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2015年7月15日(水)

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  • 14日、元メリーランド州知事で民主党大統領候補者のマーティン・オマリーは、オバマ政権を超えて行政権を行使し、米国内にいる在留資格のない移民1100万人を支援すると公約しました。オマリーの計画は国外退去処分の一時的延期措置を拡大し、国外退去処分の執行を待って拘置状態に置かれる人の数を大幅に減少させるというものです。フアン・ゴンザレスは14日にオマリーに会い、彼の計画について聞きました。

  • 今週、オバマ大統領は米刑事司法制度の大掛かりな改革に着手しました。13日にオバマ大統領は、暴力行為が絡まない麻薬犯罪で終身刑などを含む極度に厳しい判決を受けた46人の男女を減刑しました。16日には、現職の大統領としては初めて連邦刑務所を訪れます。14日、オバマ大統領は全米黒人地位向上協会(NAACP)の年次総会での演説で、刑事司法制度の「破綻したシステム」について述べました。演説の中で、オバマ大統領は、コーク兄弟やバン・ジョーンズなどの名をあげ、左派と右派が一緒になっての刑事司法改革に向けたキャンペーンを「異例の組み合わせ」と賞賛しました。オバマ政権の元「環境関連雇用」顧問だったバン・ジョーンズ、コーク・インダストリーズの上級副社長兼法務顧問で、チャールズ・コーク社長側近の顧問のマーク・ホールデンに話を聞きます。シャカ・センゴールにも登場して貰います。彼は1991年にある人物を殺害し、19歳の時から19年間投獄され、そのうち7年間は独居房に入れられました。彼は、自らの経験を用い、若者による暴力の原因を理解するよう人々に訴える活動を行っています。

  • 「動物の倫理的扱いを求める人々の会」(PETA)は人気の水族館テーマパークの「シーワールド」が動物擁護者を装った従業員を同団体に潜入させたとして告発しています。PETAによると、この従業員は同団体が主催したシーワールドに対する数多くの反対運動に参加し、パサデナで開催された2014年のローズパレードでの反対運動では、他の活動家と共に逮捕されました。ツイッターに掲載された1枚の写真には、逮捕された活動家たちと一緒に警察の車内にいる従業員が写っています。本名はポール・マッコームですが、PETAの活動家たちの間では、トーマス・ジョーンズという名で通っていました。彼はその日に逮捕された他の活動家とは別扱いを受け、罪状もなく釈放され、その名前は逮捕者リストにも載りませんでした。PETAによると、マッコームはソーシャルメディアを頻繁に利用し、「怒りをこめて立ち上がれ」 「シーワールドを焼き払え」などと書き込み、他の活動家たちをけしかけようとしていました。PETA訴訟担当責任者のマシュー・ストルーガー、PETAボランティアスタッフのハル・ワイス、そしてGreen is the New Red: An Insider’s Account of a Social Movement Under Siege (『緑は新たな赤:包囲された社会運動をめぐる内部事情』)の著者で調査報道記者のウィル・ポッターに聞きます。

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