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2016年8月10日(水)

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  • 共和党大統領候補のドナルド・トランプが、9日のノースカロライナ州の集会で行った発言でライバルのヒラリー・クリントンに対する暴力をあおったとして批判されています。トランプは集会で、「ヒラリーは、(合衆国憲法)修正第2条[訳注:人民が武器を所有・携帯する権利を謳っている]の廃止、実質的な廃止を求めています。彼女が最高裁判事を選ぶことになれば、皆さんにできることはありません。もっとも修正第2条の支持者にはやれることがあるかもしれませんが。どうでしょうね」と発言しました。トランプのコメントは、多くの人々からヒラリー・クリントンの暗殺を呼びかけるものと受けとられ、複数の議員や元CIA長官、ニューヨーク・デイリー・ニュース紙などから反発の声が広がっています。ニューヨーク・デイリー・ニュース紙は、「もはや冗談ではすまない。銃規制反対派によるヒラリー襲撃を示唆したことで、トランプは攻撃の域を超え、無謀に転じた。大統領選を下りるべきだ」と書きました。

  • デイビット・ケイ・ジョンストンは、フィラデルフィア・インクワイアラー紙のアトランタ市担当記者だった1980年代から、ドナルド・トランプを取材してきました。ジョンストンの新著The Making of Donald Trump(『ドナルド・トランプができるまで』)は、ニュースでほとんど取り上げられることのないトランプの一面―トランプとギャングや麻薬密売人、重罪犯らとのつながり―に注目しています。

  • ブラジルでは、米国の女子体操チームが、2位に1960年以来最大の差をつけて金メダルを獲得し、歴史的な偉業を達成しました。米国女子体操団体の5人は、米国がこれまでに五輪に送り出した中で最も人種的に多様なチームです。シモーン・バイルスとギャビー・ダグラスはアフリカ系アメリカ人です。ニュージャージー州で生まれたローラン・ヘルナンデスはプエルトリコ系、マディソン・コシャンとアリー・レイズマンは白人です。しかし米国には、シモーン・バイルスとギャビー・ダグラス、ローラン・ヘルナンデスよりはるか昔に、非白人として歴史を築いたオリンピック選手たちがいました。今日ご紹介する新作ドキュメンタリーは、ナチスドイツで1936年に行われた五輪大会に参加し、有名な陸上競技選手のジェシー・オーエンスとともに、ジム・クロウ法とアドルフ・ヒトラーに挑戦した17人のアフリカ系アメリカ人がテーマです。いまでは、1936年大会でアフリカ系アメリカ人が達成した偉業といえば、4つの金メダルを獲得したオーエンスの物語だと思われがちですが、18人の物語があったのです。作家でOlympic Pride, American Prejudice(『オリンピックのプライド、アメリカの偏見』)を監督したデボラ・リリー・ドレイパーに話を聞きます。

  • ニューヨーク州北部で70歳の囚人ジョン・マッケンジーが自殺とみられる死を遂げた事件で、州が再犯の恐れが低い高齢囚人の釈放を拒否している現状に注目が高まっています。マッケンジーは、前週に仮釈放申請を却下された後、フィッシュキル刑務所の独房で首を吊ったと報じられています。2000年に仮釈放資格を得てから10回目の仮釈放の却下でした。ベテラン弁護士で囚人の権利に長年にわたって取り組むキャシー・マンレーに話を聞きます。マンレーは、ニューヨーク州仮釈放委員会を相手取った訴訟で、ジョン・マッケンジーの代理人を務めていました。ニューヨークのスタジオには、「刑務所内の高齢者を釈放せよ」(Release Aging People in Prison: RAPP)を率いるムジャヒド・ファリドが加わります。ファリドは、最低服役期間15年の終身刑で33年にわたって服役し、2011年に釈放された後、この団体を立ち上げました。

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