デイリーニュース

  • 抗議と「すべてのボイコット」:ロバート・ライシュが語る反トランプ抵抗運動の最初の100日の課題

    12月19日、538人の大統領選挙人が、それぞれの州の首都に赴き、ドナルド・トランプ候補を正式に米国第45代大統領にする投票を行いました。同日に全米各地で抗議行動が起こりました。トランプは、次期大統領になるために必要な270票を大幅に上回る304票を獲得しました。ライバル候補である民主党のヒラリー・クリントンは227票でした。トランプは本日(12月20日)から1カ月後の1月20日に大統領に就任する予定です。クリントン政権で労働長官をつとめたロバート・ライシュに、彼の記事"The First 100 Day Resistance Agenda"(最初の100日の抵抗課題)について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/20(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ロバート・ライシュ:7つの方法を使ってメディアをコントロールするトランプはまるで暴君

    ドナルド・トランプが最後に記者会見を開いてから本日12月20日で146日目となります。選挙人団投票がトランプを承認したところですが、番組では元労働省長官で現在カリフォルニア大学バークレー校の教授であるロバート・ライシュに話を聞きます。「民主主義は自由で独立した報道に依存しています。そのため、すべての暴君たちは、それを押しつぶそうとする」と、最近ライシュは記しました。「彼らは、7つの方法を使う。そして困ったことに、次期大統領のドナルド・トランプは、それをすでに使っている」。メディアをコントロールするために、トランプがいかに7つの方法を使っているかについて、ライシュに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/20(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 破壊的な日:ロシア大使暗殺 ベルリンのトラック突入で12人死亡 チューリヒのイスラム教寺院攻撃

    ドイツのベルリンでは現地時間の午後8時頃、トラックが時速約40マイル(約65キロ)でクリスマス市場に突っ込みました。トラックは買い物客と観光客で混雑する露店をなぎ倒し、12人が死亡、48人以上が負傷しました。ドイツ警察は23歳のパキスタン人の亡命希望者を容疑者として拘束しましたが、ベルリンの警察署長は彼らが間違った人物を拘束した可能性を認めています。一方トルコでは、ロシアの駐トルコ大使のアンドレイ・カルロフが12月19日、アンカラの美術展会場で暗殺されました。トルコ当局は、単独の銃撃犯は22歳の非番のトルコ警官だったと述べています。その男は展示室の真ん中で「アレッポを忘れるな、シリアを忘れるな」と叫びながらカルロフを射殺し、劇的な場面となりました。一方、スイスのチューリヒでは、ソマリア人の難民たちがよく訪れるイスラム教寺院で男が銃を発砲し、3人が負傷しました。この銃撃者は、その後、自殺を図ったと見られ、遺体で発見されました。こうした事件について、政策研究所(Institute for Policy Studies)の研究員であるフィリス・ベニスに、さらに詳しく話を聞きます。彼女はいくつもの本の著者で、一番最近の著書はUnderstanding ISIS and the New Global War on Terror (『ISISと新たなテロとの世界戦争を理解する』)です。

    dailynews date: 
    2016/12/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 選挙人:選挙人団の義務は不適格な扇動家の大統領就任を阻止することだ

    538人の選挙人からなる選挙人団は今日19日、米国の次期大統領を正式に選ぶための会合を行います。選挙人団のメンバーはそれぞれの州都で、次の大統領を誰にするかを決めるための投票を行います。これまでの選挙では、会合は形式にすぎないと一般的に考えられてきました。しかし今年は、ドナルド・トランプに票を入れるのを拒否するよう選挙人に呼びかける声がますます高まっています。共和党の選挙人の一人は、トランプに票を投じない意志を明らかにしており、ほかにも「不実な選挙人」(faithless electors)が共和党員から出るとの報道もあります。マイケル・ムーアは、慣例を破ってドナルド・トランプに票を入れなかった選挙人の罰金を肩代わりすることを申し出ています。ドナルド・トランプが次期大統領に就任するには、270人の選挙人の票を確保する必要があります。トランプは、総得票数では290万票差で敗れています。コロラド州の民主党選挙人を務めるポリー・バカに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/19(Mon)
    記事番号: 
    5
  • アリ・バーマン : 有権者抑圧がいかにしてノースカロライナの立法クーデターに道を開いたか

    ノースカロライナ州で16日、39人にのぼる抗議者が州議会の建物で逮捕されました。活動家らは、共和党議員たちが民主党のロイ・クーパー次期州知事の権限縮小を目的とした立法クーデターを試みているとして非難しています。クーパーは先月の選挙で現職の共和党知事パット・マクロイを1万票の僅差で破りました。先週、ハリケーン・マシュー被災者の救済を検討するために招集された州議会の特別議会で、共和党議員は数十件もの新法案を提出するという前代未聞の動きに出ました。ネイション誌上級寄稿者のアリ・バーマンに話を聞きます。バーマンの最新記事は、"North Carolina’s Legislative Coup Shows What Voter Suppression Will Look Like Under Trump"(「ノースカロライナ州の立法クーデターはトランプ政権下での有権者抑圧の青写真を示している」)です。

    dailynews date: 
    2016/12/19(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 米ユダヤ系平和団体:トランプ選出は米国の反ユダヤ主義とイスラム嫌悪を強めた

    モンタナ州では、白人至上主義者のウェブサイトが、同州ホワイトフィッシュにあるユダヤ人コミュニティに対する攻撃を呼びかけるということが起きました。呼びかけでは、ユダヤ人居住者の電話番号と電子メールアドレスが公開されています。ホワイトフィッシュは白人至上主義者リチャード・スペンサーの母親の住居があるところです。リチャード・スペンサーは、モンタナ州選出の下院議員ライアン・ジンクの内務長官就任が確定した場合、その議席をめぐる選挙への出馬を検討していると語っています。トランプは先週、ジンクを閣僚として指名しました。トランプはさらに、リチャード・スペンサーと親しいスティーブン・ミラーをホワイトハウスの上級顧問として選んでいます。「平和のためのユダヤ人の声」(Jewish Voice for Peace)代表のレベッカ・ビコマーソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/19(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ムスタファ・バルグーティ:トランプのイスラエル大使人選はイスラエル人過激派への青信号だ

    次期大統領に選ばれたドナルド・トランプは、次期駐イスラエル米国大使にデビッド・フリードマンを選びました。イスラエルとパレスチナの危機にオバマ大統領がいかに対処してきたかに目を向けます。話を聞くのは、「パレスチナ・ナショナル・イニシアティブ」リーダーで「パレスチナ立法評議会」(PLC)メンバーのムスタファ・バルグーティです。

    dailynews date: 
    2016/12/19(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 平和と二国家解決への脅威:トランプがアパルトヘイト容認のイスラエル大使を指名

    次期大統領に選ばれたドナルド・トランプは、デビッド・フリードマンを次期駐イスラエル米国大使に選んだことで、多くの人々の批判に直面しています。フリードマンは長年、「アメリカン・フレンズ・オブ・ベイト・エル・インスティテューションズ」(American Friends of Beit El Institutions)の代表を務めてきました。ヨルダン川西岸の占領地域での違法なユダヤ人入植地のために何百万ドルもの寄付金を集めてきた団体です。フリードマンは外交経験を持っておらず、ここ15年はトランプの破産専門弁護士としても仕事をしています。彼は、イスラエルのヨルダン川西岸地区におけるユダヤ人専用入植地を支持し、あからさまな国際法違反になるという事実にもかかわらず、イスラエルがパレスチナ全体を併合することは違法だとは考えないと述べています。大統領選挙期間中にもイスラエルとパレスチナの二国家解決案には反対だと述べました。「平和のためのユダヤ人の声」(Jewish Voice for Peace)代表のレベッカ・ビコマーソンと、「パレスチナ・ナショナル・イニシアティブ」リーダーで「パレスチナ立法評議会」(PLC)メンバーのムスタファ・バルグーティに詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • アンドリュー・ベースビッチ:トランプのイスラエル最優先政策は中東に更なる暴力を招く

    ドナルド・トランプは極右の破産専門弁護士デビッド・フリードマンを駐イスラエル米国大使に指名しました。多くの人は、フリードマンのイスラエル・パレスチナ和平を敵視する態度や国際法の軽視などにかんがみて、彼のような人物を駐イスラエル大使に選ぶのは前代未聞だと指摘しています。フリードマンは外交の経験が全くありません。彼はイスラエルが占領中のヨルダン川西岸地区に、ユダヤ人専用の入植地を広げていることに支持を与えており、明らかな国際法違反にもなるにもかかわらず、イスラエルがパレスチナ領域全体を併合しても違法性はないとの考えを表明しています。軍事歴史家のアンドリュー・ベースビッチに詳細を聞きます。彼の近著はAmerica’s War for the Greater Middle East: A Military History(『拡大中東圏のための国の戦争:軍事史』)です。

    dailynews date: 
    2016/12/16(Fri)
    記事番号: 
    4
  • トランプ政権の閣僚には第二次世界大戦以降で最多の軍人が指名される

    ドナルド・トランプと軍将軍について見ていきます。トランプは退役したジェームズ“マッド・ドッグ”マティス将軍を国防長官に指名しました。「狂犬」とあだ名されるマティス将軍は、オバマ政権時代に中央軍総司令官に任命されましたが、イランに対する過激な強硬方針への懸念から早期に解任されました。退役した海兵隊将軍ジョン・ケリーは国土安全保障省長官に、退役した陸軍中将マイケル・フリンは国家安全保障顧問に指名されました。フリンはイスラム教徒に敵対的な世界観を持っていることで知られており、イスラム教を「癌」と呼び、「イスラム教徒を恐れるのは当たり前」と話しています。退役した大佐でベトナム帰還兵のアンドリュー・ベースビッチに話を聞きます。彼の近著はAmerica’s War for the Greater Middle East: A Military History(『拡大中東圏のための米国の戦争:軍事史』)です。彼はボストン大学の国際関係学と歴史学の名誉教授です。

    dailynews date: 
    2016/12/16(Fri)
    記事番号: 
    3

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