デイリーニュース

  • バーバラ・エレンライクが語る自著Bright-Sided: How the Relentless Promotion of Positive Thinking Has Undermined America(『明るい側面:徹底したポジティブ・シンキング振興が米国をいかにむしばんだか』)

    バーバラ・エレンライクは新著のなかで、乳癌から職場、経済、政治全体にいたるあらゆる場面で、彼女がポジティブ・シンキング運動の破壊力と呼ぶ事象について描いています。エレンライクは本の冒頭で、彼女が2000年に乳癌と診断されて以来体験した、乳癌を取り巻く文化について書いています。彼女は、米国で広く行き渡っているポジティブ・シンキング文化の中では、乳癌患者は怒りを感じることを避け、その代わりに病気に意味を見つけ、気持ちを高めることさえ要求されると言います。彼女は「最も極端な解釈では、乳癌は全く問題ではなく、悩み事の一つにさえならない。心の底から感謝するに値する“贈り物”とまでされてしまう」と記しています。
    dailynews date: 
    2009/10/13(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 平等を求める闘い:同性愛者の人権運動の状況を検証

    民法によって定められている全ての要件において、性的少数者(LGBT)が平等な保障を受けられることを求める全国レベルでの継続的な闘いの一環として、何万もの人々が10月11日、ワシントンDCでデモ行進を行いました。このデモは、過去10年に首都で行われた同性愛者の人権運動のデモの中でも最大と言われています。弁護士で、長年にわたる同性愛者の人権運動活動家であるウルバシ・バイドから、同性愛者の人権運動の状況と、同性愛者の人権に対するオバマ政権の姿勢について話を聞きます。

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    dailynews date: 
    2009/10/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 愛には戦う価値がある」:同性愛公言禁止規則違反で除隊に直面しているイラク戦争帰還兵が同性愛者の人権を求める大規模デモを先導

    オバマ大統領は、同性愛者であることを公言している人々が兵役につくことを禁じる同性愛公言禁止(don’t ask, don’t tell)規則を撤廃することを再び誓約しました。しかし、同性愛者の活動家らは、オバマが以前の公約を遂行することも、新たな撤廃期限を提案することもしないことに不満を見せています。陸軍士官学校卒業生で、イラク戦争帰還兵のダン・チョイ中尉から話を聞きます。チョイは、同性愛者であると公言したことで米軍から除隊させられようとしています。彼は10月11日、同性愛者の人権を求める何万もの人々と共にワシントンDCをデモ行進しました。
    dailynews date: 
    2009/10/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 米国など富裕国が援助を大幅削減 地球規模の食糧危機で国連が警告 「静かに押し寄せる飢餓の津波」

    国連世界食糧計画(WFP)は、現在の世界的な食糧危機を「静かな飢餓の津波」と呼んでいます。援助の大幅な削減が進行しており、4000万人以上の人々の食糧供給に影響するとWFPは警告しています。受賞歴を持つインド人ジャーナリストで作家・活動家のデビンデル・シャルマに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/10/14(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 『丸裸に剥いて 政治、暴力、戦争』 新ジャーナリズムの旗手マーク・ダナーが語るハイチとバルカンとイラクそして拷問

    受賞ジャーナリストで作家・教授でもあるマーク・ダナーが、ハイチやバルカン半島、イラクの情勢や米国の対テロ戦争における拷問使用に関しての文章を一冊の本にまとめてこのほど上梓しました。タイトルは Stripping Bare the Body: Politics, Violence, War(『丸裸に剥いて;政治、暴力、戦争』)。ダナー本人に、いわゆる対テロ戦争での拷問について、また米国が支援した海外での人権蹂躙の事例を記録しつづけている彼の経歴について話してもらいました。
    dailynews date: 
    2009/10/14(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 上院財政委員会で可決され医療保険改革協議は非公開審議へ 公的保険オプションの運命は?

    8290億ドルを投入する医療保険改革法案が米上院財政委員会で賛成14、反対9で可決されました。上下両院の5委員会で最後まで残っていた委員会での可決です。共和党で賛成に回ったのはオリンピア・スノー議員(メーン州)だけでしたが、この包括法案は保守層からの反発が強い公的保険オプションを含んでいません。協議は今後、非公開となって上院指導者たちによる最終法案の練り上げに移ります。オンライン・ニュースサイトのファイアドッグレイク(Firedoglake.com)のジェーン・ハムシャーの分析を聞きましょう。
    dailynews date: 
    2009/10/14(Wed)
    記事番号: 
    1
  • スロベニア人哲学者、スラヴォイ・ジジェク、資本主義、医療保険改革、ラテンアメリカの「ポピュリズム」、金融危機の「茶番」を語る

    ナショナル・レビュー誌に「欧米でもっとも危険な政治哲学者」と呼ばれ、ニューヨーク・タイムズ紙が「文化評論のプレスリー」と評した、哲学者で知識人のスラヴォイ・ジジェクには、哲学、精神分析、神学、歴史、政治理論に関して50冊を超える著書があります。出版されたばかりの新著、First as Tragedy, Then as Farce(『一度目は悲劇、二度目は喜劇』)でジジェクは、米国がどのようにして9.11同時多発テロの悲劇から、彼が茶番劇と呼ぶ金融破綻に至ったのかを分析しています。

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    dailynews date: 
    2009/10/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 住宅差し押さえ件数が史上最高に昇るなか、 ウォール街のボーナス支給額 新記録の1400億ドルに達する見込み

    ダウ工業株平均株価が1年ぶりに1万ドルの大台を回復し、JPモルガン・チェースは2009年7月~9月決算期で大きな利益を発表しました。ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、米国の大手銀行と証券会社は今年、記録破りの総額約1400億ドルのボーナスを社員に支給することになりそうです。一方、一般市民の間では不動産差し押さえが史上最高を記録し、失業率は10%に達する見込みです。元金融規制当局職員でThe Best Way to Rob a Bank Is to Own One(『銀行から盗むには、銀行を所有するのが一番いい』)の著者、ウィリアム・ブラックに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/10/15(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 150年前の今日:奴隷制廃止論者ジョン・ブラウンが南部奴隷蜂起を目指してハーパーズフェリーの兵器庫を襲撃

    米ウエストバージニア、ペンシルベニア、バージニア、メリーランドの4 州が、奴隷制廃止論者のジョン・ブラウンによるハーパーズフェリー兵器庫襲撃150周年を記念して式典を開催します。本日の放送の締めくくりは、ジョン・ブラウンのことばです。彼の絞首刑を命じたバージニア州の裁判法廷に向けた弁論を俳優ハリス・ユーリンが朗読します。これはハワード・ジンの古典的名著『民衆のアメリカ史』を朗読するイベントの一部で、これに続き俳優ジェームズ・アール・ジョーンズによるフレデリック・ダグラスのスピーチの朗読もお聞き下さい。

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    ★ DVD 2010年度 第1巻 「公民権運動」に収録

    dailynews date: 
    2009/10/16(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ジャーナリストのアン・ルイーズ・バーダックが語る 旅客機・ホテル爆破事件の容疑者 亡命キューバ人ルイス・ポサダ・カリレスがいかにマイアミで自由の身で暮らしているか

    ルイス・ポサダ・カリレスは1976年に搭乗者73人全員が犠牲 になったキューバ旅客機爆破事件の首謀者としての罪に問われています。さらに彼は1997年にキューバで起きた連続ホテル爆破事件に関連していたことを公然と認めてもいます。彼は2000年、フィデル・カストロ が演説予定だった講堂を爆破する計画を立てていたとしてパナマ市で逮捕されました。これらの犯罪歴にも関わらず、ルイス・ポサダ・カリレスはいまマイアミで自由の身です。彼には来年早々、テキサスで公判が待っていますが、起訴罪状は不法入国と、ホテル爆破事件への関与について当局に虚偽の証言をしたことです。受賞歴も持つ調査報道ジャーナリストのアン・ルイーズ・バーダックの新著が、このポサダの犯罪をインサイダーの視線で報告しています。バーダックが最初にポサダをインタビューしたのは1998年で、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された詳細記事のためでした。
    dailynews date: 
    2009/10/16(Fri)
    記事番号: 
    2

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