デイリーニュース

  • 「ラファでは動くものすべてが標的」:短い「休戦」中にガザを攻撃し続けるイスラエル

    イスラエルによる攻撃は28日目に入り、パレスチナ人死者数が1800人に達しました。3日、イスラエル軍はパレスチナ民間人が避難していた国連運営の学校を砲撃し、少なくとも10人が死亡しました。国連はこの攻撃を「恥ずべき」とし、国連事務総長の潘基文は「非道な犯罪行為だ」と非難しました。イスラエルによる攻撃が開始されて以来、国連運営の学校が攻撃されるのはこれで7回目です。また、ガザ地区では多くの地域で電気や水道が止まったまま約40万人が避難生活を送っており、国連は健康危機が「急速に広がっている」警告しています。72時間の停戦が1日に崩壊して以降、200人以上のパレスチナ人が死亡しています。イスラエル政府は前週末にかけ、捕まったと発表していたイスラエル軍兵士1人が、実際には戦闘で死亡していたことを認めました。イスラエルは4日未明、ラファを除くガザ地区の大半の地域での7時間の単独休戦を発表しました。ですがパレスチナ人たちは早くも、イスラエルがシャティ難民キャンプに攻撃を行い自ら設定した停戦を破ったと非難しています。ガザ市から賞受賞経験のあるパレスチナ人ジャーナリストで家族がラファにいるムハマド・オマールに話を聞きます。

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    2014/8/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • CIA 上院拷問調査へのスパイ行為を認める ブレナン長官の辞任を求める声も

    CIAのジョン・ブレナン長官に辞任を求める声があがっています。この動きは、CIAの拷問および特例拘置引き渡しプログラムを調査していた上院委員会をCIA局員がスパイしていたことを、長官が認めたことを受けたものです。この疑惑が表面化したのは今年3月、上院情報委員会のメンバーが、スタッフのコンピューターをCIA局員が違法に監視しているとおおやけに告発したためです。上院の報告書はまだ公開されていませんが、そこにはCIA局員の広範な権力濫用と議会に対する隠ぺい工作の記録が含まれていると言われています。当時、ブレナンはスパイ活動を否定し、そのような告発は根も葉もないことが早晩、明らかになるだろうと述べました。しかし、CIAの内部調査により、局員10人が加担してスパイ活動が行われたことが7月最終週に明らかになってからは、態度が豹変しました。7月最終週の週明けの状況説明でブレナンは議会に謝罪しました。オバマ政権は、ブレナンのリーダーシップに「全面的な信頼を寄せている」というオバマ大統領のことばを使い、ブレナンを支持しています。しかし、上院情報委員会の少なくとも2人の民主党メンバー、コロラド州のマーク・ユーダルと、ニューメキシコ州のマーティン・ハインリク両議員は、ブレナンの辞任を要求しています。

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    2014/8/1(Fri)
    記事番号: 
    5
  • アムネスティ・インターナショナル 「ガザで戦争犯罪が明白になる中 米国はイスラエルへの武器供与を停止すべき」

    今週(7月最終週)、イスラエル軍が国連の学校でパレスチナ人20人を殺害した日に、米国は戦車用迫撃砲と擲弾発射筒用弾薬などの弾薬をイスラエルに供与していたことを認めました。米国の代表的人権団体のひとつが米国政府に対し、「ガザでの戦争犯罪がますます明白になっている」ときに、イスラエルに武器を輸送するのは停止せよ」と呼びかけました。31日、アムネスティ・インターナショナルは、米国政府が現在行っているイスラエル向けの大量の武器供与を直ちに停止するように求めました。ガザで行われている深刻な国際法違反に手を貸すことになるからです。アムネスティの呼びかけと時を同じくして、国連の人権担当の最高責任者も米国を非難しました。「米国は、ガザでイスラエルが使用している重火器を提供してきたばかりでなく、イスラエル人をロケット弾攻撃から保護する「アイアンドーム」のために10億ドル近くも供与しましたが、ガザ住民は砲撃から身を守るものが何ひとつ提供されていません」と国連人権高等弁務官のナビ・ピレイは述べました。「米国は国際人道法および人権法に従う義務があることを忘れないようにして欲しい」。米国は、イスラエルへの最大の武器輸出国であり、他国を寄せ付けません。

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    2014/8/1(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 永続的な停戦の処方箋 封鎖解除とイスラエルに説明責任を求めることが現状維持を打破

    ガザ保健省によると、8月1日、米国と国連が支援した停戦の崩壊後にガザで死亡したパレスチナ人の数は少なくとも50人にのぼります。ハマスとイスラエルは、互いに休戦違反を非難しています。イスラエルは、拘束された兵士の救出のため大規模な作戦を開始しました。イスラエル国防軍は拘束された兵士は、ハダル・ゴールディン少尉だと公表しました。ハマスは、この兵士は休戦前に捕虜になったと言っています。7月31日に発表された72時間の停戦のあいだに、イスラエルとパレスチナの代表がカイロで協議に入る予定でしたが、戦闘の再開により協議の実現は危ぶまれています。エルサレム基金とその教育プログラム「パレスチナ・センター」の代表、ユーセフ・ムナイールに話を聞きます。「現状維持が停戦ではありません。停戦によってガザからのロケット弾は停まっても、封鎖という暴力システムは終わりません。イスラエルが日常的に銃器を用いて封鎖を強制しているのです。この暴力システムが存続する限り、それを停戦と呼ぶことはできないのです」とムナイールは語ります。

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    2014/8/1(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ガザの人権弁護士 米国は我々を攻撃する武器を提供するのでなく 我々を保護せよ

    72時間の一時停戦が崩壊し戦闘が再開されたのを受け、パレスチナ人の死者数は少なくとも1460人にのぼっています。その大半は民間人で、約6年前の「キャストレッド作戦」でのパレスチナ人の死亡者数を上回りました。イスラエル側は兵士64名が死亡したほか、イスラエル内部で民間人3名が亡くなりました。占領地のパレスチナ人の人権擁護を訴える第一人者ラジ・スーラーニが、ガザ市から番組に参加します。スーラーニはガザのパレスチナ人権センター所長で、国際人権連盟の理事。ライト・ライブリフッド賞、ロバート・F・ケネディ人権賞の受賞者です。

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    2014/8/1(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ガザ停戦崩壊 ラファで兵士が捕虜になり イスラエル軍は数十人を殺害

    ガザの一時停戦は、開始後数時間で崩壊しました。この間に、40人を超えるパレスチナ人が殺害され、イスラエル兵士1名が拘束されました。72時間の停戦開始後わずか数時間後にラファ南部でイスラエルの戦車が砲撃を行ったと伝えられています。イスラエル側はガザ停戦を最初に破ったのはハマスであり、ガザ南部からロケット弾を発射したと主張しています。一方、イスラエル軍はラファ近郊で兵士1名が拘束されたとし、所在をつきとめようと懸命な捜索を行っています。イスラエル軍の話では、この兵士はトンネル破壊作戦に従事していたところ、パレスチナ武装勢力の自爆攻撃もまじえた攻撃を受け、捕虜になりました。今週末(8月第1週末)カイロで予定されている協議は、開催が危ぶまれています。ガザからゲスト2人が番組に参加します。ラジ・スーラーニはパレスチナ人権センター所長、モハメッド・オメールは、ラファ在住で、受賞歴のあるパレスチナ人ジャーナリストです。

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    2014/8/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 鉄の天井か鉄の網か? 米資金援助を受けたイスラエルの対ミサイル防御システムの効果に疑問

    ガザで国連の管理下にある学校に対する砲撃を、米政府が非難したわずか数時間後、米国防総省は、イスラエルに対し新たに、戦車用の迫撃砲や、擲弾発射筒用弾薬を含む砲弾を提供したことを認めました。一方、米議会の議員は、イスラエルをミサイル攻撃より守る「アイアンドーム」(Iron Dome)に対する、数億ドル相当の追加予算案に取り組んでいます。米のニュースキャスター、解説者や政治家は、アイアンドームのロケット攻撃に対する制御能力を称賛してきましたが、高い評価を受ける物理学者のシオドア・ポストルは、アイアンドームが実際に機能しているという証拠はないと言います。その一部は米軍需品メーカー、レイセオン(Raytheon)社により構築されたアイアンドームは、ポストルの推定では、イスラエルに対し発射されるミサイルのわずか5パーセントしか遮断していません。マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)の科学、技術および国家安全保障政策(science, technology and national security policy)学部教授のポステルは、ミサイルおよびミサイル防御システムを含む現代戦の様々な側面の分析を専門としています。

    画像クレジット:NatanFlayer

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    2014/7/31(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ユダヤ系米国人指導者ヘンリー・シーグマン:イスラエルはパレスチナ人殺害と占領を停止すべきだ

    インタビュー第二部では、アメリカ・ユダヤ人議会(American Jewish Congress)と米国ユダヤ教議会(Synagogue Council of America)の元議長のヘンリー・シーグマンが、ガザへの攻撃、ハマスのイスラエルに対するロケット攻撃について語ります。またシーグマンは、オバマ政権が、数十年に渡る米国によるイスラエルの占領を支持する政策を転換させることで、和平実現が可能になるかもしれないといいます。1930年にドイツで生まれたシーグマンは、ナチスが権力を握ると同国を逃れ、最終的に米国に到着しました。父はユダヤ人国家を作ろうとした、ヨーロッパのシオニズム運動のリーダーでした。シーグマンはニューヨークで学び、イェシバ・トーラー・ボダスによってユダヤ教正統派のラビの資格を与えられました。現在は米国/中東プロジェクト(the U.S./Middle East Project)の会長を務めています。イスラエルの破壊を求めるハマスの憲章について、シーグマンは「ハマスとイスラエルの違いは、イスラエルは実際に(破壊政策を)実行しているところにあります。存在しないパレスチナ国家を、実際阻止している。

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    2014/7/31(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「流血はもうたくさんだ」:国連避難所砲撃で イスラエルに非難が集まる 死者数合計は1300人に

    国連の潘基文事務総長は、ガザの国連避難所に対するイスラエルの砲撃で、7月30日、パレスチナ民間人20人が死亡したたことについて「言語道断」であり「言い訳の余地はない」と非難しました。犠牲者の多くは眠っていた子どもたちでした。国連は直接イスラエル非難は行っていないものの、手元の証拠はすべて、爆撃の責任はイスラエルにあると示していると発表しています。24日前の7月4日にイスラエルがガザへの攻撃を開始して以来、国連避難所が爆撃されたのはこれで6度目となります。国連は、攻撃された避難所の位置は、攻撃前にイスラエル軍にすでに17回伝えてあると発表しています。国連によれば現在、24万人以上のパレスチナ市民が国連避難所に暮らしているといいます。それ以外にも、パレスチナ市民20万人が家を失い、いくつもの家族が固まって避難生活を送っています。「国際連合パレスチナ難民救済事業機関」(UNRWA)のスポークスマン、クリストファー・ガンネスに話を聞きます。「UNRWAは極限まできています」とガンネスは言います。「われわれのスタッフ8人が殺され、施設はどこも収容能力を越えてしまっています。難民は増えつづけていますし……。まもなく、数万人の人々がガザの路頭に迷う日もくるかもしれません。

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    2014/7/31(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米国ユダヤ人の主導的人物ヘンリー・シーグマン ガザについて語る イスラエルの夢を「無実な人々を虐殺する」ことで築くのか?

    ユダヤ系アメリカ人の指導者でありラビでもあるヘンリー・シーグマンの生い立ちを考えると、現在のガザ攻撃を通して1948年のイスラエル建国を語る彼の主張に驚くかもしれません。1978年から1994年までシーグマンは、米国ユダヤ人組織の中でも最も影響力の強い「ビッグ・スリー」と言われるアメリカ・ユダヤ人委員会(American Jewish Committee)の委員長と名誉毀損防止連盟(the Anti-Defamation League)の会長を務めました。彼はドイツでナチスが権力を握る1933年の3年前に生まれ、結局家族とともにアメリカに逃れました。彼の父親はユダヤ人国家を作ろうとしたヨーロッパのシオニズム運動のリーダーでした。ニューヨークでシーグマンは宗教学を学びイェシバ・トーラー・ボダスによってユダヤ教正統派のラビに任命され、後に米国ユダヤ教議会(Synagogue Council of America)の議長に就きました。アメリカ・ユダヤ人委員会の後、シーグマンは外交問題評議会(Council on Foreign Relations)の上級研究員になり、現在は米国中東プロジェクトの会長です。

    dailynews date: 
    2014/7/30(Wed)
    記事番号: 
    2

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