デイリーニュース

  • 電気も援助もなし ニューヨーク、ロウワー・イースト・サイドの被災低所得者の苦境

    その多くがマイノリティーである、マンハッタンのロウワー・イースト・サイドの低所得層住民に話を聞きます。同エリアでは、近隣のコン・エディソン変電所が巨大ハリケーン「サンディ」の影響で浸水し、数千人が停電しています。ニューヨーク市や米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)からの援助の気配もない中、住民は「サンディ」がもたらした影響をデモクラシー・ナウ! のプロデューサー、ルネ・フェルツに語ります。多くの人が消火栓からバケツに水を汲み、電気もつかない階段を上るのに苦労していると言います。またジェイコブ・リース公営住宅に住む、寝たきりの老いた親の面倒をみているという人もいます。いつ停電が解消されるのかと、みな口々に聞きます。

    dailynews date: 
    2012/11/1(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 予告されていた危機:気候変動でニューヨークのインフラが危機に晒されると研究結果が警告

    巨大ハリケーン「サンディ」がニューヨーク市とそのインフラにもたらした深刻な被害について、必ずしも皆が驚いているわけではありません。ニューヨーク市は10年以上前から地球温暖化の影響について注目していたと語る、「ニューヨーク市気候変動パネル」(The New York City Panel on Climate Change)共同議長シンシア・ローゼンツヴァイクに話を聞きます。ローゼンツヴァイクは、ニューヨーク州の橋や下水設備、公衆衛生や農業などの「重要な設備」に気候変動がどのように影響するかをまとめた2011年の報告書の主筆を務めました。ローゼンツヴァイクは、NASAのゴダード宇宙科学研究所の上級研究者として気候変動の影響研究グループの代表です。「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC/The Intergovernmental Panel on Climate Change)データ調査委員会でのローゼンツヴァイクの業績は、IPCCが2007年にアル・ゴアと共にノーベル平和賞を受賞したことでも認められました。

    dailynews date: 
    2012/11/1(Thu)
    記事番号: 
    1
  • サンディからの復興開始 FEMAと緊急援助の廃止を公約したロムニーに注目集まる

    米東部海岸部はスーパーストームと呼ばれる史上最大の大西洋熱帯低気圧サンディからの困難な再建の歩みを始めましたが、ここでは非常事態への対応と連邦政府の援助の役割について考えます。大統領選挙まで最後の追い込みの最中に、災害後の清掃・復興の取組みが始まっています。2011年に行われた共和党予備選討論会で、ミット・ロムニー候補は連邦緊急事態管理庁(FEMA)の廃止とその業務の州政府移管あるいは民間委託を公約しました。30日、ロムニーは、もし大統領になったらFEMAを廃止するのかという複数の問い掛けに無言を貫きました。マザー・ジョーンズ誌のティム・マーフィー記者と、憂慮する科学者同盟(UCS)の気候調査分析担当部長補ブレンダ・エクワーゼルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/31(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ベインポート50日目:ベイン所有の工場労働者たち ロムニーに仕事を中国に移さぬよう請願

    イリノイ州フリーポートで抗議を続けるベインポート野営地から生放送します。共和党大統領候補ミット・ロムニーがかつて経営していたベイン・キャピタル所有のセンサタ・テクノロジーズの労働者たちが、彼らの仕事を中国へ移すという計画に抗議する野営は50日目に入りました。工場を中国へ移さないでほしいという労働者たちの訴えはロムニーに聞き届けられていませんが、大統領選を目前に控えベインポートは全米の注目を浴びています。10月第4週に労働者たちがセンサタ工場で抗議行進を行った際、ジェシー・ジャクソン師ら14人が逮捕されました。その翌日には工場労働者数人が職場放棄をしてこの抗議に対する管理部門の対応に抗議しました。3人のセンサタ工場の労働者に話を聞きます。ジョアン・ペニソンは2人の子供を持つシングルマザーで、ボニー・ボーマンはこの工場で23年間働いてきました。トム・ゴールラップの工場勤務年数は33年です。加えて、全米鉄鋼労働組合のレオ・ジェラード委員長にこのベインポート労働者たちを支援する理由を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/31(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 地球温暖化とサンディ:海水温度の上昇が記録的嵐の原因 数百万人が電気なし生活

    ハリケーン・サンディが直撃した後、米東部では15州にわたって800万人が停電生活を余儀なくされています。 サンディはこの地域を襲った最も壊滅的な嵐の1つです。この嵐による米国での死者は55人に上りさらに増えると見られています。またカリブ海諸国ではハイチだけでも51人が亡くなるなど、少なくとも計69人が死亡しました。ニューヨーク州ではロングアイランドでまだ90%が停電中。マンハッタンのダウンタウンなどニューヨーク市内の各地でも電気が途絶えたままです。このサンディと地球温暖化の関連を再び探ります。憂慮する科学者同盟(Union of Concerned Scientists(UCS))の気候調査分析担当部長補ブレンダ・エクワーゼルに話を聞きます。技術的な問題で残念ながらインタビュー時間が短くなっています。

    dailynews date: 
    2012/10/31(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 1821年以来最悪の暴風雨 たくましいニューヨーク市民についてビル・マッキベンが語る

    マンハッタン南東部のイースト川沿いの地域を「川の一部」に変えてしまった洪水に対処するニューヨーク市民について、長年環境保護活動をしてきたビル・マッキベンの印象を聞きます。マッキベンは350.orgの共同創立者です。彼の最新記事は、ガーディアン紙に掲載さた"Hurricane Sandy Has Drowned the New York I Love"(『ハリケーン・サンディ 我が愛するニューヨークを沈める』)です。ハリケーン上陸前の29日、マッキベンは当番組で「もし警鐘があるとするなら、これがそうだ」と語っていました。

    dailynews date: 
    2012/10/30(Tue)
    記事番号: 
    8
  • 気候変動の影響を受けるのは 異常気象で故郷を追われた貧困層や移民

    3回にわたる米大統領候補討論会で全く言及されなかった気候変動問題について、団体「平和蜂起」のヘニア・ベラリアにさらに話を聞きます。「私たちが気候問題を社会正義の問題だと何度も繰り返すのは、この、際限なく大きくなり続けている米国経済という機械が、限られた資源で成り立っている地球上で成長し続けるために、かつては独立していた他国の経済を破壊し、そこで暮らしていた人々を家から追いだしよその土地へ追い立てているのを目にするからこそです。」とベラリアは言います。こうして米国にたどり着いた移民たちは、多くの場合、地球温暖化に立ち向かう政治的な勇気を持たない指導者たちによって、スケープゴートにされているとベラリアは続けます。

    dailynews date: 
    2012/10/30(Tue)
    記事番号: 
    7
  • 目撃者が語る 自由の女神の足元、ブルックリン、レッドフック地区の洪水 

    海抜が約10フィート(約3m)もあるにもかかわらず、洪水の危険があるとして住民が避難したニューヨーク港に近接するブルックリンのレッドフック地区の最新情報をお届けします。「29日夜、高潮がこの地域一体に流れ込みました」とこの地区に住むデモクラシー・ナウ!ソーシャル・メディア部門責任者のジェシカ・リーは語ります。彼女によれば、少なくとも高さ5フィートはある水が、車道の車を続々と歩道に押し流しました。その結果、あちこちが石油に覆われているといいます。

    dailynews date: 
    2012/10/30(Tue)
    記事番号: 
    6
  • 欧米諸国で気候変動否定論者に立ち向かう教授「非在来型燃料」の探索

    100の都市を巡る、「声なき多数のためのツアー」(Silenced Majority Tour)を敢行中の、デモクラシー・ナウ!司会者のエイミー・グッドマンが、ユタ州ソルトレイクシティでユタ大学の経済学教授ハンズ・アーバーに話を聞きます。彼は、強い石油ロビーと石炭ロビーが存在する米国内と、「8割がたのひとが気候変動は問題とみなしているのに積極的に立ち向かう気がない」欧州諸国において、気候変動否定論者に対し積極的な反論を行っています。

    dailynews date: 
    2012/10/30(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 巨大ハリーケーン「サンディ」による水位上昇でオイスタークリーク原発が非常事態宣言

    全米の70の原子力発電所でプロジェクトをまとめていた経験を持つ原子力産業界の元幹部アーニー・ガンダーセンから、オイスタークリーク原発とインディアンポイント原発の安全状況について最新情報を聞きます。彼によれば、オイスタークリーク原発はニュージャージー州を横断した「サンディ」の中心部が通過した地点に近接しており、嵐で上昇した満ち潮が原子炉を冷却する水ポンプを水没させるまであと6インチ(約15センチ)に迫ったことを受け、非常事態を宣言せざるをえなかったといいます。ガンダーセンは、発電所の多くは設計が古い部分があるために再評価が必要で、配電網が停電する中、数日中に操業停止になる可能性もあると言います。

    dailynews date: 
    2012/10/30(Tue)
    記事番号: 
    4

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