デイリーニュース

  • 学生ローンを占拠せよ:大学が授業料を値上げする中、学生らがローン支払い拒否を呼びかけ

    11月28日、授業料の値上げと、彼らの最近の抗議行動への弾圧に腹を立てた学生が、東海岸、西海岸の両方で行動を起こしました。カリフォルニアでは、学生たちが、一連の授業料値上げと、バークレー校とデービス校での抗議行動に対する暴力的な対応に抗議して、カリフォルニア大学の理事会の会議を一時的に閉鎖しました。大規模なデモを警戒して、理事らは4つの別々のキャンパスから電話会議を行いましたが、4つのうちの3つでスローガンを唱える学生たちに直面し、場所を変えざるをえませんでした。ニューヨーク市では、ニューヨーク市立大学の評議委員らが2015年までの授業料の年次引き上げを可決した会議場の外で、数千人の学生たちが行進しました。今回の抗議行動は、2年前にカリフォルニア大学で発生し、すぐに全米中に広がった、授業料値上げと教育費削減に反対する長期的な闘いの中で一番新しいものとなります。学生の債務者らに、無料の公教育を含む多くの教育改革が施行されるまで学生ローンの支払いを拒否することを求める「“学生ローンを占拠せよキャンペーン”拒否の誓い」("OccupyStudent Debt Campaign" Pledge of Refusal)を立ち上げることを助けた2人のゲストに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/11/29(Tue)
    記事番号: 
    4
  • トウガラシスプレーの生みの親が平和的な「ウォール街を占拠せよ」抗議者らへの化学物質の使用を非難

    兵器級のトウガラシスプレーを開発した専門家カムラン・ロフマンから話を聞きます。彼は、警察がカリフォルニア大学デービス校の学生やニューヨーク市の女性抗議者、シアトルの84歳の活動家を含む全米中の「ウォール街を占拠せよ」運動の非暴力的な抗議者らに向けて、この化学物質を使ったことにショックを受けています。「映像を見て最初に頭に浮かんだことは警察でも学生でもなく、自分の子供たちが座って意見を言うだけで化学物質を噴射されてしまうということです」とロフマンは言います。彼は1980年代にFBIが兵器級のトウガラシスプレーを開発するのを助け、各警察署と協力して、その使用のガイドラインを作成しました。「今回の使用はまったく尋常ではなく、私が知るどんな部署の訓練や政策にも従っていません。80年代初頭と90年代に個人的に4000人の警官に使用の資格を与えましたが、今回のようなことは見たことがありません。だからショックを受けたのです。世間に対し、トウガラシスプレーがこんな目的のために開発されたのではないということを説明することが私の市民としての義務だと感じています」。

    dailynews date: 
    2011/11/29(Tue)
    記事番号: 
    3
  • エジプトで歴史的な選挙 軍評議会は権力を市民に移行する要求に抵抗

    エジプトは、長いこと大統領の座にいたホスニ・ムバラクを2011年初頭に追放して以来初めて行われる選挙の2日目を迎えました。エジプト国民は11月28日、初の民主的選出議会を選ぶために国中で長い列を作って待っていました。今回の選挙の直前には、少なくとも42人が死亡し、3100人以上が負傷した、11月第4週の抗議者らと警察の激しい衝突が起こりました。カイロでデモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クドゥースによって記録された、破壊的弾圧後に行われた選挙についてのビデオレポートを放送します。「我々は、我々の権利、つまり我々を代表し、我々が同意した人々によって構成される文民による大統領府評議会を求めるためにここにいます。この大統領府評議会は、この前のエッサム・シャラフ暫定政権のように軍事評議会が求めることを実行するだけの秘書のような存在ではなく、全面的な権限を持ったものでなけらばならない」と抗議者のラニア・モハメド・ファウジは言います。「我々は長い間沈黙してきました。でも今回は黙っていません。そして我々は我々の権利の全てを手に入れるのです。今回は最初のときのように、彼らがムバラクがいなくなったと聞いて、みんなが家に帰ったのとは違います。そうです、今回我々は、我々の権利の全てを手に入れるまで家には戻りません」。

    dailynews date: 
    2011/11/29(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 戦場の米国:上院の防衛法案で米市民が無期限軍事拘留に直面

    米上院は11月最終週、米政府による無期限拘留が大幅に拡大適用される結果につながる、国防省予算案を決議する予定です。国防権限法(the National Defense Authorization Act)には、軍がテロ容疑者とみなす誰でもを、世界中のどこでも、罪状も裁判もなしで投獄する権利を軍に与える条項があります。同法案は事実上、軍が“戦場”とみなす定義を、世界中のどこでも、たとえ米国内であっても拡大するというものです。同法案の起草者であるミシガン州選出の民主党上院議員カール・レビンとアリゾナ州選出の共和党上議員ジョン・マケインは、超党派の取り組みとして同法案の成立に向けてキャンペーンを行ってきました。しかし、ホワイトハウスは、国防長官のレオン・パネッタ、国家情報長官のジェームズ・クラッパー、FBI長官のロバート・ミュラーを含む高官らの後押しを得て、拒否権発動をちらつかせていました。「米議会が今回しようとしていることは、マッカーシー時代以来初めてのことです」と、番組のゲストで、上院に対し、同法案および拷問を禁止する行政命令を撤廃する別の条項に反対票を投じるよう26人の引退した軍指導者からの署名を集めたヒューマン・ライツ・ファースト(Human Rights First)のダフネ・エビエタは言います。

    dailynews date: 
    2011/11/29(Tue)
    記事番号: 
    1
  • エジプト、人民議会選挙実施へ:ジャーナリストのモナ・エルタハウィーがエジプト軍による殴打、性的暴行を語る

    エジプト系米国人ジャーナリストのモナ・エルタハウィーは23日、カイロのタハリール広場付近でエジプト治安部隊によって12時間拘束されました。拘束中、彼女は激しく殴打され、性的暴行を受けました。先日カイロから帰国したばかりのエルタハウィーが、スタジオで番組に参加します。「タハリール広場にいる多くの人たちが私のところへ来て、おでこにキスをしてくれました。私をハグして『われわれは彼らを見逃したりはしない。われわれがエジプトを取り戻すんだ』と言っていました。私はタハリール広場から数多くの愛と支援のメッセージを受け取って帰国しました。タハリール広場の精神で私の腕のけがが早く良くなりそうな気がします。これはエジプトのためなんです。人々は目を失いました。人々は殺害され、愛する人を失ったのです。私に起こった事はそれに比べて大したことではありません。私はメディアで発言することができますが、彼らはできません。だから私たちの改革は続くのだという事を世界中に伝えるために私はこの声を使おうと思うのです」とエルタハウィーは語りました。エジプト全土にわたり42人の死者と3000人の負傷者を出した9日間にわたるデモ隊と警官隊との激しい衝突の末、エジプトできょう、ポスト・ムバラク政権を選出するための初めての議会選挙が始まりました。

    dailynews date: 
    2011/11/28(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 米国支援のバーレーンが民主化デモ参加者を殺害や拷問、投獄された政治犯の妻が語る

    バーレーン政府は、今年の民主化要求デモに対する当局の弾圧で組織的な人権侵害があったことが調査で判明したことを受けて、改革を進める委員会の設立を発表しましたが、野党はこの委員会への不参加を表明しています。先週公表された500ページの報告書は、ハマド・ビン・イサ・ハリファ国王の政府が行った様々な権利侵害を明らかにしました。この委員会によると、デモ中に拘束された人は3000人近くに上り、そのうち少なくとも700人がいまだに拘束されています。また35人が2月と3月の騒乱で死亡、その後さらに11人が死亡したと思われます。一方、軍事法廷で政府転覆罪で有罪判決を受けたバーレーン人の医師と看護士20人は、現在、一般法定で再審理が行われています。バーレーン情勢についてはさらに、デモクラシー・ナウ!特派員のアンジャリ・カマトが、カイロへの取材中にバーレーンの活動家、Ala’a Shehabiさんに話を聞きました。彼女の夫は民衆蜂起が起きた際に拘束され、投獄されたバーレーン人政治犯です。

    dailynews date: 
    2011/11/28(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ、「ジャーナリズムへの多大なる貢献」で豪ウォークリー賞を受賞

    ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジは今週末、オーストラリアの2011年ウォークリー賞で、米国のピューリツァー賞に匹敵する栄誉である「ジャーナリズムへの最大の貢献」賞を受賞しました。アサンジの受賞スピーチを一部紹介し、憲法が専門の弁護士でSalon.comブロガーのグレン・グリーンウォルドに話を聞きました。また今日は、ウィキリークスが漏えいした米国務省の外交公電25万件の公開を開始し始めた「ケーブルゲート」からちょうど1年にあたります。関連ニュースとして、米軍は先日、ウィキリークスに公電を提供した罪に問われているブラッドリー・マニング陸軍上等兵の軍法会議予審を12月16日に開くことを決めました。「(マニングは)良心に従った行動で、終身刑もしくは死刑の判決を下される可能性がある」とグリーンウォルドは語ります。

    dailynews date: 
    2011/11/28(Mon)
    記事番号: 
    3
  • グレン・グリーンウォルド:オバマは「イスラム世界の体制大変革」というネオコンの夢をかなえているのか

    政治ブロガーのグレン・グリーンウォルドは最近の記事で、9.11同時多発テロから数週間後、当時の米国防長官がイラク、シリア、レバノン、リビア、ソマリア、スーダンそしてイランの体制を5年以内に変革する計画の概要を記したメモを配布していたことを、ウェズリー・クラーク元陸軍大将が職員から知らされたと回想したことについて取り上げました。クラークのコメントを一部放映し、それに対するグリーンウォルドのコメントを聞きました。「この動画を見て衝撃を受けたのは、ネオコンが政権を交代させようと計画していた7か国のリストを見ていくと、われわれの大統領は民主党でありそれゆえに新保守主義運動は無力であるはずなのに、実際には計画がほぼ果たされたことがよくわかります」とグリーンウォルドは話ます。

    dailynews date: 
    2011/11/28(Mon)
    記事番号: 
    2
  • NATO軍がパキスタン軍基地を2時間攻撃、パキスタン兵24人死亡、高まる地域の緊張

    NATO軍のヘリコプターと戦闘機が26日、辺境のパキスタン前哨基地2ヶ所を攻撃し、パキスタン軍兵士少なくとも24人が殺害されました。空爆は、アフガニスタンとの国境沿いにあるパキスタン北西部部族地域モハマンドで行われました。パキスタン側は理由もなく攻撃されたと主張しましたが、カブールに拠点がある西側当局者はNATOとアフガニスタン軍攻撃を受けたために自衛のために応戦したと主張しています。パキスタン側は対抗して26日、米国が主導するアフガニスタン駐留部隊のための必要物資搬送ルートの封鎖を行い、無人機攻撃に使われている基地からの撤退を米国に要求しました。憲法が専門の弁護士でSalon.comの政治・法律ブロガーでもあるグレン・グリーンウォルドに話を聞きました。「この地域で一体何が起きたのかわれわれは永久に知ることができないかもしれません。しかし、9.11同時多発テロ事件以降、米国が終わりのない戦争を行っていて、いまだに終わりが見えないということは明確です。それどころか、週ごとに段々エスカレートしてるように見えます」とグリーンウォルドは話しています。

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    2011/11/28(Mon)
    記事番号: 
    1
  • すべての場所を占拠せよ:マイケル・ムーア、ナオミ・クライン 企業権力に立ち向かう運動の次の一歩

    ウォール街占拠運動は、どのように「怒りの段階」から「希望の段階」へと移行し、どうやって新しい経済モデルを想像するのか? 今日のデモクラシー・ナウ!はこの問いを検討する最近の出来事からの抜粋やその他多くをお届けする特別番組です。ネイション誌とニューヨーク市のニュースクール大学が主催した「すべての場所を占拠せよ:新しい政治と企業権力に立ち向かう運動の可能性」と題したパネル・ディスカッションを放送します。登場するのはオスカー受賞映画監督で作家のマイケル・ムーア、『ショック・ドクトリン──惨事便乗型資本主義の正体を暴く』のベストセラー作家ナオミ・クライン『カラーラインズ』の発行人でアプライド・リサーチ・センターのリンクー・セン、ウォール街占拠運動のオルガナイザーであるパトリック・ブルナー、ベテラン・ジャーナリストでCome Home, America: The Rise and Fall (and Redeeming Promise) of Our Country(『戻ってこい、アメリカ:われらの国の盛衰(と回復の約束)』)の著者ウィリアム・グライダーです。

    dailynews date: 
    2011/11/25(Fri)
    記事番号: 
    1

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