー賞受賞女優のジェーン・フォンダに、じっくり話を聞きます。 彼女は新作ドキュメンタリー映画Jane Fonda in Five Acts(『5幕で描くジェーン・フォンダ』)の主人公です。現在ハリウッド女優たちが「Time's UP」運動で進んで発言したことが評価されていますが、そんな中でフォンダがベトナム戦争反対から公民権運動や経済的正義を求める運動まで常に権力に立ち向かってきた人生を語ります。

    dailynews date: 
    2018/1/26(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 女性の権利に取り組む弁護士グロリア・アルレッド ドナルド・トランプに対する性的暴行訴訟を語る 「真実は大事」

    ユタ州パークシティーで開催中のサンダンス映画祭からの放送です。今年の映画祭は、「#MeToo」や「#TimesUP」運動のエネルギーで盛り上がっています。20年前のサンダンス映画祭で、映画界の大御所ハービー・ワインスティーンが女優ローズ・マッゴーワンを暴行したとされています。昨年10月、マッゴーワンがニューヨーク・タイムズ紙に語ったところによれば、ワインスティーンは100万ドルの口どめ料を支払うと言って、1997年の映画祭の開催中にホテルの一室で彼女に性的暴行を行ったことを告発しない機密保持契約にサインさせようとしました。女性の権利に長年取り組んできたグロリア・アルレッド弁護士に話を聞きます。彼女は、トランプ大統領を性的暴行で告訴している女性たちの一人の代理人を務めています。また、彼女の半生と法曹界での草分け的なキャリアについて描く新作ドキュメンタリー映画Seeing Allred(『アルレッドを知る』)の一部を紹介します。

    dailynews date: 
    2018/1/26(Fri)
    記事番号: 
    1
  • マーティン・ルーサー・キング牧師の急進的な晩年:資本主義とベトナム戦争反対を表明したことで孤立した公民権運動指導者の姿

    50年前の4月、マーティン・ルーサー・キング牧師はテネシー州メンフィスで暗殺されました。39歳の若さでした。本日はリンドン・ジョンソン大統領が投票権法に署名した1965年からキング牧師が暗殺されるまでの3年間を見ていきます。歴史的な投票権法を通過させた後、キング牧師は新たな戦いを開始しました。それは「貧しい人々のキャンペーン」(Poor People’s Campaign)とベトナム戦争反対運動でした。ベトナム戦争反対を公に表明したことで、近しい支持者の多くはキング師から離れていきました。キング牧師の晩年を追ったHBOの新たなドキュメンタリーKing in the Wilderness(『キング牧師の孤立』)からクリップを紹介するとともに、ピュリッツァー賞に輝く歴史家テイラー・ブランチに話を聞きます。ブランチが執筆した三部作America in the King Years(『キング牧師時代のアメリカ』)は、今回のドキュメンタリーでも取り上げられています。監督のピーター・クーンハートと脚本のトレイ・エリスにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/25(Thu)
    記事番号: 
    1
  • アラバマ州ヘイル郡が 黒人居住地帯の日々の生活を描いた詩的ドキュメンタリー映画の主題に

    マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは50年前、暗殺2週間前の一夜を黒人居住地帯(ブラック・ベルト)の真只中、アラバマ州ヘイル郡で過ごしました。1968年3月21日、「貧者のキャンペーン」の支援集会を開くため、グリーンズボロを訪れたキングを支援者はグリーンズボロ郊外にある小さな木造家屋にかくまうことになりました。クー・クラックス・クランのメンバーがキングを襲おうとしたからです。その日は、キングがヘイル郡で過ごす最後の日になりました。2週間後、彼はテネシー州メンフィスで暗殺されました。キングが滞在した隠れ家は現在、記念館になっています。ヘイル郡を主題に取り上げた新作ドキュメンタリー映画Hale County This Morning, This Evening(『ヘイル郡 今朝、今晩』)が、サンダンス映画祭で初公開されました。アフリカ系アメリカ人が人口の圧倒的多数を占めるヘイル郡の生活を描いています。ヘイル郡は南軍の将軍の名にちなんで命名されました。映画でラメル・ロス監督は、21世紀の黒人居住地帯の日々を詩的に描いています。ロス監督、映画の製作者ジョスリン・バーンズと話します。

    dailynews date: 
    2018/1/24(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 『ストロング・アイランド』:トランス・ジェンダーの映画監督ヤンス・フォード レイシストによる兄の殺害後 正義を求めて

    ヤンス・フォード監督と話します。フォードは23日、トランス・ジェンダーの監督として初めてアカデミー賞にノミネートされました。最優秀ドキュメンタリー作品にノミネートされたStrong Island(『ストロング・アイランド』)で、アフリカ系アメリカ人であるフォードは、兄のウイリアム・フォード・ジュニアが1992年ニューヨーク市ロングアイランドで白人の自動車修理工に射殺された後、家族に起きた出来事を描いています。殺害犯は警察の聴取を受けましたが、訴追されることはありませんでした。「25年前の兄の事件は、現在、眼の前で起きていることとぴったり重なります」とフォードは語ります。「あなたが法を守っているかどうかなど関係ない。アメリカの司法制度は、非白人のために機能するようには作られていないのです」。映画の製作者で、ルベルチュール・フィルムの共同創設者でもあるジョスリン・バーンズとも話します。

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    2018/1/24(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 抵抗と変革を探求したファンタジー作家のアーシュラ・ル=グウィン 88歳で他界

    著名なファンタジー作家のアーシュラ・ル=グウィンが88歳で亡くなりました。フェミニスト作家ル=グウィンは、20冊を超える小説、10冊以上の詩集、更に10冊を超す児童書を著しました。最も有名な作品のひとつは、住む人がみな男性でも女性でもない両性具有(ambisexual)の惑星を舞台にした1969年の『闇の左手』で、ファンタジー小説において書かれた中で最も有名な文章のひとつ「王様が妊娠しました」というくだりがあります。ル=グウィンの1974年の小説『所有せざる人々』も評価の高い作品で、ユートピア、ディストピア(闇黒郷)、資本主義、無政府主義、抑圧を探求しています。ル=グウィンが2014年、全米図書協会から米文学界への長年の功績をたたえる賞「米文学功労賞(Medal for Distinguished Contribution to American Letters)」を受賞した時のスピーチを放送します。

    dailynews date: 
    2018/1/24(Wed)
    記事番号: 
    1

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