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2015年5月13日(水)

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  • ウィスコンシン州マディソンで、武器を携行していなかった十代のアフリカ系アメリカ人、トニー・ロビンソンを警官が殺害した事件で、警官が不起訴となりました。警官マット・ケニーは、今年3月に「騒ぎ」がおきているという通報を受け、捜査のためロビンソンが滞在していたアパートに強制立ち入りを行った際、通報の原因とされたロビンソンを射殺しました。12 日、デーン郡地方検察官は、捜査の結果、ケニーの銃の使用に違法性はなかったことが判明したと発表しました。ロビンソンの遺族は、正義がないがしろにされたと述べています。12日、この不起訴決定に抗議して、数百人が州都に向けて抗議の行進を行いましたが、13日にもさらに活動が続く見込みです。マ ディソン在住で、「きらめく黒人の若者連合(Young Gifted & Black Coalition)」の活動家M・アダムスに話を聞きます。

  • 米国上院で、オバマ大統領が率いる民主党の上院議員たちが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への交渉権限をオバマに一任する「ファストトラック」(貿易促進権限)法案の審議入りを拒否し、オバマは予想外の後退を余儀なくされました。これは民主党上院議員のリーダーであるハリー・リード、エリザベス・ウォーレンをはじめとするTPP批判派の勝利を意味します。TPPは、12カ国間の貿易協定で、その規模は世界経済の4割に相当します。現在、米国と環太平洋11カ国との間で秘密交渉が行われていますが、米国内の雇用に悪影響を及ぼし、さまざまな規制を阻害し、企業の権力を拡大するという批判の声があがっています。。「ファストトラック」権限とは、大統領にTPPの交渉権限を与え、大統領が交渉して決めた内容を議会に送り批准するものですが、その際、修正は一切認められず、「Yes」か「No」のどちらかの投票をすることしかできないというものです。「パブリック・シチズン」の「グローバル・トレード・ウォッチ」代表で、The Rise and Fall of Fast Track Trade Authority (『ファストトラック交渉権限の盛衰』の著者、ロリ・ウォラックに話を聞きます。

  • キーストーンXLパイプライン建設の阻止を図ったテキサスの活動家たちを、FBIがスパイしていたことが、最近の報道で初めて確認されました。FBIの内部文書によれば、FBIのヒューストン事務所は、事前承認を得ずに密告者を養成し捜査を開始していました。また司法省の規則が、遵守されていないケースが非常に多いことも明らかになりました。記事によれば、FBIの主な標的団体の一つは「タールサンド・ブロケード(Tar Sands Blockade)」であったということです。また、ヒューストン事務所のFBI職員たちは、トランスカナダ社に対し、抗議行動に先立ち、同社に対する「あらゆる脅威に関する適切な情報」を共有すると伝達していました。『アース・アイランド・ジャーナル』(Earth Island Journal)の寄稿編集者でガーディアン紙に掲載された新調査記事「発覚:FBI、自らの規則を破ってキーストーンXL反対派をスパイ」(Revealed: FBI violated its own rules while spying on Keystone XL opponents)の共同執筆者でもあるアダム・フェダーマンに話を聞きます。フェダーマンは2月にも、FBIが、テキサス、ペンシルバニア、オレゴン、ワシントン、アイダホ州で「石油&ガスの産業基地を撮影したにすぎない環境活動家たち」を追跡したことを暴露しています。

  • フィラデルフィアでの警察による大規模な作戦で、急進派団体MOVE(ムーブ)本部にヘリコプターから爆弾が投下されてから、今日で30年目となります。警察の襲撃による火事で、大人6名、子供5名が焼死し、65戸の住宅が破壊されました。2度の大陪審と調査委員会で、同市の幹部たちによる重大な過失があるという結果が示されたにも関わらず、誰ひとり刑事訴訟されずに終わりました。MOVEはフィラデルフィアを拠点とする急進的な運動で、黒人解放と自然回帰のライフスタイルを追求する活動をしていました。ジョン・アフリカによって創設され、メンバー全員が「アフリカ」という姓を名乗りました。本日はフィラデルフィアからリン・ワシントンに話を聞きます。ワシントンは受賞歴のあるジャーナリストであり、教授、元フィラデルフィア・トリビューン紙のコラムニストで、1975年以来、MOVEを取材をしてきました。

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