デイリーニュース

  • 原子爆弾投下から福島まで 壊滅的な過去にも関わらず 日本は将来の核の使用を推進

    日本は世界史上最大の原子力による大参事から3周忌を迎えようとしています。2011年3月11日、マグニチュード9の大地震が東日本を直撃し破壊的な津波が沿岸を襲いました。二重の天災が東京電力の福島第一原子力発電所のメルトダウンを引き起こし、発電所から放出された放射能から逃れるため、31万5千人もの人々が避難を余儀なくされました。この福島の惨事から3年、何十万人もの国民が原子力発電に反対して街頭デモを続けています。3年後の今も、高い放射性物質が漏出し、福島での除染と原発の廃炉に向けた取り組みは困難を極めています。そしてこの取組みも管理の欠落と労働力不足で思うように進んでいません。ロイターによると、原発事故現場での労働者不足を補うため、ホームレスの人々が職業斡旋者の格好の餌食にされているという事です。この大参事の後、日本はほとんどの原子力発電所やそれに関連する事業を停止していました。しかし、安倍晋三率いる自民党は、政権を取ってからたった1週間後の2012年の12月、日本を原子力に頼らないという公約を方向転換しました。経済産業省は本日、福島での参事を引き起こした東京電力の再建計画を認定すると発表しました。東電の事業再建は今回で2回目となります。本日は、長年日本で特派員を勤めるディビット・マクニールに話を聞きます。

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    2014/1/15(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 日本のショックドクトリン:安倍内閣の右派寄りの政策 福島の大参事の後の軍国主義への移行秘密保護法の成立

    本日のデモクラシー・ナウ!は、3日間にわたる東京からの特別放送の第1日目です。日本と近隣諸国にとって重大なこの時期、安倍晋三首相の右寄りな政治的変化について取り上げます。自民党の党首として1年程前に再選を果たした安部首相は、国粋主義的思想を持ち原発政策を積極的に推し進める政治家として知られています。12月には靖国神社を参拝し国内外で物議を醸しました。戦死した日本兵を祀る靖国神社には、第二次世界大戦後、国際軍事法廷で裁かれたA級戦犯も祀られているからです。この参拝は中国と韓国を激怒させました。両国は靖国神社を日本の軍国主義の象徴とみなし、日本の首相がそれを参拝することは20世紀前半に日本が犯した残虐行為の償いを拒否するものだと主張しています。日本の原発推進へのシフトと高まる国粋主義について上智大学教授でグローバル・コンサーン研究所の中野晃一教授に話を聞きます。

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    2014/1/15(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 犬笛政治:すべての人を傷つける政策を押し通すために、政治家は隠された人種差別をいかに利用しているか

    4700万人のフードスタンプ受給者が50億ドルの予算削減に打撃を受けてから2ヶ月経ちましたが、議員らが新たな農業法案をまとめる中、さらなる削減が見込まれています。同法案は、次の10年でフードスタンプを新たに90億ドル削減し、80万以上の世帯から1ヶ月につき最大90ドルの資金援助を剥奪するものと見られています。政治家たちがこうした削減への支援や1960年代から続く似たような取り組みを勝ち取るために、いかにして人々の人種差別感覚への刺激を暗に利用してきたかを、新著Dog Whistle Politics: How Coded Racial Appeals Have Reinvented Racism and Wrecked the Middle Class(『犬笛(特定の人だけが理解できる)政治:暗号化された人種志向がいかに人種差別を作り変え、中産階級を破壊したか』の著者であるヘイニー・ロペスと検証していきます。「ディモス」(Demos)の上級研究員で、カリフォルニア大学バークレー校の法学教授であるロペスは次のように主張します。「これは中産階級全体を破壊している人種志向についての問題です。こうした種類の人種差別は多くの白人を惑わし、本当は企業利益のために働いている尽共和党員に投票させています。」

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    2014/1/14(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ウエストバージニア州の水源危機:化学物質流出の裏にある州と連邦規制における大きな落とし穴

    ウエストバージニア州の化学物質流出事件の原因フリーダム・インダストリー社の敷地は、アメリカン・ウォーター社が所有する同州最大の水処理工場からわずか1マイル上流にあります。今回の流出は、ウエストバージニア州住民16%の水道の供給源に明らかな危険があるにもかかわらず、石炭の採掘と加工に使われる危険な化学物質の同州による主導産業での規制における大きな落とし穴を露呈しました。この化学物質「4-メチルシクロヘキサンメタノール(MCHM)」は連邦または州による監視の対象となっていません。環境検査官は1991年以来、フリーダム・インダストリー社の施設を訪れていませんでした。ウエストバージニア州法では、化学物質貯蔵施設は検査を受ける必要すらないのです。同社の工場ではさらに、地下水保全計画が存在していませんでした。ディーズ・タイムス誌の労働問題記者で、15人が死亡したテキサス州ウエストでの2013年の肥料工場爆発事故など、米国内での化学物質の規制を幅広く取材しているマイク・エルクから話を聞きます。また、ウエストバージニア州からは、著名な環境活動家で消費者保護活動家のエリン・ブロコビッチからも話を聞きます。

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    2014/1/14(Tue)
    記事番号: 
    2
  • エリン・ブロコビッチ:化学物質流出後、ウエストバージニア州住民らは「見たことがないほど強く」結束している

    エルク川に化学物質が流出してから5日、ウエストバージニア州は、水道水使用禁止を部分的に解除し始めました。1月9日にフリーダム・インダストリー社が石炭の洗浄に使われる「4-メチルシクロヘキサンメタノール(MCHM)」を最大7500ガロンを水源に流して以来、30万以上の住民が飲用、料理、入浴に水道水を使うことができないでいました。州都のチャールストンを含め、多くの学校と企業が閉鎖されています。水道水使用禁止はこれまでに4つの区域で解除されましたが、州の住民のほとんどはいまだに水道水を使用できません。今回の流出以来、数十人の人々が吐き気や嘔吐、めまい、下痢、発疹、皮膚の赤みなどの症状で入院しています。著名な環境活動家で、消費者保護活動家、法律研究家のエリン・ブロコビッチから話を聞きます。3人の子を持つシングルマザーの彼女は、弁護士のアシスタントとして働きながらカリフォルニアの電力会社パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック・カンパニーを街の水源を汚染した罪で告発し、米国史上最大の集団訴訟での勝利に貢献しました。彼女の物語はアカデミー賞を受賞した映画『エリン・ブロコビッチ』の中で描かれています。現在、ブロコビッチと彼女のチームはウエストバージニア州の流出事件を調査しています。彼女は1月13日、チャールストンで対話集会を開き、地元住民たちと今回の流出について話し合いました。

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    2014/1/14(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ラシード・ハーリディー&ノーム・チョムスキー:今日の平和のため、米国はシャロンの遺した拡張政策の支持をやめるべき

    イスラエルのアリエル・シャロン元首相の死去に際し、本日は、ヨルダン川西岸地区とガザ地区を分離し、「分離壁」を建設してイスラエル入植地を防護したシャロンの政策が、現在の中東和平プロセスにいかに影響を与えているかを見ていきます。世界的に有名な反体制知識人、言語学者、作家そしてマサチューセッツ工科大学名誉教授のノーム・チョムスキーと、ココロンビア大学「アラブ研究のエドワード・サイード教授」を務めるラシード・ハーリディー、イスラエルとアラブの対立についての第一人者と広くみなされているオックスフォード大学国際関係学名誉教授のアヴィ・シュライムの3人が参加します。「ジョン・ケリー(米国務長官)が行うべきことは、ほぼ全世界といっていいほどに国際的に極めて広く合意されている2国家設立を、国際的に認知されている境界線に基づいて行うことを、推進することです。これは全世界が支持することなのに、米国によって35年間も阻まれ続けています。われわれはその方針を転換し、全世界に加わり、ある程度の平和をもたらすかもしれない施策を実行すべきなのです」と、チョムスキーは語ります。

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    2014/1/13(Mon)
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    3
  • ノーム・チョムスキー:シャロン辞任をもたらした「サブラ・シャティーラ大虐殺」はユダヤ人による最悪の大虐殺

    イスラエルのアリエル・シャロン元首相の経歴の中で最も衝撃的な事件、サブラ・シャティーラ大虐殺を取り上げます。1982年9月16日から17日にかけて、イスラエル軍がキリスト教系民兵による難民キャンプ襲撃を許可し、2000人ものパレスチナ人が死亡しました。虐殺を調査したイスラエルの特別委員会が、当時の国防相だったアリエル・シャロンに「個人的な責任」があると結論づけたことを受け、シャロンは辞任に追い込まれました。襲撃時にサブラ難民キャンプのガザ病院に勤務していたユダヤ系アメリカ人看護師のエレン・シーゲルによる殺害の記述を紹介し、コロンビア大学「アラブ研究のエドワード・サイード教授」を務めるラシード・ハーリディーと、世界的に有名な反体制知識人、言語学者、作家でマサチューセッツ工科大学名誉教授のノーム・チョムスキーに話を聞きます。

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    2014/1/13(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキーが語るアリエル・シャロン:死人の悪口を言わない慣習が「沈黙の誓いをもたらしている」

    8年間昏睡状態にあったイスラエルのアリエル・シャロン元首相が11日、85歳で死去しました。シャロンは、イスラエルの1948年の建国以降の主な戦争の全てに関与したイスラエルの歴史上最大の政治家の1人です。パレスチナ人にとっては、シャロンはイスラエル・パレスチナ対立の歴史上最悪の政治家の1人でした。彼は入植地建設運動の父とみなされており、また、パレスチナ人とレバノン人2万人を殺害したとされるイスラエルのレバノン侵攻の立案者だったと認識されています。シャロンの遺産について世界的に有名な反体制知識人、言語学者、作家、マサチューセッツ工科大学名誉教授のノーム・チョムスキー、そしてコロンビア大学「アラブ研究のエドワード・サイード教授」を務めるラシード・ハーリディー、さらにオックスフォード大学国際関係学名誉教授のアヴィ・シュライムの3人のゲストに話を聞きます。「亡くなったばかりの人の悪口を言ってはいけないという慣習があり、それにより残念ながら沈黙の誓いのようなものがもたらされている。なぜならば良いところが何もないからだ。彼は残忍非道な人殺しでした。彼には『可能な限り偉大で力を持った、可能な限りパレスチナ人の少ないイスラエル』という彼を生涯動かし続けた固定観念がありました。彼はこの理想の実現のために紛れもなく勇気と責任を示しましたが、それは醜く恐ろしいものでした」とチョムスキーは語ります。

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    2014/1/13(Mon)
    記事番号: 
    1
  • アミリ・バラカ(1934‐2014):革命的な政治、ブラックカルチャーを形作った詩人、劇作家、アクティビスト

    1月9日、アミリ・バラカが79歳で逝去しました。本日は、番組の時間いっぱいを使って、詩人、劇作家、政治活動家で、1960年代および1970年代にブラックアーツ運動の中心的な原動力だったバラカの生涯と功績を振り返ります。バラカは1963年に、アフリカ系アメリカ人によって書かれた初めてのブラックミュージックの主要な歴史書として知られる『ブルースピープル:白いアメリカ、黒い音楽』)を出版しました。1年後の1964年には、詩集The Dead Lecturer(『死んだ講師』)を出版し、戯曲 Dutchman(『ダッチマン』)でオビー賞を受賞しました。1965年にマルコムXが暗殺された後、バラカはハーレムに移り、「ブラックアーツレパートリーシアター」を創設しました。1960年代後半には、生まれ故郷であるニューアークに戻り、政治的組織活動により多くの力を注ぎ始め、FBIから「汎アフリカ運動の米国での主導者として頭角を現す人物になると見られる」とみなされました。バラカは昨年後半に入院するまで著作と詩のパフォーマンスを続け、一連の作品は、若い世代のヒップホップアーティストやスラムの詩人たちに多大な影響を及ぼしました。バラカの長年の同志で友人だった4人のゲストが番組に参加します。ソニア・サンチェスは、高名な作家で詩人、劇作家、アクティビストです。

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    2014/1/10(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 米国が兵器を緊急支援する中 ファルージャでの新たな攻撃で イラクの宗派間闘争激増の危機

    イラク軍は、ラマディの一部も掌握したスンニ派ゲリラからファルージャ奪回に向けた攻撃の可能性に備え、街を包囲しました。戦いに巻き込まれるのを避けるため、ファルージャ市民数千名が既に避難しています。この事態と時を同じくして、「イラクとレバント地域 イスラム国家」(Islamic State of Iraq and the Levant)とよばれる武装組織をの「包括的な」駆逐のために、米国はヘルファイア・ミサイルと監視用無人機の投入量を増やしていたところでした。イラク系フランス人ジャーナリストで2003~08年にバグダッドを本拠にRoadtrip Iraq(『イラクでロードトリップ』)とFallujah: A Lost Generation?(『ファルージャ:失われた世代?』)を含む複数のドキュメンタリーを制作したフェラット・アラニと、米国務省に24年勤務しイラク駐在経験もあるベテランで、後に米のイラク政策を批判した著書We Meant Well: How I Helped Lose the Battle for the Hearts and Minds of the Iraqi People(『あれは善意だった:イラク人の心をつかみ損ねる戦いの一端を担った私』)を執筆したピーター・ヴァン・バーレンです。ヴァン・バーレンは、イラク国家再建の米の方針批判後、解雇の危機に晒されました。

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    2014/1/9(Thu)
    記事番号: 
    4

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