デイリーニュース

  • 「ホノルルを占拠せよ」:ハワイのミュージシャン、APECサミットで首脳陣に「ウォール街を占拠せよ」の歌を披露

    オバマ米大統領がハワイで前週末、世界貿易の強化を協議するAPECサミットで世界の首脳陣と会議した際、新しい貿易協定で経済格差が生じるとして「ホノルルを占拠せよ」の活動家らが抗議をしました。一方、厳重な警備のサミット会場内では、有名なハワイ出身のギター奏者のマカナが独自のデモを行いました。マカナは12日夜に開催された晩さん会で演奏を披露するために招待されました。晩さん会でマカナはジャケットの前をあけ、「Occupy with Aloha (アロハで占拠せよ)」と書かれたTシャツを披露しました。そして、予定されていたBGM演奏の代わりに、彼はその日に発表した抗議の曲を演奏しました。オバマ米大統領や中国の胡錦濤国家主席など世界各国の首脳陣が見ている中、マカナは「ウォール街を占拠せよ」運動に触発された新曲「We are the Many」を歌ったのです。「最初はあまり分からないように、気づかれないようにやりました。そして、『さぁ、来てください、ステージの周りに集まって。僕たちの怒りを声にする時が来たんです』という風になりました。それから騒動になっていないことに気づいたので、もう一度演奏したんです」とマカナは話しています。

    dailynews date: 
    2011/11/14(Mon)
    記事番号: 
    3
  • アラブ連盟、シリア資格停止へ:外国の干渉の可能性に懸念高まる

    欧州連合は14日、シリアのアサド政権のもとで起きた軍による抗議デモ参加者の殺害に関して、シリア人18人に制裁措置を取ることを決定しました。これに先だってアラブ連盟は12日、8か月にも及ぶ反政府デモへの暴力的弾圧に対し、シリアの連盟代表団に資格を正式に停止しました。ヒューマン・ライツ・ウォッチは最新の報告書で、アサド政権が4月移行に行ったとされる抗議デモ参加者の殺害が「人道に対する罪」であると批判し、国連に、シリアへの武器禁輸措置を行い、政府高官らを国際刑事裁判所で訴追するよう要求しています。今回はジョージ・メイソン大学の中東研究プログラム主任バサム・ハダドに話を聞きます。彼はシリアに対する外国の干渉に反対しており、非軍事的行動を呼びかけています。「特定の個人を対象として行われることが決まった経済制裁は効果的かもしれません。体制側の実業家らの離脱は続き、そして急増するのではと私は考えています」とハダドは話しています。

    dailynews date: 
    2011/11/14(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 潜伏中のシリア人権弁護士ラザン・ザイツーネ氏、「反体制デモは死者4000人以上に」

    シリアでは、拡大する民衆蜂起を抑えこもうとする政府の弾圧で、国連人権高等弁務官事務所の推計でこの8か月間で3500人以上の死者が出ているにもかかわらず、毎日の抗議行動が続いています。週末にかけては、数都市でゼネストが実施されました。少なくとも4133人が死亡したと主張するダマスカスの弁護士で人権活動家のラザン・ザイツーネと中継をつないでいます。「全国各地で毎日デモが続くと同時に、平均死者数も増えています。現時点では、全国各地の都市で体制側に殺害される人は、特にホムス、ハマ、イドリブを中心に1日に少なくとも30人に上っています」とザイツーネは話しています。

    dailynews date: 
    2011/11/14(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ペンシルベニア州立大学の未成年レイプ事件隠し フットボール部監督を解雇

    ペンシルベニア州立大学のフットボール部監督ジョー・パターノが9日に解雇されました。彼は米スポーツ界で最も有名な監督の1人ですが、元コーチ助手ジェリー・サンダスキーの児童性的虐待を隠蔽したとして解雇されました。同大学総長のグレアム・スパニアも解雇されました。2002年、パターノは同大学のロッカールームでサンダスキーが少年をレイプしたという目撃者の話を聞いたとされます。パターノは上司に報告はしましたが警察への通報はしませんでした。同大では他にもサンダスキーの犯したとされる一連の性的暴行に関して知っている者がいましたが、だれも警察に通報していませんでした。先週、パターノは15年にわたり8人の少年を性的に虐待したとして送検されました。その期間を通じ、サンダスキーは問題児を世話する協会を運営していました。このスキャンダルに対する学生たちの反応も、多くの人を驚かせました。9日、学生の暴動が起こったのです。それも大学がこの不祥事を隠していたことに怒ってではなく、パターノを解雇したことに抗議して、です。政治スポーツライターのデイブ・ザイリンに話を聞きます。「あの夜にペン州立大の学生たちは暴れまくり、ESPNの記者たちの頭を石で殴ったり、火をつけたりしました。そんな大暴動の末に、けっきょく逮捕者は1人もなし。

    dailynews date: 
    2011/11/11(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 「住宅を占拠しよう」差し押さえ阻止の直接行動 所有者と活動家をつなげる新たな連合

    「住宅を占拠せよ」というスローガンで知られる活動家たちの緩やかな連合体が取り組んでいる運動は、居住者の支援要請があった場合に差し押さえの危機にある住宅を占拠し、それによって立ち退きを回避しようというものです。この運動が最近、かなりの成功を収めています。ミネアポリス市在住のモニーク・ホワイトは、住んでいる家が差し押さえられることになり、「ミネアポリスを占拠せよ」の支援を求めました。現在、20人以上のメンバーが立ち退きを回避するために彼女の家に住み込んでいます。「ミネアポリスを占拠せよ」のオルガナイザー、ニック・エスピノーサと、「土地を取り戻せ」運動の中心オルガナイザーであるマックス・ラモーにも話を聞きます。ラモーは差し押さえに直面した住宅を奪還し、住み込んでしまうという直接行動を過去5年にわたり組織してきました。「銀行は実際に私たちの家を占拠しているのです」とラモーは言います。「これが途方もない運動につながっています。彼らにダブルパンチをを食わせてやる。一方では銀行の本拠地に出向いてそこを占拠し、他方では自分たちの本拠地を解放して、空っぽの住宅に人間が住めるようにする。だって、空き家のままになっているのは、企業が将来いつかその家で儲けるためだけなんだから」。

    dailynews date: 
    2011/11/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ホワイトハウスが握る決定票 デラウエア川流域に2万のフラッキング掘削ガス井を認めるか

    今週、デラウエア川流域委員会が同河川流域でフラッキング(水圧破砕法)という技法による天然ガス採掘を認める規制案を明らかにしました。デラウエア川はニューヨーク市、フィラデルフィア市、ニュージャージー州の1560万人に水を提供している川です。新規制案では同流域で約2万井のガス井の開発を認めることになります。この提案の採択は11月21日に設定されており、これをめぐって活動家たちがホワイトハウスと一戦交えるかもしれません。というのもホワイトハウスはこの委員会で1議席を持っているからで、これが可否を握る票になるかもしれないからです。フラッキングについてのドキュメンタリー映画Gasland(『ガスランド』)がアカデミー賞候補になったジョシュ・フォックスに話を聞くとともに、天然ガスのフラッキング抽出がデラウエア川流域に及ぼし得る影響についてまとめた彼の新作ビデオの抜粋も放送しましょう。

    dailynews date: 
    2011/11/11(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ナオミ・クライン環境保護の勝利を祝う キーストーンXLパイプライン工事の決定は2013年まで延期

    オバマ政権が10日、1700マイルに及ぶキーストーンXLタールサンド原油パイプライン建設工事申請に関する決定はすべて2013年まで延期すると発表したことを受け、環境保護活動家たちが勝利を宣言しています。発表があったのは、1万人以上がホワイトハウスを取り囲んでオバマ大統領に同計画を退けるよう要求してからほんの数日後のことでした。これはビル・マッキベンの350.orgとタールサンド・アクションが組織したパイプライン計画反対運動の、2度目の大行動でした。8月末から9月初めにかけてはワシントンDCで2週間の市民的不服従運動も行い、1200人が逮捕されました。「この遅延でパイプライン計画そのものが撤回されると信じています」とカナダ人作家で活動家のナオミ・クラインは言います。「もしそうじゃなく、大統領選挙後にこのパイプライン計画が再浮上してきたら、工事予定ラインに我が身を横たえて工事を阻止すると署名して誓っている人がたくさんいます」。クラインはまた「これはウォールストリート占拠運動がなければなかった勝利だと思う……話題が変わるってのはこういうことですよ」と指摘します。

    dailynews date: 
    2011/11/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • カリフォルニア大学バークレー校 大抗議集会を強権弾圧 36人逮捕

    カリフォルニア州では今週、10カ所以上のキャンパスで「占拠」運動に連帯した学生の抗議運動が起きました。カリフォルニア大学のアーバイン校、ロサンゼルス校、バークレー校などでも抗議行動があり、バークレー校では警官隊が学生たちを強制退去させ、36人が逮捕されました。パシフィカラジオKPFA局のジョン・ハミルトンが報告します。

    dailynews date: 
    2011/11/11(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 伝説的なフォーク・デュオ・クロスビー&ナッシュが1960年代から「ウォ―ル街を占拠せよ」にいたるまでの演奏録音運動について語る

    ロウワーマンハッタンの「ウォール街を占拠せよ」の野営地で演奏したほんの数日後ですが、伝説的なミュージシャンのデビッド・クロスビーとグラハム・ナッシュがデモクラシー・ナウのスタジオにライブで参加しています。彼らにとって、「ウォ―ル街を占拠せよ」は、50年にも及ぶ歴史的なキャリアの中で彼らが支持した多くの大義の中で最近のものです。クロズビーとナッシュはクロスビー、スティルズ、ナッシュ&ヤングの創設メンバーとして最も知られ、ウッドストック・フェスティバルでも演奏したスーパー・グループです。何百万枚ものレコードが売れました。クロスビーとナッシュは2度のロックの殿堂入りを受賞しています。彼らの長年のキャリアにわたり、政治が彼らの音楽に中心的な役割を果たしました。「ウォール街を占拠せよ」運動について、クロスビーは言います。「連邦議会が彼らの利益を代表していないと感じている人はものすごくたくさんいる。議会は大企業に買収されてるとね。自分たちには力がなく、割を食っていると感じているんだ。」

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    2011/11/10(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 報告:移民の両親が拘留され国外退去になる中、何千人という米国生まれの子供たちが里親施設の中で衰弱している

    米国市民権を持たない両親が拘留され国外退去処分にされることにより、何千人もの米国生まれの子供たちが里親施設送りにされている様子を検証した新たな報告書が出ました。アプライド・リサーチ・センター(The Applied Research Center)の調査、「打ち砕かれた家族たち: 移民取締りと児童福祉システムの危険な邂逅」によると、拘留されたり国外退去処分にされた両親と再会することを阻まれ、里親施設で生活する子供たちが少なくとも5,100人いることが判明しました。もし何も改善されないでいると、今後5年間に里親施設で生活を余儀なくされる子供たちがあと1万5千人出ると研究者たちは見ています。その報告書の首席調査員のセス・フリード・ウェッスラーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/11/10(Thu)
    記事番号: 
    3

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