デイリーニュース

  • 独立記念日特別番組 「勝利を我らに」 フォーク界のシンボル 活動家ピート・シーガー

    2014年の始めに、著名なフォークシンガーで活動家のピート・シーガーが、94歳で亡くなりました。現代アメリカのフォークミュージック運動を生み出す一助となった人物として、シーガーは70年近くにわたり、音楽や政治のシンボルでした。1940年代にウディ・ガスリーと共にアルマナック・シンガーズというバンドで演奏活動を行った後、ウィーバーズというバンドを結成。1950年代には、ジョセフ・マッカシー上院議員の政治的魔女狩りに反対し、下院非米活動委員会で証言を拒否したことで投獄されかけました。シーガーは公民権活動家として突出した存在になり、運動を代表する曲「勝利を我らに」(We Shall Overcome)を広めるのに一役買いました。また、ベトナム戦争に声高に反対し、歌で体制に抗議する同世代の歌手たちに刺激を与えました。彼はその後、環境運動と反核運動の中心的存在になりました。2009年にはバラク・オバマの1期目の米大統領就任式で、ブルース・スプリングスティーンと共にリンカーン記念館の階段でウディ・ガスリーの「我が祖国」を歌いました。本日は、2013年と2004年に行ったシーガーのインタビューからハイライトを再放送します。

    dailynews date: 
    2014/7/4(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「奴隷にとっての独立記念日」 フレデリック・ダグラスの歴史的演説をジェイムズ・アール・ジョーンズが朗読

    7月4日の米独立記念日の特別番組をフレデリック・ダグラスの言葉で始めましょう。1818年頃、奴隷として生まれたダグラスは奴隷解放運動の主要な指導者になりました。1852年、7月5日、彼はニューヨーク州のロチェスターのロチェスタ-婦人奴隷反対協会で、「黒人にとっての独立記念日の意味」という最も有名な演説のひとつを行いました。歴史家ハワード・ジンの名著Voices of a People's History of the United States (『民衆のアメリカ史の声』)のパフォーマンス・イベントで、俳優のジェイムズ・アール・ジョーンズが行った朗読をお届けします。まず、ジンがジョーンズを紹介するシーンからスタートです。

    dailynews date: 
    2014/7/4(Fri)
    記事番号: 
    1
  • デニス・クシニッチ イラク危機 米国が政治的に多様なスウェーデンから学べることを語る

    様々な政治的思想の人々が集まるスウェーデンの政治フェスティバル「アルメダレン・ウィーク」(Almedalen Week)を視察に訪れた、元米下院議員で大統領選出馬経験もあるデニス・クシニッチにインタビューしました。クシニッチは、米国にもこのように包含的な政治プロセスが必要だと語ります。「ここでは多くの異なる政治的信念の代表に出会えます。米国では政治は単一的です」とクシニッチは言います。「米国にもこのような考え方を呼び起こす必要がありますし、そのためには比例代表制もひとつの手でしょう」イラク危機に対しては「われわれが経験から学んだことがあるとすれば、干渉主義に将来性はない、ということです」と言います。クシニッチは1997~2013年まで米下院議員を務め、2008年と2012年の大統領選に出馬しました。

    dailynews date: 
    2014/7/3(Thu)
    記事番号: 
    5
  • スウェーデンの「フェミニスト・イニシアティブ党」はどうやって 同種の政党で初の欧州議会入りを果たしたのか

    5月、スウェーデンの「フェミニスト・イニシアティブ党」(Feminist Initiative party)は、フェミニスト政党としては歴史上はじめて、欧州議会で一議席を獲得しました。同党の共同創設者で元スウェーデン議会議員のグドルン・シャイマンに話を聞きます。シャイマンは同党の焦点となる、気候変動、人種差別反対、そして個人的に親密なもの同士の間の暴力と国際関係における暴力の関連について語ります。「家父長制構造は世界共通ですし、それは社会にも、親密な人間関係にも、労働市場にも表れています」とシャイマンは言います。「私たちは暴力を禁止しなくてはなりませんし、暴力の役割は常にコントロール、そして権力と繋がっているのだと理解せねばなりません」

    dailynews date: 
    2014/7/3(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 世論調査で躍進のスウェーデンの左派党 温暖化対策と民営化阻止に焦点

    スウェーデンのユニークな政治フェスティバル「アルメダレン・ウィーク」(Almedalen Week)の現場から放送をお送りしています。同国の「左派党」(Left Party)議長で、スウェーデン議会の議員でもあるジョナス・スイェステッド議員に話を聞きましょう。スイェステッドは左派党を、労働運動にルーツを持ち、気候変動と民営化阻止に取り組む、現代的な社会主義左派政党だと説明します。「スウェーデンはとくに教育制度、ヘルスケア、高齢者向け住宅の分野において、民営化の実験場のようになりました」とスイェステッドは言います。「このような福祉事業において、すべての営利企業を排除したいのです」

    dailynews date: 
    2014/7/3(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ネオナチが集会する一方で 今年の選挙による右派から左派へのシフトが予想されるスウェーデン

    スウェーデンは、地方および国政選挙もにくわえ欧州議会選挙も行われるといった「超大型選挙年」をむかえています。ここ8年間右派政権が続いてきましたが、力の均衡は赤と緑同盟、つまり同国の「左派党」(Left Party)と「緑の党」(Green Party)の同盟にシフトすると、本日のゲストは語ります。「大勢の人々の様々な問題がかかっているのです」とスウェーデンの日刊紙「ダーゲン ETC」(Dagens ETC)の編集長アンドレアス・グスタフソンは言います。選挙での主要問題と、最近の「スウェーデン人党」(Party of the Swedes)に対する抗議運動について話を聞きます。同党は、移民に反対し、ウクライナのファシスト・グループと並んで戦闘に参加しているネオナチ政党です。

    dailynews date: 
    2014/7/3(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「最もすばらしい友人」:マンデラの元同房者 反アパルトヘイト運動を支援したスウェーデンに感謝を捧げる

    米国がアフリカ民族会議(ANC)をテロ組織と考えていたのに対して、スウェーデン政府はANCを数十年にわたり公に資金援助していました。多数の報告によれば、スウェーデンはANCを単独で経済的に支援していた最大の財源でした。スウェーデンのオロフ・パルメ首相は1986年、ストックホルムの「アパルトヘイトに反対するスウェーデン市民議会」(Swedish People’s Parliament Against Apartheid)で基調演説を行った一週間後に暗殺されました。暗殺の裏での南アフリカ政府の関わりを疑う噂が何年も飛び交いました。ネルソン・マンデラは1990年に解放された直後、出所後初の外遊先のひとつとしてスウェーデンを訪れています。スウェーデン議会での演説で、マンデラは同国が「アパルトヘイト制度と戦う国際的勢力の先頭」に立ったことに感謝の念を述べました。7月2日の晩、マンデラの側近だったアハメド・カスラダは、1週間にわたる政治フェスティバル「アルメダレン・ウィーク」(Almedalen Week)開催地、スウェーデンのヴィスビーでスピーチを行いました。カスラダはロベン島での18年を含む、26年を刑務所で過ごしました。

    dailynews date: 
    2014/7/3(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 監禁から2年 スウェーデンはアサンジ事件の提訴を解決するか? スウェーデンの外相 コメントを拒否

    スウェーデン外相のカール・ビルトはウィキリークス創立者ジュリアン・アサンジについてのデモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンによる質問に答えることを拒否しました。アサンジは性犯罪の申し立てに対しスウェーデンより尋問を迫られています。先日アサンジの代理人たちは、スウェーデン政府にロンドンのエクアドル大使館で2年間の監禁を強いられているアサンジへの令状を取り下げるよう要請しました。アサンジはスウェーデンに戻ることにより、最終的にアメリカに送還され起訴されることを恐れています。代理人たちはアサンジがエクアドル大使館内にいる間は礼状を強制することはできないので撤回すべきであり、スウェーデン検察はロンドンで彼に質問することを拒否していると述べています。アサンジには尋問のための令状が出されていますが、正式に起訴されているわけではありません。スウェーデンによるアサンジの処置に対し、 59の国際機関が異議を唱える報告書を国連へ提出しました。ヴィスビーで行われているアルメダレン・ウィークという政治フェスティバルで、ビルトは、これはスウェーデンの政治的な問題ではなく司法制度の問題と述べ、それに対するコメントを拒否しました。またアサンジの法律顧問ジェン・ロビンソンから、ビルトのコメントへの反応とアサンジとNSAの内部告発者エドワード・スノーデンの類似点について聞きます。

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    2014/7/2(Wed)
    記事番号: 
    5
  • スウェーデンの国会議員:「気候問題は近代的方法で解決する必要がある」

    スウェーデンの国会議員、緑の党のパー・ボーランドに気候変動、国内政治、NSAの世界的監視についてのスウェーデンからの反響、そしてウィキリークス創立者ジュリアン・アサンジと政府のこう着状態について話を聞きます。2006年にスウェーデンの国会議員として選出されたボーランドは、緑の党の金融政策スポークスマンであり、党の執行委員会のメンバーでもあります。

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    2014/7/2(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 平和の国という名声の裏で、スウェーデンは人権侵害者への主要武器輸出国

    アルフレッド・ノーベルの母国でもあるスウェーデンは、サーブ、ボルボ、スカイプという、世界的にも有名な企業を輩出した国としても知られています。しかし多くの人々が知らないのは、この国が世界でも最大の兵器製造業者であるということです。同国は国民一人当たりの武器輸出量がイスラエル、ロシアに続き世界三番目となっており、その武器の5割以上がサーブ社によって製造されています。スウェーデン政府は国際紛争に対して常に中立的な立場を保ち、平和維持と対外援助を通して支援を送っていますが、その一方でサウジアラビア、タイ、バーレーンやエジプトを含む人権侵害を続ける国の政権に、軍事兵器を送り続けています。本日は兵器工場に侵入し輸出用の武器を強打し、3回の実刑判決を受けた平和活動家マーティン・スメジェバックと、世界最古の平和団体「スウェーデン平和仲裁協会」(Swedish Peace and Arbitration Society)のアンナ・エクに話を聞きます。スウェーデンは今年初めに世界的な武器貿易条約に署名した一方、自国の法律に汚職防止条項を組み込むことに抵抗したとエクは言います。

    dailynews date: 
    2014/7/2(Wed)
    記事番号: 
    3

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