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2015年3月3日(火)

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  • 世界的に有名な体制批判家、言語学者、著者のノーム・チョムスキーとの2日間のインタビューの第2部を放送します。チョムスキーは50年以上教えているマサチューセッツ工科大学の名誉教授です。イラクが北部ティクリートを奪還するための攻撃を始め、議会が米国の空爆のための戦争権限の拡大を議論することを準備する中、米国は自称「イスラム国」(ISIS)にどう対応するべきか、チョムスキーの意見を聞きます。

  • 半世紀以上ぶりの関係正常化に向け、米国とキューバは第2回目の交渉を行いました。4月の地域会議に間に合うように、ハバナとワシントンにそれぞれの大使館を再開する可能性も出ています。世界的に有名な政治評論家で言語学者のノーム・チョムスキーは、キューバとの関係正常化へ踏み出したオバマ大統領の決定を歓迎しますが、一方で米国が半世紀以上キューバに干渉した後では、これは大統領の動きとしては最低限のものに過ぎないという警句も発します。

  • ベネズエラのニコラス・マドゥロ政権が経済危機に取り組み、右派野党が大統領解任を求める中、米国とベネズエラの緊張が高まっています。ベネズエラはスパイ行為罪による不特定多数の米国人の逮捕、ベネズエラで活動できる米国人外交官数の新たな制限、ベネズエラ人が米国から求められるのと同じビザの必要条件を米国人に課すという規則の変更を発表しています。マドゥロは米国によるベネズエラ高官に対する2014年の制裁に応じて、ベネズエラ入国を禁じる米国人政治家のリストも発表しました。マドゥロは米国の支援でクーデターを促す右派野党を繰り返し非難しています。米政府はこうした責任を否定していますが、2月最終週に「ベネズエラ政府が向かうべき方向に舵を取るための手段」を検討していると述べました。ベネズエラに関する論争で、ノーム・チョムスキーは、米国はマドゥロ政権を弱体化させようとするのではなく、同政権と協力するべきだと言います。

  • 世界的に有名な体制批判家、言語学者、著者のノーム・チョムスキーに、国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンが英雄として米国に迎えられるべき理由と、スノーデンではなく彼が暴露した政府の監視を許可した人物たちこそが裁判にかけられるべき理由について聞きます。チョムスキーはさらに、大規模な監視がテロを防止するのに効果がない一方で、地球規模の米国の無人機戦争は世界中のいたるところにテロを広げるのを促進していると主張します。

  • ギリシャの経済を破壊した財政緊縮計画に立ち向かうという公約のもと1月に当選したシリザ政権は、ドイツが率いる国際債権国からの大規模な抵抗に直面しています。ギリシャが歳出に関する新たな条件と引き換えに金融支援の4ヶ月延長を確保してから数日が経ちましたが、ノーム・チョムスキーは、欧州のシリザへの反応は「非常に野蛮」で、スペインのポデモス党が次回の選挙で勝利すれば同じ反応に直面するかもしれないと言います。

  • ノーム・チョムスキーが全米で起きている「黒人の命は大切」(Black Lives Matter)運動についての見解を話します。彼は、この運動を数百年前からの奴隷制と人種差別がいまだに解決していないことへの反応と呼んでいます。「[奴隷制は]我々の富と特権の基盤の大部分です」と、チョムスキーは言います。「米国に奴隷博物館がありますか? 現在、最初の博物館が個人の寄贈によって建設されているところです。奴隷制は、ネイティブアメリカンの根絶と駆逐とともに我々の歴史の核心をなしています。しかし、我々をそれを自覚していないのです」。

  • ノーム・チョムスキーは86歳にして、世界的に名を成す体制批判家、そして先駆的言語学者として相変わらず現役でいます。チョムスキーの私生活も新しい章に入ったところです。彼は最近、2度目の結婚による新しい妻バレリア・ワッサーマン・チョムスキーとの結婚1周年を祝いました。チョムスキーから新たに芽生えた愛の喜びと、非常に困難な世界を人々に理解させることが彼にとっての「特権」である理由について聞きましょう。

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