デイリーニュース

  • 内部告発者がスパイ扱いされるオバマの「オーウェル的世界」 トーマス・ドレイク事件

    内部告発者トーマス・ドレイクは、国家安全保障局(NSA)が膨大な量の国内諜報データを適切に保全するのに予算を過剰に費やしながらも失敗したことを報道機関に漏洩したとして、スパイ罪で禁固35年の刑に処せられようとしています。「私の行った内部告発や憲法で保障された言論の自由に則った行動が、スパイ行為だなどとは、まったく思いもつかないことです」と最近の講演でドレイクは言っています。「内部告発者がスパイ扱いされる真にオーウェル的な世界の恐ろしさ」とも。ニューヨーカー誌によると、オバマ政権は彼に1917年のスパイ活動法を適用して国家安全保障情報漏洩の5件の罪状で刑事告発しています。5件というのはオバマ以前の全政権の同様告発件数の合計よりも多い数。トーマス・ドレイクの最初の公的発言となった録画から抜粋を放送し、司法省の内部告発者だったジェセリン・ラダックと話をします。

    dailynews date: 
    2011/5/18(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジェレミー・スケイヒルが語る ブラックウォーター創始者がアラブ首長国連邦で作った私設軍「キリスト教十字軍」

    アラブ首長国連邦(UAE)が軍事企業ブラックウォーターを創設した億万長者、エリック・プリンス率いる会社を雇い入れたことを認めました。ニューヨーク・タイムズによると、UAEは800人からなる外国人傭兵部隊を編成するためにプリンスの新会社リフレックス・リスポンセズ(Reflex Responses)と秘密裏に5億2900万ドルの契約を結びました。同部隊は外国からの出稼ぎ労働者たちが労働収容所内で暴動を起こしたり、アラブ世界を席巻している民主化要求運動がUAEの現体制を脅やかすようなことがあれば動員されるでしょう。プリンスはこの新部隊に関して1つの規則を設けています。それは、イスラム教徒は入れないということです。調査報道ジャーナリストのジェレミー・スケイヒルとヒューマンライツ・ウォッチのサマー・ムスカティに話を聞きます。

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    dailynews date: 
    2011/5/18(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「彼らの嘘が見抜けるようになってきた」:ミズーリ大学の教授ら、右派の組織的中傷を切り抜ける

    右派による中傷で職を追われそうになったミズーリ州の労働学の教授二人が、名誉回復を果たしました。右派のブロガー、アンドリュー・ブレイトバートが運営するウェブサイトBigGovernment.comは4月、ミズーリ大学教授のジュディ・アンセルとドン・ギルジュムの労働関係論の授業の映像を掲載しました。その映像の中で二人の教授は、労働の権利を求める闘いの中での暴力の使用を支持する多くの発言をしているように見えました。しかし、この映像は、ACORNや米国家族計画連盟、ナショナル・パブリック、ラジオ、農務省の元職員シャーリー・シェロッドにを中傷するための一連の映像同様、二人の言葉を歪曲するよう編集されていたことがわかりました。「本当にがくぜんとしました。映像の中で話しているのは自分なのに、言っていることは授業で話したことではなかったのです」と、ミズーリ大学カンザス・シティ校の労働学研究所の所長であるジュディ・アンセルは述べました。

    dailynews date: 
    2011/5/17(Tue)
    記事番号: 
    5
  • エジプトで市民に対する軍事裁判への反発高まる

    ホスニ・ムバラク前大統領を失脚させた大衆蜂起に次いでエジプト軍が政権を掌握してから3ヶ月になりますが、市民に対して広範に軍事裁判を適用していることで、エジプト軍最高評議会に対する批判が高まっています。5月9日、カイロ中心地にあるエジプト人ジャーナリスト連合で記者会見が開かれ、1月25日のカイロのタハリール広場での大規模デモが始まってから、5000人以上の市民が軍事裁判制度で有罪となり投獄されたことに人々が反対する場が設けられました。デモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クドゥースとニコール・サラザールがカイロで撮影した映像を放送します。

    dailynews date: 
    2011/5/17(Tue)
    記事番号: 
    4
  • カイロの親パレスチナデモに対する「暴力的な弾圧」で350人以上が負傷

    エジプト警察は、1948年のイスラエル建国を記念する5月15日に起きたデモを暴力的に弾圧しました。カイロのイスラエル大使館前では、警察が実弾、催涙弾、ゴム弾を群集に向けて発砲したと伝えれられ、少なくとも350人が負傷しました。一方、エジプトのホスニ・ムバラク前大統領は恩赦を求め、一部の顧問から誤った情報を提供されたとし、国家に危害を与えたことを国営放送で謝罪する予定です。カイロで取材するデモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クドゥースから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/5/17(Tue)
    記事番号: 
    3
  • パレスチナ人のナクバ(大惨事)記念日に、シリア、レバノン、ガザ国境で新しい非暴力抗議行動広がる

    パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長は、5月15日に複数のイスラエル国境での大規模デモに向けてイスラエル軍が発砲た際死亡した14人のパレスチナ人を悼んで、3日間喪に服することを宣言しました。シリア、ヨルダン、レバノンのパレスチナ難民とガザ地区の住民らがイスラエル側への進入を試みるという前代未聞の出来事でした。シリアからの約300人の難民は、国境警備隊を圧倒し、一時的にイスラエルに進入しました。一連の抗議行動は、1948年のイスラエル建国時に数十万人のパレスチナ人が自分たちの土地を追われたことを悼む「ナクバ(大惨事)の日」に行われました。5月15日にカランディア検問所での抗議行動を組織したラマラの若き指導者ファディ・クランから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/5/17(Tue)
    記事番号: 
    2
  • イスラエル軍が高速催涙ガス砲弾で米国人学生の頭部に発砲

    「私は高速メタル催涙ガス砲弾で、至近距離から撃たれました。砲弾が当たったとき、頭皮の一部が剥ぎ取られました」。25歳の米国人学生で活動家のクリストファー・ホイットマンは5月13日、ヨルダン川西岸での抗議行動に参加しているときにイスラエル軍に発砲され、重傷を負いました。発砲されたとき、ホイットマンはヨルダン川西岸で、イスラエルの分離壁に反対する週一回の非暴力抗議行動の映像を撮影していました。この抗議行動の最中、何人かのパレスチナ人も負傷しました。

    dailynews date: 
    2011/5/17(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 歌手のハリー・ベラフォンテが芸術と政治、公民権、オバマ大統領批判について語る

    伝説的なミュージシャンで俳優、そして活動家としても活躍するハリー・ベラフォンテに、人種差別との闘いや、師のポール・ロブスン、政治改革を推し進めることのできる音楽の力、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアとの親交、ハイチにおける米国の役割について話を聞きました。Sing Your Song(シング・ユア・ソング)というベラフォンテの半生を記録した新しいドキュメンタリー作品が完成しました。ジャマイカ移民の息子であるベラフォンテは、ハーレムとジャマイカの路上で育ちました。1950年代にはカリプソ音楽が流行する火付け役となり、さらにミリオンセールスのアルバムを記録した最初のアーティストにもなりました。またアフリカ系米国人ミュージシャンとして初めてエミー賞を受賞しました。こうした世界的なスターダムへ駆け上がっていくキャリアの一方で、ベラフォンテは公民権運動にも深く関わっていきました。キング牧師の親友の一人として、1963年のワシントン大行進の実行も支援しました。ベラフォンテは番組で次のように語りました。「米国の南部に足を運び地方に暮らす黒人の市民の声に耳を傾け、クー・クラックス・クラン(KKK)や人種差別に抵抗する歌を歌う人々の声を聞き、さらに最も大変な差別的状況におかれている女性たちが、これを機に状況に抗議しようと立ち上がるのに出会いました。

    dailynews date: 
    2011/5/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「アメリカでアートを創ることはそれ自体が政治声明」:グラミー賞受賞歌手スティーブ・アールが語る

    シンガーソングライターで俳優で作家のスティーブ・アールがスタジオに来てくれました。彼の芸術論を語ってもらうとともに新しいアルバムI’ll Never Get Out of This World Alive(『生きたままではこの世界から出られない』)から2曲歌ってもらいます。アールは今日、ニューヨーク市立大学法科大学院から名誉学位を授与される予定です。昨年は長年にわたる死刑廃止運動への関与で全米死刑撤廃連盟(National Coalition to Abolish the Death Penalty)からも表彰されました。「アメリカでアートを創ることはそれ自体が一種の政治声明なのだ」とアールは言います。「自分が政治的なソングライターだとは思っていない。同様に、自分が単に政治的な人間だとも思っていない」

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    2011/5/13(Fri)
    記事番号: 
    3
  • アルジャジーラの女性ジャーナリストが行方不明 シリアで拘束されイランへ強制送還された後に

    アルジャジーラの英語リポーターであるドロシー・パルバズが進行中の騒乱を取材にシリアに着いた4月29日、身柄拘束されました。彼女はアメリカ・カナダ系のイラン人です。以来、彼女は行方不明になっています。5月11日、アルジャジーラは彼女がイランに強制送還されたと報じましたが、これも彼女と直接コンタクトが取れての報道ではありませんでした。ジャーナリスト保護委員会は彼女の即時開放をイラン当局に要求しています。パルバズのフィアンセであるトッド・バーカーの姉(妹)で、2人を引き合わせたキム・バーカーに話を聞きます。キムはシアトル・タイムズ時代に同僚のパルバズに出会い、以来12年の付き合いです。キムは現在はプロプブリカの記者で、パキスタンやアフガニスタンを取材しています。「ドロシーは素晴らしいジャーナリストで、素晴らしい人間です」とキム・バーカーは語ります。

    dailynews date: 
    2011/5/13(Fri)
    記事番号: 
    2

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