デイリーニュース

  • ビル・モイヤーズ 「ダーク・マネー」、投票権の侵害、どう人種差別が政治を動かしているかを語る

    本日は、著名なアナウンサーのビル・モイヤーズに、巨大で追跡不可能な「ダーク・マネー」として知られる政治献金がどのようにアメリカの民主主義の最大の脅威になっているか暴いた彼の最近の調査について話を聞きます。State of Conflict: North Carolina,(『対立する州:ノースカロライナ』)の中で、モイヤーズと彼のチームは、どのように裕福な右翼献金者が州政治に大きく影響しているかを暴きました。「ノースカロライナに限ったことではないんです。これは組織されたお金がバランスを崩して民主主義に最大の脅威になるという前触れなのです。民主主義は過剰な個人の力と欲を抑制するべきもので、もしお金によってそのバランスが崩されるであれば、大変なことになるんです」とモイヤーズは語ります。また、「モイヤーズ&カンパニー」の司会を務める彼は、投票権の確保への長い戦いについても言及しています。50年前、彼はリンドン・B・ジョンソン大統領政権時、1964年の「フリーダム・サマー(自由の夏)」運動と、ミシシッピー自由民主主義党の結成に携わっていました。モイヤーズはエミー賞を30回以上受賞しています。彼はまた、ピースコーの創設者であり、リンドン・ジョンソン大統領報道官を務め、『ニューズデイ』の発行者やCBSニュースの上級特派員でもありました。

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    2014/1/27(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 対立する州:ビル・モイヤーズが語る ノースカロライナの右翼の乗っ取りと市民の応酬

    2013年、ノースカロライナ州で1000人以上の人が「モラル・マンデーズ」と呼ばれる一連のデモに参加して逮捕されました。13週間にわたり、デモ参加者はローリーの州会議事堂で共和党議員による投票権、教育、環境、医療、女性の人権を侵害しようとする動きに立ち向かうためデモ行進を遂行しました。現在、組織者らは今までで一番大きなデモ、ローリーのモラル・マーチを2月8日に行うことを計画しています。ノースカロライナ州のデモ参加者は、最近放送されたビル・モイヤーズの番組「モイヤーズ&カンパニー」内の特集に注目しています。ドキュメンタリーState of Conflict: North Carolina(『対立する州:ノースカロライナ』)は「ダーク・マネー」と呼ばれる追跡不可能な政治献金がどのようにノースカロライナを政治に右翼側に偏らせ、どのように市民が食い止めようとしているのかを描いています。本日は、モイヤーズのレポートの一部をお送りします。また、モイヤーズにスタジオに来ていただき、調査などについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/1/27(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ロマンチックコメディ『オビアス・チャイルド 』人工中絶の画期的な映画表現

    ロマンチックコメディObvious Child (『オビアス・チャイルド』)は、ユタで開催中の今年のサンダンス映画祭でもっとも大きな話題をよんでいる作品のひとつです。主演は、「サタデイナイトライブ」の元レギュラーのジェニー・スレートで、ブルックリンで活躍するコメディアン、ドナ・スターン役を演じます。ドナはステージで性的なことや他のタブーをあけっぴろげに話します。妊娠していることがわかった時、ドナは中絶を決意します。米国では女性の3人に1人は人工中絶を受けますが、映画でこのテーマが採り上げられることはきわめてまれです。『オビアス・チャイルド』は、人工中絶をめぐる初のロマンチックコメディとして絶賛されていますが、それにとどまるものではありません。米国で人工中絶の権利を認めた画期的な判決「ロー&ウェイド」から41周年にあたる今週、監督のギリアン・ロベスピエールが番組に参加します。

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    2014/1/24(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 『偉人は私たち』米国傀儡政権に反抗して大きな代償を支払うバーレーンの活動家一家

    バーレーンを統治する王家と反対派との間で和解交渉が再開されましたが、反体制派への弾圧は続いています。2011年2月に民主化を要求する蜂起が発生して以来、バーレーン政府は、反対派への弾圧を行っています。米国の支援を受けたバーレーン王政は米国海軍第五艦隊に基地を提供しています。第五艦隊はペルシャ湾の米国海軍力を統括しています。バーレーンは、イランと直接向き合う位置にあるため、米国にとっては戦略的な重要性を持っています。サンダンス映画祭で初公開されたドキュメンタリー映画We are the Giant(『偉人は私たち』 )は、活動家一族として名高いアルハワジャ一家の目を通してバーレーンの状況を捉えます。高名な人権弁護士アブドゥルハディ・アルハワジャは、終身刑の宣告を受けて刑に服しており、その娘で積極的に発言するザイナブも現在、服役中です。番組ではマリアム・アルハワジャをゲストに迎えます。マリアムは現在、「バーレーン人権センター」の代表代理ですが、亡命を余儀なくされ海外で暮らしています。

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    2014/1/24(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 南スーダン停戦合意 新生国は石油が招く新植民地主義を切り抜けられるか

    1カ月以上にわたる武力衝突で、数千人の死者を出した南スーダンで、停戦合意が成立しました。発端はサルバ・キール大統領と元副大統領との間の政治論争でしたが、急速に民族的な衝突へと拡大し、内戦勃発が危ぶまれていました。南スーダンがいかにして現代アフリカの植民地主義の爆心地になったかを示す新作ドキュメンタリー映画を紹介しましょう。フーベルト・サウパー監督のWe Come As Friends (『友人としてやって来る』)は、あぶなっかしい自家製2人乗り飛行機の機上から、スーダンの衝突を俯瞰します。映画では、米国の投資家、中国の石油事業者、国連高官、キリスト教の伝道者たちが世界で一番あたらしい国家の「独立」を称賛しながら、それぞれの思惑に基づいてスーダンを形作ろうと格闘するようすを描きます。そこから浮かびあがるのは、文化や経済面での帝国主義がもたらす結果への辛らつな批判です。サンダンス映画祭で初上映を行ったばかりのサウパー監督に話を聞きます。

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    2014/1/24(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 写真に写った黒い顔:写真を通して文化表象を形作るアフリカ系アメリカ人たち

    アフリカ系アメリカ人コミュニティが、自分達がどのようにイメージされるかを、写真という手段を使って形作っていく様子を検証した新しい映画があります。Through A Lens Darkly: Black Photographers and the Emergence of People(『写真に写った黒い顔:黒人フォトグラファーとイメージの出現』)を制作兼監督したトーマス・アレン=ハリスは、同作中で自分の家族の歴史も披露します。アレン=ハリスはまた、関連プロジェクト「黒人家族写真デジタル読み込み巡回」(Digital Diaspora Family Road Show)の発起人でもあります。この2つは、デボラ・ウィリスの著書Reflections in Black: A History of Black Photographers, 1840 to the Present(『黒い映像:黒人フォトグラファーの歴史 1840年~現在』)にも一部インスピレーションを得ています。ウィリスは、今回のドキュメンタリーの制作も兼ねます。同作品が初公開されるユタ州のサンダンス映画祭にて、アレン=ハリス監督に話を聞きます。

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    2014/1/23(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 自由への夏:1964年ミシシッピ州で 暴力に屈することなく人種差別と戦った 公民権運動活動家たち

    1月22日、ミシシッピ州ハッティズバーグで、フリーダム・デイ50周年を記念して数百人が行進しました。1964年1月22日、ファニー・ルー・ハマー他、公民権運動活動家たちは、黒人の投票権支持のためにフォレスト群裁判所周辺を行進しました。この集会はミシシッピ州の歴史を変える1年のはじまりとなりました。数ヶ月後、公民権運動グループは「フリーダム・サマー」(Freedom Summer)を開始。州外から千人以上のボランティアが集まって有権者登録の手助けをし、「フリーダム・スクール」(Freedom Schools)と呼ばれる組織が出来上がりました。「フリーダム・サマー」より派生した、「ミシシッピ州自由民主党」(Mississippi Freedom Democratic Party)は、64年の民主党全国大会で、白人のみの同州の民主党組織の正当性に疑問を投げかけました。マイケル・シュワーナー、アンドリュー・グッドマン、ジェームズ・チェイニーの3人の公民権運動活動家が殺害されたのもこの時期でした。2014年ミシシッピ州では、この歴史的年より50周年を記念するイベントが各地で行われます。新しいドキュメンタリー映画Freedom Summer(『フリーダム・サマー』)を監督したスタンリー・ネルソンに話を聞きます。

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    2014/1/23(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「シーザー最後のハンスト」:農業労働者の命を守るために 死の危険も厭わなかったシーザー・チャベス

    全米で、公正な賃金と安全な職場環境を求める農業労働者の闘いが続いていますが、番組では伝説的な活動家シーザー・チャベスの人生を振りかえりたいと思います。1962年、チャベスは「米国農業労働者協会」(National Farm Workers Association)を創設し、これは後に「アメリカ農場労働者連合」(United Farm Workers of America)となりました。チャベスはそれから30年に渡り同団体の先頭に立ち、一連の歴史的なストライキやボイコットを組織しました。新しいドキュメンタリー映画Cesar’s Last Fast(『シーザー最後のハンスト』)では、1988年にチャベスが農場で使われる殺虫剤の危険性に注意を喚起するために行った、36日間のハンガーストライキの映像が初公開されます。同作品を監督したリチャード・レイ・ペレスに話を聞きます。ペレスの父親は、チャベスが改善しようとしていた労働環境の中で生きていた農場労働者のひとりでした。

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    2014/1/23(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「アライブ・インサイド」:アルツハイマーと痴呆症患者を癒す 音楽の不思議な力

    ヘッドフォンはアメリカにいる何百万人ものアルツハイマー患者や痴呆症患者の生活をかえることが出来るのか?サンダンス映画祭で上映された新しいドキュメンタリー映画『アライブ・インンサイド:音楽と記憶のお話』(Alive Inside: A Story of Music & Memory) は、老人ホームでiPodを用いて音楽療法を始めたソーシャルワーカー、ダン・コーエンの姿を追います。コーエンが世話をする患者の一人、90歳代のアルツハイマー患者ヘンリー・ダイヤーは、この映画の中心的人物の一人です。彼を映した映像クリップは、2012年にオンラインにアップロードされ、それから1千万回以上再生されました。このクリップは、ダイヤーが外の世界に殆ど反応を示さないところから始まります。そんな彼にヘッドフォンが渡され、大好きなキャブ・キャロウェイの音楽が流れます。そうすると、音楽が彼を活気づけ、目覚めさせ、そして昔の記憶をよみがえらせるのです。本日は、これらの抜粋を流しながら、コーエンに「音楽と記憶」プロジェクトについて、そして、この映画の監督/制作者であるマイケル・ロサト-ベネットにも話を聞きます。

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    2014/1/22(Wed)
    記事番号: 
    2
  • プライベートでの暴力: 生存者と支援者たち 暴力を被害者のせいにする家庭内暴力の風潮と闘う

    ユタ州の警察官が妻と二人の子供そして義理の母を銃殺し自らの命も絶ってから数日たちました。サンダンス映画祭で封切られた新しいHBOのドキュメンタリー映画が疫病のように全国規模で広がる、衝撃的な家庭内暴力を検証し、その暴力からの生存者と彼らの支援者の苦難に焦点を当てます。ノース・カロライナ州が舞台となった映画『プライベート・バイオレンス』(Private Violence)は、自身も家庭内暴力の生存者であるキット・グルエルが、他の被害者に手を差し伸べ、癒し、公正と社会的変化を追求して行く様子を描きます。本日はグルエルと監督のシンシア・ヒルに話しを聞きます。「アメリカでは暴力に対する感覚がとてつもなく鈍くなっているのです。そのため、女性達がよほどひどく殴られない限り、司法制度は動きません」とグルエルは言います。

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    2014/1/22(Wed)
    記事番号: 
    1

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