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2015年10月15日(木)

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  • 新たに漏えいされた政府文書から、世界各地で展開される米国による機密のドローン(無人飛行機)暗殺プログラムの詳細が、空前の規模で明らかになろうとしています。調査報道サイト「インターセプト」(The Intercept)の記事によれば、The Drone Papers(「ドローン・ペーパーズ」)と呼ばれるこの漏えい文書は、米国のドローン攻撃機による無人空爆の大部分が電子通信データまたは「信号諜報」(signals intelligence)を根拠として行われており、その諜報データは当局関係者も不十分だと認める信頼性のないものであることを明らかにしました。また同文書により、ドローン攻撃は正確であるとする政府の主張も信憑性を失いました。ドローンを使ったアフガニスタンにおける空爆では、35人の直接標的に対し、少なくとも219人が犠牲となりました。他にも、空爆で諜報活動に支障がでたこと、そして身元不明の男性が犠牲となったにも関わらず、彼は「戦死した敵兵」と表示されてきたことも明らかになっています。それを否定する証拠が上がるまでその表示は変わらないということです。同文書は匿名の米諜報関係者が、「インターセプト」に漏えいしたものです。

  • 禁固刑を受けたCIA内部告発者の妻が10月15日、異例の記者会見を行います。現在服役中の元CIA職員ジェフリー・スターリングの妻ホリー・スターリングは、ワシントンの全米記者クラブで会見を行い、大統領恩赦を求める予定です。スターリングは、失敗に終わったイランの核プログラム弱体化への米の取り組みをニューヨークタイムズ紙記者ジェームズ・ライゼンにリークし、機密情報漏えい罪で3年半の禁固刑を受け服役中です。ライゼンは後に、危険なこの作戦が実際はイラン核プログラムを援助することになった可能性があったと暴露しました。2015年1月、スターリングはスパイ行為を含む9の重罪で有罪判決を受けました。記者会見を前にホリー・スターリングと、ベテラン活動家で「公共情報精度向上研究所」(Institute for Public Accuracy)事務局長のノーマン・ソロモンに話を聞きます。

  • 10月13日の米民主党大統領候補者討論会で、国家安全保障局(NSA)による違法な大衆監視を内部告発したエドワード・スノーデンをどう処すべきか、候補らはそれぞれの見解を示しました。「スノーデンは非常に重要な情報を盗み、それは運の悪いことに多くの悪の手に渡りました」と最有力候補のヒラリー・クリントンは言いました。「ですから帰国の暁には、その報いを受けるべきです」。他の候補者4人は、スノーデンの行為を評価し、不正行為を暴露した功績を考慮すべきだとしました。ベテラン活動家で「公共情報精度向上研究所」(Institute for Public Accuracy)事務局長のノーマン・ソロモンに話を聞きます。

  • イスラエルおよび占領地区で暴力行為が頻発する中、イスラエル政府はパレスチナ人地区封鎖に数千人の兵士と国境警察を配備、チェックポイントを設置しました。今回の取り締まりは、組織化されていないパレスチナ人がイスラエル人を刺す事件が連続発生したことで行われています。イスラエル側は、ナイフやその他の武器を手にしたパレスチナ人による犯行で10月に入ってから、市民7人が殺害され、さらに多くの負傷者がでているとしています。イスラエル側の部隊は少なくとも11人のパレスチナ人容疑者を射殺しましたが、全員が武装していたのか、または危害を及ぼす可能性があったのかについては疑問視されています。10月中に子ども8人を含むパレスチナ人少なくとも33人が殺害され、1600人以上が負傷しています。今回の衝突の原因の一部は、エルサレムのアル=アクサ・モスクをイスラエル側がコントロールしていること、そしてユダヤ人入所者によるパレスチナ人への攻撃が未だに続いていることへの懸念があります。このことでヨルダン川西岸地区では新たなデモが行われ、第3次インティファーダの話題が再燃しています。3人のゲストをお招きしました。パレスチナ人弁護士で、パレスチナのアッバス議長の元アドバイザー、ダイアナ・ブトゥ、イスラエルのハアレツ紙コラムニスト、ギデオン・レビー、そしてパレスチナ人作家で活動家であり、エルサレムのヘブライ大学法学生のブドワール ・ハサンです。

  • ハーバード大学での講演でジョン・ケリー国務長官は、暴力行為の多発と、ヨルダン川西岸地区でのイスラエル入植者増加との関連を示唆するかのような発言をしました。「ここ数年間で入所者数は大幅に増加しました」、「不満がたまり、現在、暴力行為が起こっているのです」とケリー長官は述べました。ケリーのコメントに対する反応を、イスラエルのハーレツ紙記者ギデオン・レビーに聞きます。「ジョン・ケリーの発言は偽善的です」レビー記者は言います「(米国が)本気で占領に終止符を打つ気があるなら、占領はとっくの昔に終わっていたことでしょう」

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