デイリーニュース

  • ジョージア州恩赦委員会が恩赦を却下 9月21日にトロイ・デイビス死刑執行へ

    9月20日の番組の放送終了直前に、ジョージア州恩赦仮釈放委員会は、トロイ・アンソニー・デイビスの恩赦を却下したと発表しました。同委員会は、ジョージア州法の下で執行猶予を認める唯一の権限を持っています。デイビスは現段階で、9月21日の午後7時に薬物注射で死刑になる予定です。デイビスは、1989年の非番の白人の警官殺害事件で有罪判決を受けました。それ以来、警察関係者でない9人の証人のうち7人が証言を撤回し、デイビスと事件現場を結び付ける物的証拠はありません。アムネスティ・インターナショナル、全米有色人地位向上協会(NAACP)をはじめ多くの団体が彼の恩赦を求めています。元連邦捜査局長官のウィリアム・セッションも、デイビスが有罪かどうかのさらなる調査を求めている一人で、他にも、ローマ教皇ベネディクト16世、元米大統領ジミー・カーター、南アフリカ聖公会の大主教デズモンド・ツツらがデイビスの支援に名を連ねています。デイビスの命を救う運動を熱心に支援し続けている、公民権運動の活動家でレインボー/PUSH連合設立者のジェシー・ジャクソン師から話を聞きます。また、憲法プロジェクトの刑事司法プログラム(the

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    2011/9/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • チョムスキー:2012年大統領選の共和党候補者らは「国際社会における正気の態度の範囲外」

    MIT名誉教授ノーム・チョムスキーは、共和党の大統領候補指名争いに出馬した候補者たちの気候変動といった問題への立場を語り、候補者たちを「非常に奇妙」と呼びます。「ご存知の通り、私はずっと前からオバマ大統領の熱烈な支持者ではありません。しかし彼は少なくとも、現実世界のどこかにいます」とチョムスキーは述べ、「おそらく予備選に勝利して共和党候補者を勝ち取る可能性がとても高く、そしてもしかしたら大統領選に勝利するかもしれないペリーは、しばしば宇宙空間にいるのです」と語りました。

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    2011/9/19(Mon)
    記事番号: 
    6
  • チョムスキー:米国とイスラエルは中東に「有意義な民主主義が生まれること」に強く反対している

    今月初め、トルコ政府は、2010年のガザ向け支援船団へのイスラエル軍の攻撃に関する国連の報告書が発表された後、イスラエルの大使と上級外交官たちを追放しました。同報告書は、ガザ支援船団の旗艦マビ・マルマラ号へのイスラエルの「度を越した理不尽な攻撃」を非難しました。このイスラエルの攻撃で9人が死亡しました。一方で報告書は、イスラエルに対し遺憾の意を示す声明を出し、亡くなった人々と負傷した乗船者の家族への補償を行うよう求めました。しかしイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は謝罪を拒絶しました。MIT名誉教授ノーム・チョムスキーに、イスラエルとの長年の同盟国だったトルコとエジプトの関係と、両国の関係が崩れることがいかに「地域内でイスラエルが孤立化するために大きな影響を与える」かについて、話を聞きました。

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    2011/9/19(Mon)
    記事番号: 
    5
  • チョムスキー:NATO軍によるリビア空爆の正当性と石油の争奪

    ムアマル・カダフィ大佐の捜索は依然続いていますが、MITの名誉教授ノーム・チョムスキーはNATO軍の空爆の正当性に疑問を投げかけています。「私は、飛行禁止区域を作り、市民を保護することについては、正しさを主張できると感じていましたが、内戦に直接参加して、ほぼ全世界が支持していた可能な選択肢を損なったことについてはずっと難しいでしょう」とチョムスキーは語ります。「リビアで重要なのは、なによりもまず、この国は石油が豊富だということです。それほど悪い状況にはならないと予測できる理由もいくつかありますが、ただし、今の段階で今後の状況を予想しようとする人は、とても性急すぎる人でしょう」

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    2011/9/19(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「四方八方から発砲してきた」イエメンでデモ参加者多数が死亡

    イエメンでは、政府によるデモ隊への暴力的な弾圧が激しさを増しており、この2日間は、数か月のあいだで最悪の流血の事態となっています。少なくとも21人のデモ参加者が19日、首都サヌアで死亡しました。18日には26人が射殺され、数百人が負傷しました。デモ隊は、退陣の約束を再三にわたって反故にしているアリ・アブドラ・サーレハ大統領の、33年に及ぶ政権を終わらせるように呼びかけています。前週、サーレハ大統領は、野党に権力の座を譲るための交渉を行う権限を副大統領に与えました。このイニシアチブは湾岸6か国で形成される湾岸協力会議により提案され、1978年からイエメンを統治してきたサーレハ大統領からの平和的な権力移行を切り開くものです。首都サヌアにいる政治アナリストで「民主主義覚醒運動(Democratic Awakening Movement)」の共同創立者であるアブドルガニ・イリヤニに、イエメンの最新情報を聞きました。

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    2011/9/19(Mon)
    記事番号: 
    3
  • デイビッド・グレイバー:米国の貧困層の債務は帳消しにするべきだ

    オバマ大統領は財政健全化のため、増税や、メディケアやメディケードのような医療保険制度の削減を含む赤字削減案の骨子をまとめる準備を行っています。これに対して文化人類学者デイビッド・グレイバーは大胆な提案を行っています。それは国内の貧困層の債務を帳消しにする、というものです。「富裕層の間や政府の間での債務はいつでも再交渉の余地があり、それは世界の歴史を通じて実際に行われてきました。そうした負債は、変更できない決定事項ではないのです」とDebt: The First 5,000 Years(『債務:最初の5000年』)の著者であるグレイバーは語ります。「一般的に言って、貧困層が富裕層に債務を持つときに限って、債務は突然、『神聖な義務』となり、他の何よりも優先されるようになります。債務の再交渉が、考えられないことになるのです」

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    2011/9/19(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「ウォールストリートを占拠せよ」NY金融街で数千人がデモ、野営地を設置

    ニューヨークの金融中心地ウォール街に17日から数千人の抗議者が集まって始まった「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」と呼ばれる運動は、3日目を迎えた今日、デモ参加者が行進を行います。カイロのタハリール広場やマドリードのプエルタデルソル広場で行われた大規模な抗議運動に触発されて、数百人の参加者がこの2日間ウォール街の周辺で夜を過ごしました。デモクラシー・ナウ!のサム・アルコフが撮影した抗議行動のビデオレポートを放送し、さらにブログ「非暴力闘争の遂行」(Waging Nonviolence)の編集者ネイサン・シュナイダーに、抗議行動の最新情報を現場から報告してもらいます。また一連の抗議運動に参加した人類学者のデイビッド・グレイバーにも話を聞きました。「(エジプトとスペインでの)デモ参加者の多くは若者で、大半はそれぞれの国の教育制度をまっとうし、多額の債務を抱えて卒業してみれば、就職するのは絶望的に難しいことが分かったのです。既存体制は彼らを完全に裏切った。もし生きる価値のある社会ができるとするなら、私たちはそれを自分たちの手で生み出す必要があります」とグレイバーは語りました。

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    2011/9/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • アッティカ刑務所の反乱から40年 新発見テープが示す犠牲者多数の鎮圧を賞賛したニクソンとロックフェラー

    40年前の今週ニューヨーク州警察がアッティカ刑務所を襲い、所内の非人道的な環境に抗議して決起した囚人たちを鎮圧しました。1971年9月13日、当時のニューヨーク州知事ネルソン・ロックフェラーは武装した州警察隊に刑務所を制圧するよう命じました。警察隊はそのとき2000発以上の銃弾を無差別に発砲し、終わってみると囚人29人、刑務官10人の計39人が死亡していました。銃撃が終わってからも警察はさらに多くの囚人たちを殴打し拷問したのです。新たに明らかになった録音テープによると、当時の大統領リチャード・ニクソンは鎮圧の当日ロックフェラーと電話で話し、暴力的な鎮圧を熱心に支持していたことがわかりました。ロックフェラーも、急襲前には300人からの囚人たちが死ぬことになるかもしれないと思ったが、いずれにしても作戦執行に踏み切ったとニクソンに打ち明けていました。テープの最初から最後までニクソンは蜂起した囚人たちの人種構成を話題にし、「基本的には黒人のもの」とこの刑務所反乱を呼んでいます。ニクソンはまた、弾圧の犠牲者は全員アフリカ系だとする間違った発言を繰り返し、アッティカ蜂起の指導層は人種混成だった事実を矮小化しています。今回のこの録音テープの公開を手助けしたニューハンプシャー大学マンチェスター校の歴史学者テレサ・リンチに話を聞きます。

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    2011/9/16(Fri)
    記事番号: 
    4
  • トロイ・デイビスの姉妹が語る:「トロイのための戦いは私たちを世界に広がる大きな新しい家族にしてくれた」

    9月21日の死刑囚トロイ・デイビスの処刑を止めようという運動は彼の姉妹であるマルティナ・コレイアによって率いられてきました。彼女もいま自身の癌との戦いで命を賭けています。今日はもう1人の姉妹キンバリー・デイビスにジョージア州サバンナから電話で登場してもらい、トロイを救うための世界的活動の日について話してもらいます。「マルティナはいま病院で伏せっていますが、彼女もまだその病床から戦っています」とキンバリーは言います。「私たちが戦っているのはトロイ1人の正義のためではありません。彼の前に存在した多くのトロイ・デイビス、そしてこれからも現れるだろう未来のトロイ・デイビスの正義のためです。トロイ・デイビスのための戦いは私たちを1つの大きな家族に……世界中に広がる家族にしました。

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    2011/9/16(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 米ジョージア州のトロイ・デイビス死刑執行停止を求めて50万人以上が署名

    ジョージア州が無実の人間を処刑しようとしていると信じている人たち数千人が、その有名な死刑囚トロイ・アンソニー・デイビスを支援しようと結集しつつあります。デイビスは1989年、同州サバンナの警官マーク・マクフェイルを勤務時間外に殺害したとして有罪となりましたが、一貫して無実を訴えています。彼の一件は米国や海外の死刑反対活動家たちの関心の的になっいます。数多くの支援者には現教皇のベネディクト16世やデズモンド・ツツ大主教、ジミー・カーター米元大統領などもいます。ジョージア州最高裁はデイビスの死刑執行を来週水曜日、9月21日に予定しています。デイビスを犯人だとした警察関係者以外の9人の証人のうち7人までがその証言を覆しているほか、デイビスを犯行現場に結びつける物証は1つも存在していないのです。上訴はすでに却下されており、トロイ・デイビスの運命はほぼ、減刑権を行使して命を救えるジョージア州赦免仮釈放委員会の手にあります。15日にはデイビスへの寛大な措置を求める50万人分以上の署名を集めた嘆願書が支援者たちによって州仮釈放委員会に提出されました。デイビスの処刑を止めようとキャンペーンを行っている筆頭組織、全米黒人地位向上協会(NAACP)の会長でCEOのベンジャミン・ジェラスと話をします。いまこの時までデイビスの命をつなぎ止めてきたのは皆さんの活動にほかならない」とジェラスは言います。

    dailynews date: 
    2011/9/16(Fri)
    記事番号: 
    2

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