デイリーニュース

  • キース・エリソン:フィランド・カスティルの殺害者を「漂白」された大陪審制度で裁くな

    ルイジアナ州バトン・ルージュではアルトン・スターリングが、ミネソタ州のファルコン・ハイツではフィランド・カスティルが警官に射殺された事件を受け、全米十数都市で、警察の横暴に対する抗議活動が沸き起こっています。先週末には、抗議活動で300人以上が逮捕されました。フィランド・カスティルの死は、ミネソタ州で昨年起こったもう一つの警官による射殺事件をめぐる大規模な抗議活動が冷めやらぬうちにやって来ました。警官によるジャマー・クラークの射殺事件です。当局は、クラークは、襲撃の報告を受けて駆けつけた警官らとの乱闘の末に頭を撃たれたと発表しました。しかし複数の目撃者が、クラークは手錠をかけられた状態で撃たれたと証言しています。ミネソタ州選出の民主党下院議員キース・エリソンに話を聞きます。エリソンは、民主党全国委員会の綱領起草委員会のメンバーとしてバーニー・サンダースが選んだ5人のうちの一人でもあります。

    dailynews date: 
    2016/7/11(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 死亡、虐待、性的暴行 野放しの民間刑務所移送産業の恐ろしい実態

    警察の横暴に対する抗議活動が全米に広がる中、ニューヨーク・タイムズ紙と「ザ・マーシャル・プロジェクト」(米国の刑事司法制度を扱う非営利オンラインメディア)によるショッキングな共同調査の内容が明らかになりました。刑事司法制度の知られざる一面に注目したこの報道は、身の毛がよだつと同時に、時には人命にもかかわる、民間の拘束者刑務所移送産業を調査したものです。毎年、数万人にのぼる逃亡犯や容疑者の移送が――多くは一度も有罪判決を受けていない人々です――、人間の移送を全米で展開する一握りの中小移送専門業者に委託されています。数千にのぼる裁判資料を調べ、現職のまたは辞職した警備員や幹部50人以上に取材した「ザ・マーシャル・プロジェクト」の2人の記者は、穿孔性潰瘍による2件の死亡例、性的暴行を受けた1人の女性、糖尿病の合併症の放置が原因で両足を切断しなければならなかった男性のケースを明らかにしました。調査を行った2人の記者、エリ・ヘイガーとアリシア・サントと、レンタカー返却の遅延で2014年に逮捕されたロベルタ・ブレイク、元民間刑務所警備員のフェルナンド・コロンに詳細を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/7/11(Mon)
    記事番号: 
    2
  • NY警察の非番警官によるデルローン・スモール殺害、新たなビデオ公開で怒り広がる

    警察の横暴に対する抗議活動が先週末、全米十数都市で沸き起こりました。数万にのぼる人々が街に繰り出し、道路や橋、ハイウェイを封鎖しました。逮捕者は全米で数百人に上っています。抗議活動は、2人のアフリカ系アメリカ人の男性が先週、警官によって殺されたことで火が付きました。ルイジアナ州バトン・ルージュではアルトン・スターリングが、ミネソタ州のファルコン・ハイツではフィランド・カスティルが殺されました。しかし全国のメディアでほとんど注目されていないもう一つの警官による射殺事件があります。7月4日、この日非番だったニューヨーク市の警官ウェイン・イサクが、武器を持っていなかったアフリカ系アメリカ人男性、デルローン・スモールを射殺した事件です。警察当局は当初、運転をめぐっていさかいとなったスモールが、警官のイサクの顔を殴ったと主張しました。しかし公開されたばかりの監視カメラの映像はその主張と食い違います。映像には、非番の警官が、スモールが車両に近付いて1秒もしないうちにスモールを撃つ姿が映っていました。デルローン・スモールの遺族を代弁する弁護士、ロジャー・ウェアラムに詳細を聞きます。

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    2016/7/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 街の声:警官の暴力に抗議しニューヨークで数千人がデモ 40人逮捕

    ルイジアナ州バトン・ルージュでアルトン・スターリングが、ミネソタ州ファルコン・ハイツでフィランド・カスティールが警官によって殺害されたのを受け、警官の暴行に対する抗議が全土に広がっています。カリフォルニア州オークランドでは、州間高速道路880号線を1000人以上の人が何時間も妨害しました。そして、さらにデンバー、フィラデルフィア、ワシントンD.C.、アトランタ、バトン・ルージュでは何百人もの人々がデモ行進を行いました。ニューヨークで行われた大規模なデモ行進では40人以上が逮捕されました。デモ参加者に話を聞きます。

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    2016/7/8(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 「彼らは私たちを殺すためにいる、私たちが黒人だから」警察に射殺されたフィランド・カスティールの恋人が語る

    ミネソタ州では7日、何千人もの人がフィランド・カスティールのための徹夜祭に参加しました。カスティールが勤務していたモンテッソーリ学校の外に多くの人々が集まりました。セント・ポールにある州知事邸の外にも2日連続で人々が集まり、カスティールの恋人ダイヤモンド・レイノルズ(気前のよいレイノルズ)が演説をしました。カスティールが射殺された直後、レイノルズはまだ車内にいて、警官が彼女と幼い娘に銃口を向ける様子をビデオに撮り、フェイスブックでライブ配信しました。彼の遺体が隣に横たわる中、彼女は状況を語りました。レイノルズは州知事邸の外でのスピーチで、射殺事件の直後の様子をライブストリームで流した理由をこう話します。「この警官たちは私たちを守ったり、私たちの役にたとうとしてここにいるのではないと、世界に知らせるためです。彼らは私たちを暗殺するためにいるのです。彼らは私たちを殺すためにいます。私たちは黒人だからです」。

    dailynews date: 
    2016/7/8(Fri)
    記事番号: 
    4
  • NAACPバートン・ルージュ支部代表 アルトン・スターリングを殺害した警官の逮捕を要求

    ルイジアナ州バトン・ルージュで5日午前に警官によってアルトン・スターリングが射殺されて4日が経ちますが、現地では今も抗議行動や通夜が続いています。スターリングは、37歳のアフリカ系アメリカ人で、5児の父親でした。関与した警官2名は、とも白人でした。現場に居合わせた人の動画では、2人の白人警官がスターリングを地面に押さえつけ、そのうちの1人がスターリングに向かって少なくとも2回発砲しています。この2名の警官ブレーン・サラモーニとホウイー・レイクの逮捕を要求している全米黒人地位向上協会(NAACP)バートン・ルージュ支部代表のマイケル・マクラナハンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/7/8(Fri)
    記事番号: 
    3
  • マーク・ラモント・ヒル:ダラス警官襲撃事件があっても国家の暴力に抗議する運動は止まない

    現在までのところ5人の警官が死亡し、6人が負傷したダラスの襲撃事件は、少なくとも一人のスナイパーによって行されました。発砲が始まったのは現地時間午後8時45分頃で、警官による暴行を終わらせるよう要求する平和的なデモの終盤でした。アルトン・スターリングがルイジアナ州バトン・ルージュで、フィランド・カスティールがミネソタ州ファルコン・ハイツで警官に射殺されたのを受け、このところ警官の暴行や国家の暴力行使への抗議が全国に広がっています。警官による暴行に対する動きについてマーク・ラモント・ヒルに話を聞きます。「ダラスの事件があったからといって、国家暴力への信念に基づいた批判をやめるわけにはいきません。殉職した警官の数よりもずっと多くの人命が警官の手で失われているのです」

    dailynews date: 
    2016/7/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ダラスで警官5人射殺 オバマ大統領は「悪質で計算された卑劣な攻撃」と非難

    テキサス州ダラスで警官5人が射殺され、6人が負傷しました。警官たちはデモの警戒にあたっていたところでした。このデモは、最近ルイジアナ州バトン・ルージュでアルトン・スターリングが警官に射たれたり、ミネソタ州のファルコン・ハイツでフィランド・カスティルが警官に射たれたことに抗議するものでした。当局は、犯人をミカ・ザビエル・ジョンソンと特定。彼はこう着状態が続いた末、警官ロボットによって射殺されたと警察は発表しました。警察署長デヴィッド・ブラウンは記者会見で、警察官たちは彼を殺害する前に交渉したと語りました。犯人は「白人を殺したかった、特に白人警官を」と警官に告げていたそうです。オバマ大統領のコメントを聞いた後、元ニューヨーク市警察刑事グラハム・ウェザースプーンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/7/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • マーク・ラモーン・ヒル&マイカル・デンゼル・スミス:黒い肌の人間への国や州の暴力を止めろ

    ワシントン・ポスト紙によれば、2016年初めから全米で505人が警官により殺害されました。アフリカ系の黒人、中でも若い黒人男性に対する警察による暴力数は群を抜いています。ルイジアナ州バトンルージュおよび、ミネソタ州ファルコン・ハイツでの警察による射殺事件について、2人のゲストに話を聞きます。マーク・ラモン・ヒルはジャーナリストでモアハウス大学アフリカ系米黒人学の著名な教授でNobody: Casualties of America’s War on the Vulnerable, from Ferguson to Flint and Beyond(『ノーバディ――ファーガソンからフリントを越えて広がる、米国の弱者に対する戦争の犠牲者たち』)の著者です。マイカル・デンゼル・スミスはネイション誌への寄稿者です。スミスの新著はInvisible Man, Got the Whole World Watching: A Young Black Man’s Education(『インビジブル・マン、世界の注目を浴びる――ある若き黒人男性が学んだこと』)です。

    dailynews date: 
    2016/7/7(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 警察バッジを持った殺人者 殺しのライセンスを手にする者:バトンルージュの黒人男性射殺事件で全米にショックが走る

    ルイジアナ州バトンルージュでは、7月5日早朝、5人の子の父親アルトン・スターリングが警官に射殺された事件を撮影した2本目のビデオが公開されました。スターリングは37歳のアフリカ系米国人でした。事件に関与した警官2人はどちらも白人です。このビデオには、スターリングが白人警官2人に組み伏せられている様子が映されています。バトンルージュを基盤とする若者のメンター・プログラム「殺人をやめろ」(Stop the Killing)創設者アーサー・"シルキー・スリム"・リードに話を聞きます。警官によるアルトン・スターリング射殺を収めた1本目のビデオは、リードの組織が提供しました。

    dailynews date: 
    2016/7/7(Thu)
    記事番号: 
    3

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