デイリーニュース

  • 人権弁護士からトランプへ「イスラエルのゴラン高原占領は安全保障が目的ではない」

    イスラエルでは苦境にあるベンジャミン・ネタニヤフ首相の今後を決定する総選挙が数週間後に迫っています。そんな中でトランプ大統領が、イスラエルが占領中のゴラン高原にイスラエルの主権を認めるべきだとのコメントを発表しました。これは国際法にも米国の数十年来の政策にも真っ向から背く行為です。トランプ大統領は来週、米国有数のイスラエルロビーであるAIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)の年次総会期間中に、ネタニヤフ首相をホワイトハウスに招待することになっています。AIPAC総会では、マイク・ペンス副大統領が演説し、下院議長のナンシー・ペロシ民主党議員と上院少数党院内総務チャック・シューマー議員なども出席する予定です。しかし、少なくとも8人の大統領候補を含む民主党議員がAIPAC総会への出席を見合わせると発表し、欠席する議員が増えています。パレスチナ人の人権弁護士ヌーラ・エラカットに話を聞きます。彼女の新著はJustice for Some: Law and the Question of Palestine(『一部の者のための正義~法律とパレスチナ問題』)です。

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    2019/3/22(Fri)
    記事番号: 
    1
  • クシュナーInc.:ジャレッドとイバンカの強欲と野心が米国の外交政策を危険にさらしているとビッキー・ワード

    民主党の下院議員たちは、トランプ大統領の義理の息子で大統領顧問であるジャレッド・クシュナーが、CIAの懸念にも拘わらずなぜ最高レベルの機密へのアクセス権限を与えられたのかの調査を続けています。ニューヨークタイムズ紙は先日、トランプが当時首相補佐官であったジョン・ケリーに、諜報機関職員の判断を無視してクシュナーに機密情報へのアクセス権限を与えるよう命令したと報道しました。クシュナーは、最初の権限申請書で外国の接触先100以上を開示せず、FBIが彼の金融取引歴および海外投資家との接触に関する身元調査をした後、その権限申請は却下されました。クシュナーはその後、申請に3度手を加え、2018年5月、最終的に彼に恒久的機密取扱権限が与えられました。本日は著者ビッキー・ワードに話を聞きます。彼女は新著Kushner, Inc.: Greed. Ambition. Corruption. The Extraordinary Story of Jared Kushner and Ivanka Trump(『クシュナーInc.――強欲、野心、腐敗。ジャレッド・クシュナーとイバンカ・トランプ驚きのストーリー』)で、クシュナーがいかに自分の家族の金融取引に有利な政策を海外で奨励してきたかの詳細を明らかにしました。

    dailynews date: 
    2019/3/21(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ハイチで続く反政府デモ:米国人傭兵の役割について新たな詳細が明らかに

    ハイチでは街頭でのデモが続いています。参加者は政府の腐敗と国の石油基金の管理が不適切だったとしてジョブネル・モイーズ大統領の辞職を求めています。この抗議活動は昨年7月にはじまりましたが、2月に重武装した米国人5人が首都ポルトープランスの中央銀行付近で逮捕され、武器を隠し持っていた上に「政府の任務を遂行している」と主張したため、モイーズ大統領への追及が厳しくなっています。傭兵たちはハイチで刑事責任を問われることなくすぐに米国に送り返され、このことが国民の更なる怒りを買い、そもそも彼らがなぜ中央銀行にいたのかについて政府の説明を求める声が高まっています。ハイチ・リバルテ紙(Haiti Liberté)と調査報道サイト「ジ・インターセプト」による衝撃的な新調査で、傭兵たちは追い詰められたモイーズ大統領が指示した任務で中央銀行にいたことが明らかになりました。その任務の目的はハイチ中央銀行に向かう大統領補佐官を護衛することで、補佐官は政府の石油基金口座から8000万ドルをモイーズ大統領が管理する口座に振り込む予定でした。この調査報道と同時期に、ハイチ議会はジャン・ヘアリー・セアン首相の不信任案を可決し退任に追い込みました。ハイチ・リバルテ紙の記者でジ・インターセプトとの調査報道記事を共同執筆したキム・アイブス記者に話を聞きます。

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    2019/3/21(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米国のソマリアでの秘密空爆:民間人犠牲者を出した米国に戦争犯罪の可能性とアムネスティ

    アムネスティ・インターナショナルは、米国が過激派グループ、アル=シャバブを標的にソマリアで秘密裏に行う空爆で、民間人の犠牲者が出ているのを隠蔽していると非難しています。米国は2017年からソマリアで100回以上の空爆を行っています。米国防総省は長年、空爆による民間人犠牲者はいないと主張してきましたが、新たなアムネスティの報告書によればたった5回の空爆で少なくとも市民14人が死亡、さらに8人が負傷しています。実際の民間人犠牲者の数はもっと多いとみられています。アムネスティ・インターナショナルの武装および軍事作戦の上級危機アドバイザーであるブライアン・カスナーに話を聞きます。カスナーはアムネスティの報告書The Hidden US War in Somalia(「米国の秘密ソマリア戦争」)の作成に関わりました。(画像クレジット:2019 DigitalGlobe, 出典:Google Earth)

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    2019/3/21(Thu)
    記事番号: 
    1
  • シカゴ警察の暴力のルーツ:警官たちは何十年も 非白人コミュニティを攻撃対象にしてきた

    シカゴでのラティーノに対する警察の残虐行為の長い歴史を見ていきます。ラティーノ、特に移民は、何十年もの間、警察の暴力と殺害に直面しており、コミュニティの組織化と権利擁護活動による残虐行為との戦いには長い歴史があります。しかし、彼らの話はほとんど報道されていません。ラトガース大学の歴史とラティーノ研究の教授で、Brown in the Windy City: Mexicans and Puerto Ricans in Postwar Chicago (『風の街のラティーノ:戦後シカゴのメキシコ人とプエルトリコ人』)の著者であるリリア・フェルナンデスに話を聞きます。また「民衆の法律事務所」(People’s Law Office)の弁護士で、 The Torture Machine: Racism and Police Violence in Chicago (『拷問マシン:シカゴにおけるレイシズムと警察暴力』)の著者であるフリント・テイラーにも話を聞きます。

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    2019/3/20(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 拷問マシン:フレッド・ハンプトンから今日にいたるシカゴ警察の残虐行為をフリント・テイラーが語る

    ブラックパンサーのフレッド・ハンプトンの殺害から、警察署長ジョン・バージの指揮下で行われた拷問による統制まで、シカゴ市警によるアフリカ系アメリカ人に対する暴力の長い歴史を見ていきます。シカゴ警察部隊の残虐行為は、公民権弁護士界の第一人者フリント・テイラーによる新刊書であらわにされています。The Torture Machine: Racism and Police Violence in Chicago (『拷問マシン~シカゴにおけるレイシズムと警察暴力』)というタイトルです。この本は、シカゴ市警の数十年にわたる汚職と隠蔽を明らかにしています。フリント・テイラーに話を聞きます。彼は、半世紀近くにわたりシカゴで起きた警察の残虐行為の被害者の弁護をしてきました。

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    2019/3/20(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプとボルソナロ ベネズエラの政権交代を後押し「フェイクニュース」という言葉を使ったメディア攻撃で意気投合

    19日、元陸軍大尉で極右のブラジル新大統領、ジャイル・ボルソナロがトランプ大統領をホワイトハウスに初訪問しました。彼の訪問中、トランプはブラジルを非NATO(北大西洋条約機構)主要同盟国に指定し、ブラジルが米国から軍事援助をさらに受けやすくする扉を開くつもりだと表明しました。トランプはまた、ブラジルがNATO加盟国になることもありうると示唆しました。両首脳は、「フェイクニュース」と彼らが呼ぶメディアを批判し、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を失脚させるための圧力強化について議論しました。ブラジルの「社会正義と人権のためのネットワーク」(Network for Social Justice and Human Rights)の代表であるマリア・ルイサ・メンドンサに話を聞きます。彼女はニューヨーク市立大学の客員研究員です。

    dailynews date: 
    2019/3/20(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 軍産複合体 737マックス8型航空機の捜査で注目されるトランプとボーイング社との関係

    インドネシアとエチオピアで起きたボーイング社の737マックス8型航空機墜落事故で多大な犠牲者がでましたが、そんななかトランプ政権とボーイング社の親密な関係に新たな注目が集まっています。トランプは大統領になってからの2年間、ボーイング社を数百回にわたって公の場で称賛し、世界中の国と航空会社に737マックス機シリーズを含むボーイング社の航空機を売り込もうとしてきました。ボーイング社のデニス・ミュイレンバーグ最高経営責任者(CEO)は2018年8月、ニュージャージー州ベッドミンスターにあるトランプのゴルフ場での夕食会で、トランプの後ろ盾にを感謝しました。トランプが臨時国防長官に指名したパトリック・シャナハンは、31年間ボーイング社の重役を務めていた人物です。そしてトランプ政権の前国連大使、ニッキー・ヘイリーはボーイング社の取締役会のメンバーに推挙されています。「国際政策センター」(Center for International Policy)の「軍備と安全プロジェクト」(Arms and Security Project)の代表ウィリアム・ハートゥングに話を聞きます。

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    2019/3/19(Tue)
    記事番号: 
    3
  • アメリカ自由人権協会:米国は戦争犯罪を捜査する国際刑事裁判所当局者の入国を禁止することで独裁政権のようにふるまっている

    トランプ政権は国際刑事裁判所(ICC)の捜査員たちの米国への入国を禁止しました。マイク・ポンペオ米国務長官は3月15日、米国はアフガニスタンでの米軍による戦争犯罪容疑を捜査するICCメンバーへのビザを今後発給しないと発表しました。国家安全保障問題担当大統領補佐官のジョン・ボルトンは2018年9月、ICCの判事たちがアフガニスタンでの米軍による戦争犯罪容疑を捜査し続けるなら、米国は彼らに対して制裁を課すると警告していました。2016年のICCの報告書は、継続中のアフガニスタン戦争で米軍が少なくとも61人の囚人を拷問したと非難しています。この報告書はさらに、米中央情報局(CIA)がアフガニスタン、ポーランド、ルーマニア、リトアニアにあるCIAの拘束施設内で少なくとも27人の囚人に対しレイプを含む拷問をしたとも非難しました。アメリカ自由人権協会(ACLU)の人権プログラムの代表であるジャミル・ダクウォーに話を聞きます。

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    2019/3/19(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「彼らは私たち」亡命者と移民を含む50人のモスク銃撃事件犠牲者を悼むニュージーランド

    3月15日、クライストチャーチの2つのイスラム教礼拝所で白人至上主義者によって射殺されたイスラム教徒50人を悼むニュージーランドで、犠牲者の埋葬が始まりました。今回の銃撃事件はニュージーランド史上最悪のものです。クライストチャーチの虐殺で殺された信者は世界中からやってきた人々で、その多くは安全を求めてニュージーランドに来た移民や難民でした。犠牲者の中には6人のパキスタン人、4人のヨルダン人、4人のエジプト人、そして少なくとも3人のバングラデシュ人が含まれていました。パレスチナ自治政府外務省は、犠牲者のうち6人はパレスチナ出身であると言っています。ニュージーランドのウェリントンにあるビクトリア大学の宗教学講師エバ・ニサに話を聞きます。ニュースサイト「ミドル・イースト・アイ」(Middle East Eye)への彼女の最新記事のタイトルはNew Zealand has been a home to Muslims for centuries, and will remain so(「ニュージーランドは数世紀にわたりイスラム教徒たちのホームだった、そして今後もそうあり続けるだろう」)です。

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    2019/3/19(Tue)
    記事番号: 
    1

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