シリア北部のイドリブ県では、化学兵器による攻撃とみられる事件で死亡者数が増えています。20人の子供を含む少なくとも72人が死亡しました。負傷者は数百人にのぼっています。2013年以来、シリアで起きた化学兵器による攻撃では最大と報じられています。米国と英国、フランス、英国は、この攻撃を行ったとしてシリア政府を非難し、国連安全保障理事会による非難決議を提案しました。ロシアは、反乱軍が化学兵器を製造していた倉庫に対する空爆の後、有毒ガスが放出されたのだと主張しています。ホワイトハウスのショーン・スパイサー報道官は22日、化学兵器を用いた攻撃によって、アサドの政権追放はもはや最優先課題ではないという米国の新たな立場が変わることはないと発言しています。