オークランド市議会は、高金利スワップと呼ばれる金融取引に議会を縛り付けていたゴールドマン・サックスとの契約を終了することを満場一致で採決しました。同市は金利が上昇する1998年、市債コストを削減できるとして、ゴールドマン・サックスと同契約を結びました。しかし連邦準備銀行は2008年の金融破綻後、金利を0%近くまで下げました。その結果、ゴールドマン・サックスの利率は0.15%まで下がりましたが、ゴールドマン・サックスはオークランド市に6%近い利息を払うよう要求し続けました。同市議会は、1500万ドルの支払いなしに契約終了に合意しない限り、ゴールドマン・サックスとは取引しないよう市に求めています。議会での採決は、市職員、労働組合、占拠(Occupy)運動、地元の聖職者らによる長い運動の末にようやく行われました。「我々は直接行動を通して公共圧力を積み上げることができ、それによりこの実現が可能になりました」とサービス従業員国際組合(SEIU)1021支部の政治行動委員長で、オークランド地域をまとめるのに尽力し、市議会員で証言をしたアリサベス・アレクサンダーは語ります。「SEIU1021がスワップに取り組んだのはこれが2度目です。地域のパートナーと共にこれを続け、ウォール街と戦い続けます。この金融危機の中で自治体を利用して彼らが儲けているのは、正しいことではありません」