引き続きウクライナの現状と人道上の危機について話しましょう。国連によれば、この紛争で100万人以上の住民が難民となっていると言うことです。80万人のウクライナ人がロシアへ避難し、26万人がウクライナ国内で難民となりました。今日は、ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)の緊急上級リサーチャー、オーレ・ソルバンに話を聞きます。ソルバンは最近東ウクライナから戻り、HRWの報告書、"Ukraine: Rising Civilian Toll in Luhansk"(「ウクライナ: ルハーンシクで市民の死傷者が増えている」) を主執筆しました。この報告書は、ウクライナ軍とロシアに支援された武装勢力の双方が、包囲された町で多くの住民の死傷者を増やしていことについて詳しく記述しています。住民はもう何週間も、電気、ガス、水道なしの生活を強られ、食糧や燃料も不足しています。