米国のイラク侵攻から10年となりますが、経済学者、人類学者、政治学者、法律専門家、医師ら30人のチームによるイラク戦争の影響に関する大規模な新報告書について検証します。このThe Costs of War(『戦争のコスト』)報告書によると、兵士、軍人、警察、請負業者、ジャーナリスト、人道活動家、イラク人民間人を含むイラク戦争での死亡者総数は少なくとも18万9000人に達しています。そのうちの少なくとも12万3000人が民間人です。経済面では、同報告書によれば、2.2兆ドルが米国の納税者によって賄われていると見積もっています。この額は戦争のための借入金から生じる利子とあわせると、将来4兆ドルに達する可能性があります。同報告書の共同執筆者でボストン大学の政治学教授のネタ・クロフォードから話を聞きます。