2010年6月30日は、ベルギーによる植民地支配からコンゴが独立して50周年にあたります。1960年6月30日、独立コンゴ政府の新首相パトリス・ルムンバは植民地主義による奴隷制の終焉とコンゴの新たな出発、アフリカ大陸全体の解放を宣言しました。しかし、特に最近起きた、コンゴを代表する人権活動フロリベール・チェベヤ殺害のような、打ち続く暴力と高まる政治的抑圧が、コンゴ民主共和国独立50周年の祝祭に影を落としています。一方、隣国のルワンダでも、大方の予想では現職のポール・カガメ大統領が再選されるであろう、8月に予定されている選挙に向けて抑圧が高まっています。