デイリーニュース

  • ダラスで10代の黒人ジョーダン・エドワードに警官が発砲 NAACPが警察改革を改めて要求

    ダラス郊外ボルチスプリングスで4月29日、15歳のジョーダン・エドワードがパーティーから帰る車の中で、警官ロイ・オリバーによって頭を撃たれて死んだ事件について、全米黒人地位向上協会(NAACP)会長でCEOのコーネル・ブルックスが話します。オリバー巡査は5月2日に解雇されました。「米国の民主主義のため、改善を呼びかけるだけでなく、要求するべき時がきました。すなわち、悪い警官たちの罪を暴き、起訴する検事たちの努力だけでなく、活動家が街頭に出て重大な市民的不服従を行い、通常の業務を大きく混乱させ、警察の不祥事や暴行を横行させるシステムを文字通り停止させることが必要です」とブルックは語ります。

    dailynews date: 
    2017/5/5(Fri)
    記事番号: 
    5
  • NAACPはアルトン・スターリン射殺現場にビデオに映った警官たちの起訴をルイジアナ州に要請

    全米黒人地位向上協会(NAACP)は、2016年に警官に射殺されたアフリカ系アメリカ人で5児の父親のアルトン・スターリングに発砲した警官に対して徹底的な調査と立件を行うようルイジアナ州政府に呼びかけています。これは、トランプ政権の司法省が二人の警官ブレーン・サラモニとハウイー・レイクに対して連邦法で起訴するのを見合わせたことへの反応です。「恐ろしいのは、州政府と連邦政府の両方の捜査が、危険な沈黙と危険な憶測の空気の中で行われていることです」とNAACP会長でCEOのコーネル・ウィリアム・ブルックスは言います。「同僚の不祥事に口を閉ざすという警官の間での不文律が、目撃者が名乗り出るのを妨げています。これによって、実際に起きたことについて、自由で率直な議論や証言が妨げられています」。

    dailynews date: 
    2017/5/5(Fri)
    記事番号: 
    3
  • フランス大統領選 有権者は排外的な候補者か中道派の投資銀行家かの選択を迫られる

    フランス大統領選挙は、元投資銀行家エマニュエル・マクロンと極右政治家マリーヌ・ルペンの決戦投票を7日に控えています。マクロン候補は4日、フランス有権者に恐怖を煽る政治を拒否するよう呼びかけるオバマ前大統領の支持を得ました。ルペン候補はあからさまな外国人嫌悪と人種差別の政策を掲げて選挙運動を行ってきましたが、4日にブルターニュ地方のトラック運送会社で選挙活動を行った際に、抗議に直面しました。「有権者が選択を迫られているのは、白人とキリスト教徒の優位を約束してフランス憲法や政教分離の伝統を無視するマリーヌ・ルペンのような公然とした人種差別主義の候補者が、それとも若い政治家エマニュエル・マクロンのどちらかです。マクロンが掲げているのは、企業家精神を通して人々に権限を持たせる政策のようです。ただ問題は、彼のいう社会は、会社を経営するように国を運営することです。そして問題は、彼の政策には労働者階級に寄り添うものが1つもないことです」とパリから出演のゲスト、ヤーセル・ルアティは言います。ルアティはフランスの人権と市民的自由の活動家で研究者です。

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    2017/5/5(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 何百万人もの保険料を引き上げる法案が共和党多数の下院を通過 沸き起こる抗議

    共和党のオバマケア撤廃の企ては、4日に下院議会が辛うじて法案を承認して一歩前進しました。この法案が成立すれば、富裕層に大幅な減税を受ける一方、何千万もの人々が健康保険を失うことになります。しかし法案の成立は、上院の共和党が独自の医療保険法案の起草にこだわっているため、いまだ成り行きがわかりません。主だった医療関係機関やAARP(アメリカ退職者協会)は、この法案は患者に深刻な被害を与え、医療費が跳ね上がると警告しました。連邦議会予算事務局はこの法律を「評価する」時間を十分に与えてもらえませんでした。つまり、下院は法案の予想される影響も知らないまま採決したということです。この法案は、病院、医師、医療保険会社そして消費者団体をはじめとする保健医療業界のほぼすべての部門から反対を受けています。この法案は、メディケイド(低所得者用医療扶助)のもとでの国民1人あたりの連邦政府支出(高齢者や子どもを含む)に上限を設け、女性に避妊策を提供する「家族計画連盟」への払い戻しにメディケイドの資金が使われるのを阻止します。「ヘルスケア・フォー・アメリカ・ナウ」と「ヘルスケア・フォー・アメリカ・ナウ教育基金」の共同常任理事マルガリーダ・ジョージと、非白人女性の性と生殖に関する健康(リプロダクティブ・ヘルス)の共同体「シスターソング」の事務局長モニカ・シンプソンに話を聞きます。

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    2017/5/5(Fri)
    記事番号: 
    1
  • フロリダの大学で卒業生総代に選ばれたシリア人難民 アマール・モホラットにインタビュー

    アマール・モホラットは、シリアのホムスで政治およびメディア活動をしていました。2011年、モホラットは政治的迫害や殺害予告を受けたことから国外へ避難。約2年前に米国で政治的亡命者に認定されました。モホラットは全額支給の奨学金を受けて、今年フロリダ州の聖レオ大学コンピュータ・インフォメーション・システム学科を卒業したばかりです。4月29日土曜日、モホラットは卒業総代としてスピーチをしました。

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    2017/5/4(Thu)
    記事番号: 
    3
  • DV加害者への威嚇的な発砲で3年間の禁固刑を受けたマリッサ・アレグサンダー 恋人や夫婦間の暴力と反対運動構築について語る

    アフリカ系アメリカ人で3人の子を持つ母マリッサ・アレグサンダーは、2010年、暴力を振るう夫を威嚇するつもりで発砲し、そのことで20年の禁固刑という判決を受けました。彼女は発砲は威嚇するためだったという主張を維持しました。この裁判の過程で、アレグサンダーはフロリダ州の「スタンド・ユア・グラウンド」(正当防衛)」法での弁護を試みました。この法律は、武器を持たないアフリカ系米国人の少年、トレイボン・マーティンを射殺した自称自警団のジョージ・ジマーマンが使用し、無罪を勝ち取ったことで有名になった法律です。しかし2012年3月、陪審員はアレグサンダーへの「スタンド・ユア・グラウンド」法の適用を却下し、わずか12分の審議で彼女を有罪としました。フロリダ州では「禁固10年-20年-終身刑」("10-20-Life" )法と知られる州法により、銃を使った事件は状況に関係なく強制的に最低限の量刑が定められているため、アレグサンダーは禁固刑20年を言い渡されました。彼女は新たな裁判を求めて上告を勝ち取り、その後、未決拘留期間を含めて上限3年の禁固刑という司法取引に応じました。2017年に彼女は3年の禁固刑と裁判所の命令による2年の自宅拘禁期間を経て自由の身となりました。ジャクソンビルからマリッサ・アレキサンダーに話を聞きます。

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    2017/5/4(Thu)
    記事番号: 
    2
  • フロリダ州議会 1949年に虚偽告訴された4人の黒人男性「グローブランドの4人」の遺族に謝罪

    フロリダ州議会は、約70年前の1949年にフロリダ州グローブランドで4人のアフリカ系アメリカ人青年に対して起こった事件について謝罪しました。「グローブランドの4人」(Groveland Four)として知られる彼らは、当時17歳だった白人少女のレイプ事件で、偽りの容疑をかけられました。その1人アーネスト・トーマスは、地元警所長ウィリス・マコール先導の暴徒1000人に追跡され殺害されました。トーマスは雨のような銃弾を受けて殺されたのでした。残りの3人は留置所で拷問を受け、そのうちの2人が偽りの自白を行うまで拷問は続きました。3人のうち、チャールズ・グリーンリーは終身刑を宣告され、ウォルター・アーヴィンとサミュエル・シェパードは死刑を言い渡されました。フロリダ州議会は最近、この事件に関して「心から謝罪する」という決議を採択しました。ピュリッツァー賞を受賞したDevil in the Grove: Thurgood Marshall, the Groveland Boys, and the Dawn of a New America(『グローブの悪魔――サーグッド・マーシャル、グローブランドの少年たち、そして新たなアメリカの夜明け』)の著者ギルバート・キングに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/4(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ノースカロライナ州議会は工場農場の味方 豚堆肥の散布に苦しむ非白人コミュニティ 

    ノースカロライナ州東部では、住民たちが、同州最大の産業の一つである養豚場と戦っています。ノースカロライナ州議会は先週、住民が養豚場から支払いを受けられる損害賠償を限定する下院法案467号を採択しました。10億ドル規模の養豚産業は、主に同州東部に集中しています。養豚場は、未処理の豚の糞尿を肥えだめに数十億ガロンも集め、これを空中に散布して廃棄しています。散布が行われている地域の住民は、健康への悪影響と、屋外に出ることを困難にする悪臭に苦情を訴えています。「ノースカロライナ州環境正義ネットワーク」(North Carolina Environmental Justice Network)の組織化担当共同代表を務めるナイーマ・ムハンマドと、「ウォーターキーパー・アライアンス(Waterkeeper Alliance)」の専従弁護士で同団体の「ノースカロライナ州きれいな農場、きれいな水(North Carolina Pure Farms, Pure Waters)」運動の責任者を務めるウィル・ヘンドリックに詳しく聞きます。

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    2017/5/3(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ジャーナリストのアナンド・ゴパール:アサド政権の残虐が人びとをISIS加入に向かわせた

    トランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2日の電話会談で、協力してシリアでの停戦を求めていくことで合意しました。シリアでは同日、イラク国境に近いシリア北東部でシリアの国内難民とイラク難民のための仮設キャンプがISIS武装勢力に襲撃され、40人近くの民間人とクルド人戦闘員が殺害されました。一方で、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ここ数カ月で少なくとも4回、シリア政権軍がサリンガスなどの神経ガスを攻撃に使用したという結論を出しています。4月の攻撃では子ども数十人を含む86人が殺害されました。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、武器の残骸の画像や映像などの新たな証拠から、4月の攻撃では、サリン運搬用に特別に設計されたソ連製空中投下型化学爆弾が使われたと考えられるとしています。「ネイション・インスティテュート」(Nation Institute)のフェローで同地域について広範な報道を行っているジャーナリストのアナンド・ゴパルのインタビューの後半を放送します。

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    2017/5/3(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプが短期被保護資格の延長を拒めば最大5万5千人のハイチ人が国外退去に

    ハイチ系米国人コミュニティは今、迫りくる国外追放の期限に直面しています。2010年の地震で壊滅的な被害を受けたのち、短期被保護資格を得て米国で合法的に居住し働くことを許可されていたハイチ人が、トランプ政権が資格延長を拒否すれば、最大で5万5000人、不安定で苦しみにあえぐ祖国に強制的に帰国させる可能性があります。ハイチ人の短期被保護資格(temporary protected status、TPS)は、7月22日に期限切れとなります。移民の権利擁護活動家らは、ハイチは、2016年10月に同国の南西部の半島を破壊したハリケーン「マシュー」の被害からいまも立ち直っていないと語っています。このハリケーンでは1000人を超える人々が亡くなり、村や農地が壊滅的な被害を受けました。ハイチではさらに、地震後に発生したコレラの流行も猛威をふるっています。「マイアミのハイチ女性たち」(Haitian Women of Miami)代表のマーレーヌ・バスチャンに詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/3(Wed)
    記事番号: 
    1

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