デイリーニュース

  • 「警官(ブルー)の命も大事」法案成立から2か月 5人の子を持つ黒人男性が警官に射殺される

    ルイジアナ州バトンルージュでは、7月5日早朝に警官に射殺された5人の子の父親アルトン・スターリング追悼に数百人が集まりました。スターリングは37歳のアフリカ系米国人でした。事件に関与した警官2人はどちらも白人です。目撃者が撮影したビデオには、射殺されたときスターリングが警官に組み伏せられていた様子が映っています。米司法省は今回の射殺事件を調査すると発表しました。スターリングが殺されたことで、バトンルージュでは2日間に渡りデモが行われたほか、6日夜にはミズーリ州ファーガソン、そして、州間高速道路676を封鎖するデモの参加者が逮捕されたフィラデルフィアでも抗議活動が行われました。ルイジアナ州下院議員テッド・ジェームズと、アーティストで活動家でもあるドニー・ローズに話を聞きます。連邦司法省による調査についてテッド・ジェームズ議員は「今回、連邦政府は記録的スピードで反応しました。悲しいのは、このような事件があまりにも頻繁に起こるので、連邦政府も州当局側も警官が黒人男性を射殺した時、どう対応するべきかを学んでしまったということです」と語ります。

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    2016/7/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「あなたは彼を4度撃った」:警察による黒人男性射殺をガールフレンドがライブ中継

    ミネソタ州セント・ポールでは、テールライトが壊れているとして停車を命じられた黒人男性フィランド・カスティルが警官に射殺された事件で、数百人が州知事官邸前での抗議に集まりました。7月6日、カスティルは、ガールフレンドのラビィッシュ・レノルズと彼女の幼い娘を乗せた車の停車を警官に命じられました。その後、警官がカスティルに対し発砲し、致命的となったこの事件直後の模様を、レノルズはフェイスブックでライブ中継しました。衝撃のビデオの中で彼女は、車中で瀕死の状態でいるカスティルとその隣にいる彼女と娘に対し、警官が銃を突きつけたままでいる様子を実況しました。全米黒人地位向上協会(NAACP)ミネソタ支部長のネキーマ・レヴィ=パウンズは、「この手の事件で、黒人の被害者や目撃者が犯罪者扱いされるのは珍しいことではありません」と言います。

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    2016/7/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 20 人が殺害されたダッカの人質立てこもり事件で脅かされるバングラデシュの政教分離の伝統

    バングラデシュでは 1 日に起き20 人が殺害された襲撃事件への服喪が続いています。首都ダッカの外交地区にあるトレンディなレストランを、爆発物や銃および刀剣を携えた武装グループが占拠し11 時間にわたる立てこもりの間に、外国人客 20 人を殺害しました。さらに、治安当局がレストランに突入し 6 人の容疑者のうち 5 人を殺害した際、警官 2 人が死亡しれました。治安当局によると、実行犯はバングラデッシュのエリート家庭出身の若者達で、その多くが国内の名門大学に通っていました。バングラデシュ最高裁判所の法廷弁護士サラ・ホセインを迎え、バングラデシュの政教分離の伝統が受けてきた脅威の歴史について聞きます。「我々は他の勢力と闘かってきました。軍隊、そしてもちろんいまも政教分離の装いのもとに現存する権威主義と闘かってきました。さらに、バングラデシュの政治プロセスを牛耳る原理主義者達と闘ってきました。こうした独自の特性を抱えていることが、我々が攻撃にさらされる理由だと思います」と、ホセインは言います。

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    2016/7/6(Wed)
    記事番号: 
    6
  • 米国の政策は変わらず:ブッシュ政権下 米国への入国を拒否されたタリク・ラマダン オバマとクリントンを批判

    2004 年、タリク・ラマダンはインディアナ州ノートルダム大学での教職を得、かつ、『タイム誌』の世界最高の思想家100人に選出されました。ところが、米国での教授を開始する 9 日前に、ブッシュ政権は米国愛国者法(PATRIOT Act)の、「テロを支持もしくは信奉する」非市民の入国を拒否する権限を米政府に与える規定を発動し、彼の査証を取り消しました。ラマダンはジョージ・W・ブッシュ時代を振り返り、オバマ大統領とヒラリー・クリントン元国務長官がブッシュの中東政策の多くをどのように引き継いできたかを検証します。

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    2016/7/6(Wed)
    記事番号: 
    5
  • タリク・ラマダン メディナの爆弾攻撃を語る:サウジ政権は地域における暴力の犠牲者ではなく加害者だ

    サウジアラビアの国王は、 4 日、メディナにある預言者ムハンマドのモスク周辺で起きた自爆攻撃の実行犯たちに対し[呵責なき措置」を取ると宣言しました。同日、武装グループは、サウジアラビア各地の3 ヶ所で自爆攻撃を行いました。聖地メディナでは預言者ムハンマドが埋葬されているとされるモスク周辺で起きた攻撃で、治安部隊の隊員 4 人が死亡しました。このモスクは、世界のムスリムにとってもっとも神聖な場所のひとつです。4 日の攻撃に関して犯行声明は出されていませんが、「イスラム国」を名乗る勢力がシーア派ムスリムとサウジアラビアの治安部隊を標的に同様な爆弾攻撃を実行したことがあります。このスンニ派ムスリムの武装グループはサウジ王政の打倒を呼びかけています。オックスフォード大学現代イスラム学教授のタリク・ラマダンにこれらの襲撃がもつ意味に関して話を聞きます。   

    dailynews date: 
    2016/7/6(Wed)
    記事番号: 
    4
  • タリク・ラマダン:イラク戦争は米国に経済的利益をもたらし中東全域を不安定に陥れた

    先週、イラク、トルコ、バングラデシュ、サウジアラビアで起きた武装グループによる襲撃で、 300 人以上が命を落としました。暴力事件は、世界中のムスリムが神聖な月「ラマダン」の終わりを告げる祝いの準備をしている中で、続発しました。イラクでは週末、人混みでわくバグダッドのショッピングセンターでの自動車爆弾による自爆で 250 人以上が殺害され、2003 年の米国による侵攻以降最大の死者を出す襲撃となりました。これを受けイラクの内務大臣が辞任し、イラク内政の不安定化がさらに高まっています。続発する襲撃と政治的混乱について、オックスフォード大学現代イスラム学教授のタリク・ラマダンを迎えて話を聞きます。ラマダンは、米国主導のイラク侵攻を始めとするイラクにおける西側諸国の政策が地域の不安定化をもたらしたとし、「その政策は米国とヨーロッパ諸国が武器を売り、なおかつ地域を牛耳るのに役だっている」と言います。

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    2016/7/6(Wed)
    記事番号: 
    3
  • タリク・アリ 英イラク参戦報告書を語る:英国を非合法な戦争に導いたトニー・ブレアは戦犯だ

    イラクが服裳 3 日目に入る中、英国では待望のイラク参戦調査報告書が発表されました。調査委員会の委員長チルコットの名をとって「チルコット・レポート」とも呼ばれる報告書は、聖書の 3 倍にあたる 260 万語で構成されています。報告書は、当時の英首相トニー・ブレアと米大統領ジョージ・W・ブッシュの間で取り交わされた私信を引用し、明確な情報を欠いていたにもかかわらずブレアが英国を参戦に追い込んでいったようすを詳述しています。例えば、ブレアは侵攻の 8 ヶ月前にブッシュに、「私はあなたの味方だ、何が起ころうとも」と書いていました。その後 2003 年 6 月、侵攻開始後 3 ヶ月足らずで、ブッシュに宛てた私信でブレアはイラクでの課題は「ほんとにすごい。我々が遂行できる状態にあるのか、まったく確信がもてない」と書きました。さらにブレアは、「もしうまくいかなかったら、地域のすべてが崩壊する」とも言及していました。英国在住のパキスタン人著述家でコメンテーターのタリク・アリを迎え、話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/7/6(Wed)
    記事番号: 
    2
  • イラク亡命者:英イラク参戦調査報告書 イラク戦争は嘘に基づいていたと確認

    イラクでは 2 日、バグダッドで車に仕掛けられた爆弾による死者数が 250 人に達し、2003 年の米国の侵攻以降、犠牲者が最大の自動車爆弾事件となりました。イラクが喪に服しているこの時期に、英国ではイラク参戦に関する待望の調査報告書が発表されました。報告書は当時の英国首相トニー・ブレアが、サダム・フセインによる脅威を故意に誇張しイラク参戦を導いたと非難しています。米国主導によるイラク制裁、侵攻および占拠への反対運動を行った、イラクからの亡命者サミ・ラマダニに話を聞きます。

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    2016/7/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「世界にとって衝撃的な脅威」:伝記作家ウェイン・バレットが語るドナルド・トランプ

    ウェイン・バレットはドナルド・トランプについて1970年代後半から報道し始めました。彼は、肺癌のために大部分の時間を自宅で過ごしながらも、現在も報道を続けています。「彼には全くトランプ・オーガナイゼーションを経営する能力などありません。彼はトランプ・オーガナイゼーションを経営するのにふさわしくありません。したがって、彼はもちろん米国を経営するのにふさわしくありません」とバレットは言います。「彼は米国にとっての危険を象徴するだけでなく、我々が世界に及ぼす影響力の大きさを考えれば、世界にとって本当に衝撃的な脅威なのです。私は今は多くの時間、病床にいますが、彼は私をここから奮い立たせます」。

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    2016/7/5(Tue)
    記事番号: 
    6
  • トランプの非公式伝記作家ウェイン・バレット:「彼の妻たちの扱い方は、たたただ嘆かわしい」

    2016年の大統領選キャンペーンの間中、ドナルド・トランプは、フォックス・ニュースの記者メーガン・ケリーが厄介な質問をしたのは彼女が生理中だったからとほのめかしたり、女性は中絶することで「罰っせられる」べきだと言ったりして、性差別の嫌疑を繰り返し受けています。長年に渡ってドナルド・トランプを追い続けているウェイン・バレットに、トランプと彼の3人の妻との関係について話を聞きます。「イヴァナとの彼の離婚は本当に信じられないくらい醜悪でした」とバレットは言います。

    dailynews date: 
    2016/7/5(Tue)
    記事番号: 
    5

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