デイリーニュース

  • 世界の中心からの警告:海面上昇で太平洋の国キリバスが消滅しつつある

    ユタ州パークシティのサンダンス映画祭で、キリバス共和国の元大統領アノテ・トンに、この小さな太平洋の島を地球温暖化による海面上昇から守るための彼の必死の取り組みについて話を聞きます。彼の取り組みは、新ドキュメンタリー映画Anote’s Ark(『アノテの箱舟』)の中で語られています。キリバスは33の環礁で構成される国で、ハワイから南へ1,000マイル(約1,600km)以上、オーストラリアの北東約4,000マイル(約6,400km)に位置し、10万人の人々が暮らしています。すでに1つの村で、全体が浸水、護岸が壊れて海水が淡水池に入り込んだため住人たちは避難することを余儀なくされました。海面の上昇がさらに多くの人々の家を奪い、インフラを洗い流し、脆弱なサンゴ礁を傷つけ、離島への食糧供給が妨げられるという状況がおき、トンは彼の国は30年から60年の間に住めなくなるだろうと予測しています。

    dailynews date: 
    2018/1/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • デュポン社vs世界:化学企業大手が世界中でテフロン汚染の健康上のリスクを隠蔽

    サンダンス映画祭からの放送で、デュポン社との争いの当事者で、The Devil We Know(『我々が知る悪魔』)という新ドキュメンタリー映画で取り上げられた3人のゲストに話を聞きます。この映画は、デュポン社の元社員、住人、弁護士たちが、化学物質C8(PFOA:パーフルオロオクタン酸とも呼ばれる)の危険性を明らかにするために、大手化学企業デュポン社と闘う過程を追っています。C8はテフロンをはじめ、防水あるいは染みのつかない衣服、電子レンジ用のポップコーン袋、デンタルフロスまで、数えきれない家庭用品に使われています。この化学物質は現在、精巣がんと腎臓がんを含む6つの病気と関連付けられています。3人のゲストから話を聞きます。バッキー・ベイリーの母親は彼を妊娠しているときにウエストバージニア州のデュポン社の工場のテフロン部門で働いていました。彼は鼻孔が1つだけ、また片眼が変形した状態で生まれ、こうした先天的欠損を治療するために30以上の手術を受けました。ジョー・キルガーはデュポン社に対する集団訴訟の原告代表です。彼は、ウエストバージニア州パーカーズバーグの学校教師で、肝臓病に苦しんできました。ロブ・ビロットはデュポン社の問題を裁判に持ち込んだ弁護士です。

    dailynews date: 
    2018/1/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 『RBG』 米最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの生涯をたたえる新ドキュメンタリーが登場

    今年のサンダンス映画祭で最も話題となったドキュメンタリー映画の一つに、今年85歳になる最高裁判事のルース・ベイダー・ギンズバーグの画期的な生涯を追った映画があります。2018年、ギンズバーグは最高裁判事25年目を迎えますが、引退する予定はありません。ギンズバーグは1970年代、アメリカ自由人権協会(ACLU)の「女性の権利プロジェクト」の共同創設者となり、6件のジェンダー差別訴訟をめぐって最高裁で弁論したことで名声を得ました。近年、最高裁が右傾化するにつれ、ギンズバーグの公的な存在感は高まっています。ギンズバーグは現在、反対意見に立つことが多くなっています。新作映画からの抜粋を放送し、二人のディレクター、ジュリー・コーエンとベッツィー・ウェストに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/22(Mon)
    記事番号: 
    3
  • サンダンス映画祭 最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグにエイミー・グッドマンが「#MeToo」運動について質問

    米最高裁判事のルース・ベイダー・ギンズバーグがサンダンス映画祭に姿を見せました。新作ドキュメンタリー映画『RBG』のプレミア上映会のためです。ギンズバーグは、エイミー・グッドマンの質問に答え、「#MeToo」運動とウィメンズ・マーチについて考えを述べました。1972年に初めて連邦最高裁判所で弁論した際、ギンズバーグは奴隷制度廃止論者で男女同権擁護者のサラ・グリムケの言葉を引用し、「私は自らの性に便宜をはかってくれと頼んでいるのではありません。私が兄弟たちに頼んでいるのは、私たちの首から足をどけてくれということだけです」と語りました。グッドマンは、この要求がいまも有効かどうかを尋ねました。

    dailynews date: 
    2018/1/22(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「私たちの目覚めの年に」 トランプ就任とウィメンズ・マーチ1周年 世界各地でデモ

    米国では先週末、トランプ大統領就任に抗議して行われた昨年の歴史的な「ウィメンズ・マーチ」1周年を記念し、全米各地で数十万の女性がデモに繰り出しました。本日の番組はユタ州パークシティーで開催中のサンダンス映画祭からの放送です。ここパークシティーでも、氷点下の気温と吹雪にもかかわらず抗議者らが「リスペクト・ラリー(尊厳の行進)」に参加しました。女性の権利に長年取り組んできたグロリア・アルレッド弁護士と女優のジェーン・フォンダの声を聴きます。女優のテッサ・トンプソンにも話を聞きます。トンプソンは『マイティ・ソー バトルロイヤル』でスーパーヒーローのヴァルキリー役、『ディア・ホワイト・ピープル』のサム・ホワイト役、『グローリー/明日への行進』のダイアン・ナッシュ役を演じました。

    dailynews date: 
    2018/1/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • キーアンガ=ヤマッタ・テイラーが語る 『自由になる方法:黒人フェミニズムとコムビー川共同体』

    キーアンガ=ヤマッタ・テイラーに彼女が編集した新しい随想集How We Get Free: Black Feminism and the Combahee River Collective(『自由になる方法:黒人フェミニズムとコムビー川共同体』)について話を聞きます。テイラーはプリンストン大学アフリカン・アメリカン研究助教授で From #BlackLivesMatter to Black Liberation(『#BlackLivesMatterから黒人解放まで』)の著者です。

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    2018/1/19(Fri)
    記事番号: 
    3
  • キーアンガ=ヤマッタ・テイラー:米民主党はサンダース支持者を排除したことの報いを受ける 

    トランプ大統領の就任から1年、20日土曜日には、全米各地で活動家らが歴史的な「ウィメンズ・マーチ」一周年を記念する大規模デモを繰り広げる予定です。米議会では、トランプ大統領がアフリカ諸国、エルサルバドル、ハイチに関して人種差別的な言葉を繰り返し使用したと報じられたことを受けて、多くの議員が黒人議員団の議員と共にトランプ大統領を公的に非難する決議に参加しようとしています。また、何人かの民主党議員はトランプの人種差別的発言に抗議して1月30日に行われる一般教書演説を欠席すると表明しています。一方、トランプ自身は自分が人種差別主義であることを否定し、14日に「自分は最も人種差別主義でない人物だ」と主張しました。トランプ就任1年目について、米民主党の方向性、また人種間の平等を求める運動がどこへ向かうかについて、プリンストン大学アフリカン・アメリカン研究助教授のキーアン=ヤマッタ・テイラーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/19(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 不法移民対策が争点で米政府機関閉鎖の可能性高まる トランプの難民拒否は世界で連鎖反応を引き起こす?

    米民主党上院議員は、子供時代に米国に到着した不法移民の強制退去を遅らせ救済する制度(DACA)登録者の保護を組み入れない限り予算案には反対する姿勢を崩しておらず、米連邦政府の機能が停止する可能性が高まっています。そんな中、本日は世界中で起きている難民危機について見ていきます。国連難民高等弁務官事務所によれば、世界の難民の数は史上最高の水準となり、6,500万人以上が住んでいた場所を強制的に追われています。人道的危機が高まる中、米国や他の多くの国が移民を制限し国境を封鎖しています。トランプ大統領は、就任1年目に全ての難民と、イスラム教徒が多数を占める国からの移民受け入れを禁止しようと模索しました。連邦裁判官が様々な形の「イスラム教徒渡航禁止令」を無効とする判決を出した後、トランプは今年米国に定住できる難民の数を削減し、4万5000人と過去30年間で最も少ないレベルに制限しました。今日は国際救済委員会の会長デイビッド ・ミリバンドに話を聞きます。彼は、元英国国会議員で新著Rescue: Refugees and the Political Crisis of Our Time(『救済:現代の難民と政治危機』)の著者です。

    dailynews date: 
    2018/1/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • トランプの伝記作家 トランプの認知力低下と弾劾の可能性を語る

    ホワイトハウスの医師ロニー・ジョンソンは1月16日、トランプ大統領の健康状態は良好で、疑問視されている精神状態についても、認知力テストは平均的スコアだったと発表しました。しかし、翌日には医療専門家が、最近行われた健康診断ではトランプはコレステロール値が高く、深刻な心臓発作のリスクがあると語っています。ジャーナリストのデイビッド・ケイ・ジョンストンに弾劾または米憲法修正第25条の発動でトランプが大統領職から解任される可能性があるかについて話を聞きます。

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    2018/1/18(Thu)
    記事番号: 
    5
  • トランプの規制緩和政策は 労働者に悪影響を及ぼし 米環境保護庁の科学者の口を封じ 環境汚染を広める 

    米大統領首席補佐官ジョン・ケリーが「情報不足で無知」と呼ぶ上司トランプ大統領は、富裕層に減税を施し、米国の規制システムを骨抜きにし、気候変動科学者の口を封じることで米国を変えています。そのことについてIt’s Even Worse Than You Think: What the Trump Administration Is Doing to America(『あなたが思うよりもずっと悪い--トランプ政権が米国にしていること』)の著者デイヴィッド・ケイ・ジョンストンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/18(Thu)
    記事番号: 
    4

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