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2015年7月2日(木)

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  • 半世紀を経て、米国とキューバが双方の首都での大使館の再開と、国交を正式に回復させることを発表しました。ジョン・ケリー国務長官はハバナに赴き、米大使館再開に立ち会います。キューバ政府は声明で、貿易制裁の解除、グアンタナモ湾米海軍基地の返還、そして米国が支援する「転覆と内乱」を目的としたプログラムが停止されない限り、米国との関係は正常化されないと述べています。しかしオバマ大統領への7月1日付けの書簡でキューバのラウル・カストロ国家評議会議長は、既に多大な進歩があることを認め、7月中に常設の在外公館を再開することを確認しました。Back Channel to Cuba: The Hidden History of Negotiations between Washington and Havana(『キューバへの裏ルート――ワシントンとハバナの隠された交渉史』)の著者ピーター・コーンブルーに話を聞きます。

  • 保護を目的に派兵された国々での、西側の軍兵士による新たな児童性的虐待疑惑として、フランスはブルキナファソで子ども2人に性的虐待を行った疑いのある兵士2人を停職処分にしました。報道によれば兵士らは、被害者の一人である5歳の少女を虐待している場面を自ら撮影していました。今回のフランス軍兵士の停職処分の数週間前には、中央アフリカ共和国でフランス軍による児童の性的搾取の疑いがあったにもかかわらず、国連が調査を行わなかったことが明るみに出ました。この問題が国連の上級職員に知らされた後も、国連はフランス当局に通報もせず、虐待をただちに止めるための対策も行いませんでした。近日公開予定の国連内部監査部の報告書は、平和維持軍兵士が頻繁に「性行為を条件にした取り引き」を行い、貧困に喘ぐ市民に対し、食料品や医薬品と引き換えに性行為を強要していると述べています。エイズ・フリー・ワールドの共同代表ポーラ・ドノバンに話を聞きます。同グループは、国連の軍および文民の平和維持活動要員による性的搾取や虐待の防止を求める「コード・ブルー」運動を開始しました。

  • 米連邦捜査局(FBI)は、7日間で7軒のアフリカ系アメリカ人教会が火災にあった事件の捜査に乗り出しました。これまでのところ、これらの火事でヘイト・クライムと認定されたものは一件もありませんが、捜査官によれば少なくとも3件は放火だったといいます。1件目の火災は、チャールストン銃乱射事件数日後の6月21日に発生し、以来テネシー、ジョージア、ノースカロライナ、サウスカロライナ、フロリダ、オハイオの6つの州でおこっています。最近のこれら教会焼失事件を追う「南部貧民救済法施行機関」代表のリチャード・コーエンに話を聞きます。

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