デイリーニュース

  • 「死刑薬物入手チーム」: オクラホマ当局者 、死刑用薬物と アメフト・チケット交換の冗談

    テキサス州は、死刑に使用される薬物ペントバルビタールの、現在の在庫の使用期限が切れる数日前に、新たに補充分を確保し、死刑囚レイ・ジャスパーの処刑を行いました。一方オクラホマ州では、死刑に必要な薬物が足りないため、2件の死刑を延期しました。死刑用薬物が不足するなか、オクラホマ州法務長官補佐はテキサス州の同僚に、大学トップ・アメフト・チーム、オクラホマ大学対テキサス大の試合の50ヤード・ライン席のチケットと引き換えなら、テキサスの薬物手配を手伝えるかもしれないと冗談を飛ばしました。コロラド・インディペンデント紙(The Colorado Independent,)が入手したメールで明らかになったこのやり取りでは、オクラホマ州が余った死刑用薬物を死亡した死刑囚の遺体に注射したことも暴露されています。同紙の編集者を務めるスーザン・グリーン記者に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/20(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 南部に広がる「モラル・マンデー運動」  ジョージアの活動家 メディケイドを拒否する共和党に対し立ちあがる

    南部に広がりつつある高まる草の根運動が、3月第4週に行った集会の掛け声は、「即メディケイド拡張を!」というものでした。3月19日、ジョージア州上院では、メディケイド(低所得者向け医療扶助制度)拡張を妨害するせいのある法案に抗議を行った40名近くが逮捕されました。ジョージア州の医療保険未加入者数は、全米全州で第5位です。医療保険制度改革(Affordable Care Act)により、さらに推定65万人にメディケイドを受ける資格が発生します。しかしジョージアは、他の共和党主導の数州と同じく、オバマケアによるメディケイド拡張を見合わせました。今回ジョージア州上院で行われた抗議活動は、ノースカロライナ州ではじまった「モラル・マンデー」(Moral Monday)運動から派生した、「モラル・マンデー・ジョージア」(Moral Monday Georgia)運動のなかでも、これまでで最大規模の集まりとなりました。マーティン・ルーサー・キング・ジュニア師の精神的ふるさとでもあったジョージア州アトランタのエベニーザ・バプティスト教会(Ebenezer Baptist Church)上級牧師のドクター・ラファエル・ワーノック師に話を聞きます。ワーノック師は19日に非暴力的市民的不服従で逮捕された、デモ隊の一員でした。

    dailynews date: 
    2014/3/20(Thu)
    記事番号: 
    3
  • DREAM法案 僅差でニューヨーク州上院通過せず アンドリュー・クオモ知事後押しせず

    ニューヨーク州上院は、無届け移民大学生への学費援助を目的とした法案を否決しました。DREAM法案として知られる、この否決法案は、幼少のころ親によって 米国に連れてこられた約8000人の大学学齢の移民に影響するはずでした。3月19日の夜、学生たちはニューヨーク市で、この結果に対する 抗議を行いました。一部の学生は、民主党のブロンクス選出の同州上院議員ジェフ・クラインが、必要な票確保を行わずに同法案を採決にかけたことに憤慨して いました。

    dailynews date: 
    2014/3/20(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 元在露米国大使「クリミア危機の裏でロシアは 数年に渡る米の「敵意に満ちた」政策に応酬している」

    ウクライナを巡るこう着状態とクリミア情勢は、冷戦終結以来最悪の東西危機を引き起こしました。米国はロシア政府関係者トップに対する制裁を課す一方、バルト海沿岸国での新たな軍事演習も発表しました。その間、モスクワ政府は、新たな米の制裁への応酬として、イラン核協議への立場変更を検討していると発表しています。緊張が高まる中、米国の最後の在ソビエト連邦大使を務めたジャック・マトロックに話を聞きます。マトロックは、ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、NATOの東方拡張からセルビアの爆撃、東ヨーロッパへの米軍事基地展開に及ぶまで、これまでの米からの敵意と見なしたことに対し応酬しているのだと語ります。

    dailynews date: 
    2014/3/20(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 福島の余波: 放射能の影響で病む米国海兵隊員 東京電力を訴える 通常の30倍以上の放射能汚染を誤報で

    福島原子力発電所のメルトダウンから三年、放射能汚染のレベルについて米国海軍へ誤解を招く情報を伝えたとして、東京電力を相手取って米国の船員や海兵隊員が裁判に訴えています。日本の大地震と津波の災害に人道的援助を行った海兵隊員の多くが、帰国後、白血病、失明、不妊、出生異常などの深刻な健康障害に見舞われています。 本日は、当時、航空母艦ロナルド・レーガンで勤務し、健康被害を抱えて東京電力に対する集団訴訟に加わった、米海軍大尉スティーブ・シモンズと、海兵隊員の弁護士チャールズ・ボナー、そしてテンプル大学東京キャンパスの社会学准教授で現代アジア研究所副所長を務めるカイル・クリーブランドに話をうかがいます。クリーブランドは震災時に交わされた福島事故についての米軍上層部の電話会話記録を公表したばかりです。この会話は米軍の司令官たちが空母ロナルド・レーガンに乗船している海軍や海兵隊の兵士たちに及ぼす危険性を認識していたことを暗示しています。

    dailynews date: 
    2014/3/19(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ニューヨーク市の黒人、ラテン系の消防団員 長期間の人種差別訴訟で和解

    ニューヨーク市で、約1500人のアフリカ系とラテン系の消防署への志願者が起こした長期間に渡る訴訟が和解で解決しました。これは国内最大の消防署の人種差別的な雇用習慣に対し、志願者たちがにニューヨーク市と司法省を相手取って起こした訴訟でした。この和解で人種差別により影響を受けた人々に約1億ドルが未払賃金として付与されることになります。この訴訟が起された2007年には、同市の人口の半分以上がアフリカ系ラテン系アメリカ人で占められているにも関わらず9割の消防隊員が白人でした。新しい合意によれば、消防署は人種の多様性を増し、市の人口構成が雇用に反映されるよう採用方針を変更する必要があります。黒人消防士グループ「ブラック消防士のバルカン組合」の元会長であり、ブルックリンのクラウンハイツ地区の消防車234の消防長、ポール・ワシントンと、この訴訟の主任弁護士であるリチャード・レヴィに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 一筋の光:解放された米国人ハイカーが語るイランでの拘束と独房監禁に反対する活動

    デモクラシー・ナウ!の特別番組の中で、サラ・ショウル、シェーン・バウアー、ジョシュ・ファタルが、イランで投獄された米国人ハイカーとしての悲惨な試練について語ります。2009年の夏にハイキングに出かけ、イラン国境付近のイラクのクルド人地区で拘束された後、バウアーとファタルは26ヶ月、現在はバウアーと結婚しているショウルは13ヶ月、投獄されていました。期間中のほとんどは独房監禁でした。3人は、新たな回顧録A Sliver of Light: Three Americans Imprisoned in Iran(『一筋の光:イランで投獄された3人の米国人』)中で彼らの物語を語っています。

    dailynews date: 
    2014/3/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • スノーデン文書 PC数百万台を「感染」させたNSAの手法、フェイスブックのサーバーになりすまし

    米国家安全保障局(NSA)がコンピューターのハッキングを世界中で大規模に拡張していることが、エドワード・スノーデンの新たな告発で示されました。コンピューターに自動的に侵入するソフトウエア──マルウエア(悪意のあるソフトウエア)の「インプラント(埋め込み)」と呼ばれる──は、以前は数百台規模を標的としたものでした。しかし、新ニュースサイトのザ・インターセプト(The Intercept)によると、NSAは「タービン(Turbine)」というコードネームの自動システムを使い、数百万台のコンピューターにこのソフトウエアを広げています。またザ・インターセプトは、NSAがフェイスブックのサーバーになりすまして、標的のコンピューターを感染させ、ハードドライブからファイルを抜き取っていることも暴露しました。本日はザ・インターセプト記者のライアン・ギャラガーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/17(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 終わりなき戦争? シリア内戦が4年目に 戦闘続くこう着状態はアサド政権に有利

    シリアのバッシャール・アサド大統領と同大統領の追放を求める反政府勢力との衝突は4年目に突入しました。英国に拠点を置くシリア人権監視団によると、シリア内戦が始まった2011年3月15日以降、シリアでは14万6000人以上が死亡しました。そのうち半数は民間人です。衝突により900万人以上が避難民となり、シリア国外で避難生活を送る難民は250万人、国内避難民は650万人となっています。数週間にわたるシリア取材から戻ってきたばかりの英紙インデペンデント中東特派員のパトリック・コウバーンに話を聞きます。

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    2014/3/17(Mon)
    記事番号: 
    2
  • クリミアが住民投票で離脱を支持 冷戦後最悪の危機に米露はどう対処する?

    クリミアで行われたウクライナからの離脱の是非を問う住民投票で、有権者らが離脱を圧倒的多数で支持したことを受けて、米政府とEUは、ロシアにクリミアを編入しないよう警告しています。クリミア当局は、住民投票で有権者の96.8%がロシアへの編入を支持したと発表しましたが、ウクライナ系の少数派住民やイスラム系タタール人の多くは自宅に残り、投票をボイコットしました。オバマ政権は、クリミアがこのまま離脱を行った場合には、ロシアに対して制裁を与えるとロシアをけん制しています。しかしロシアは、議会でクリミア住民投票を承認する採決を行うと宣言しました。15日、ロシア政府は、住民投票を無効とする米政府主導の国連安全保障理事会決議案に拒否権を行使しました。またロシア軍は、クリミアの境界のすぐ外にあるウクライナの天然ガス拠点を掌握しました。クリミア情勢は、冷戦以来最も深刻な東西関係を引き起こしました。本日は、クリミアの住民投票とその外交的影響について、戦争と平和報道研究所(Institute for War and Peace Reporting)カフカス地方編集者のオリバー・バローと、2009年からクリミアや南カフカスを取材しているフリーランス記者のニコラス・クレイトン、カーネギー・モスクワ・センター所長のドミトリー・トレーニンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/17(Mon)
    記事番号: 
    1

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