デイリーニュース

  • タリク・アリが語る英国の政治的行き詰まり、ゴードン・ブラウン首相の辞任、タイムズスクエア爆弾未遂でのパキスタンの役割

    英国では、5月第二週の結論の出ない総選挙以降展開している政治ドラマが新たな動きを見せています。5月10日、ゴードン・ブラウン首相は2010年後半に労働党党首を辞任する意向を表明しました。ブラウンは、保守党が政権に返り咲くことを阻止するため、対立する自由民主党との革新的な連立に向け、公式な交渉を始めることを発表しました。デビット・キャメロン党首率いる保守党は、5月第二週の総選挙で議席の大半を獲得しましたが、過半数にはいたりませんでした。長年にわたり政治コメンテーターと作家として活動しているロンドンのタリク・アリに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/5/11(Tue)
    記事番号: 
    1
  • グレン・グリーンウォルド対ローレンス・レッシグ:エレーナ・ケイガンの米連邦最高裁判事指名をめぐり

    50歳のエレーナ・ケイガンは、承認されれば史上最も若い連邦最高裁判事となり、同判事人事では史上4人目の女性、現職判事もこれで9人中3人が女性となります。また、これまで判事経験のない人が最高裁判事になるのはほとんど40年ぶりのことで、ケイガンの指名は、まだ裁判官としての彼女の見地がほとんど知られていないという理由で、リベラル派の中でも諾否が分かれています。またこれは、著名な法律分野のコメンテーター2人の激しい論争を呼び起こしました。ハーバード・ロースクールのローレンス・レッシグ教授と、憲法が専門の弁護士でSalon.com のブロガーでもあるグレン・グリーンウォルドの2人です。グリーンウォルドは先月デモクラシー・ナウ!に最初に出演し、ケイガンの指名に関して反対の立場を表明しました。またこの10日にはMSNBCの人気ニュース番組レイチェル・マダウ(マドウ)・ショーでもインタビューを受けました。その番組で、レイチェル・マダウ(マドウ)は彼の次にローレンス・レッシグにインタビューし、グリーンウォルドのいくつかの見解についての批判を紹介しました。結果、2人は昨日、それぞれが相手を批判するオンライン記事を執筆するに至り、ケイガン指名に関する自らの立場を堅持しています。
    dailynews date: 
    2010/5/12(Wed)
    記事番号: 
    2
  • メキシコ湾原油流出拡大の中 関係3社幹部達は責任のなすり合い 米上院公聴会

    何万ガロンもの膨大な量の原油が毎日メキシコ湾の石油掘削施設爆発現場から流出し続けています。11日、事故に関係するBP、トランスオーシャン、ハリバートンの代表者たちが米下院に続いて上院でも公聴会に出席し、議員たちの厳しい追及を受けました。しかし被害が拡大する中、環境災害、経済災害については、3社の幹部とも用意してきた証言で互いに爆発の責任をなすり合い、責任追及をかわそうとしました。この模様を抜粋して放送するとともに、海洋生物学者のリック・スタイナーに話を聞きます。彼はこの1週間、ルイジアナ州沿岸と沖合流出現場で調査を行い、海岸にまで漂着した原油サンプルをいくつか収集しています。
    dailynews date: 
    2010/5/12(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 25年前 フィラデルフィア警察、MOVE 本部を爆撃し、11名殺害、家屋65軒破壊する

    5月13日は、フィラデルフィア警察が、結果的に急進派団体ムーヴ(MOVE)の本部をヘリコプターで爆撃することになった大規模作戦を行ってから25年目にあたります。 襲撃による火災で成人6名と子供5名が死亡し、家屋65軒が破壊されました。 大陪審による2回の調査と警察上部の重大な過失が委員会により発見されたにも関わらず、市当局の誰一人、刑事訴追を受けていません。 MOVE はフィラデルフィアを本拠地とする急進派運動で黒人の解放と自然に回帰するライフスタイルを奉じていました。 創設者ジョン・アフリカにならってメンバーは全員、アフリカという姓を名乗りました。 ムミア・アブ・ジャマール、ならびに爆撃の唯一の成人生存者、ラモナ・アフリカに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/5/13(Thu)
    記事番号: 
    3
  • カリフォルニア刑務所での虐待的身体持ち物検査、鎖の使用、人種差別が発覚

    カリフォルニア州で、州刑務所における虐待的で人種差別的な扱いに関する苦情の問題がエスカレートしています。 アーノルド・シュワルツェネッガー州知事および州上院指導者は5月第3週、スーザンビルのハイデザート州立刑務所で看守が人種差別および残虐行為を行っているといわれている件で、全面調査を支持すると発表しました。 当局は、この動きは9日と10日の2回にわけて出版されたサクラメントビー紙の暴露記事へ応じるものだとしています。 ビー紙の調査で、同刑務所の特別行動修正班の看守による虐待、残虐行為、汚職の証拠が明らかになりました。 囚人たちは、雪で覆われた運動場で受けた囚人を裸にしての身体持ち物検査について、また、囚人に暴力を振るったり、囚人同士の暴力をけしかけようとしたり、居室の扉に人糞をまき散らした看守について語っています。 この暴露記事を書いたサクラメントビー紙の事件記者、チャールズ・ピラーに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/5/13(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 討議:グリーンピース対センター・フォー・アメリカン・プログレス ケリー=リーバーマン気候法案について

    数ヶ月にわたる議論と遅延の末、ジョン・ケリーとジョー・リーバーマン両上院議員は、12日、温室ガス排出削減、原油輸入削減、エネルギー関連の職の創出をめざす気候変動およびエネルギー対策法案を公表しました。 オバマ大統領は同法案を歓迎する声明を出し、メキシコ湾での大量原油流出に触れながら、「我が国のエネルギー政策改革への取り組みを倍増する」理由がもうひとつ加わったと言っています。一方、いくつかの環境団体はこの法案に批判的です。 米国グリーンピースのフィル・ラドフォードと、センター・フォー・アメリカン・プログレスのブログ、クライメイト・プログレス(ClimateProgress.org)のジョセフ・ロムに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/5/13(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 40年前を回顧する:ミシシッピ州のジャクソン州立大学で2 学生が警官の発砲で死亡 有名なケント州立大学生射殺事件のわずか10日後

    40年前の1970年5月4日、オハイオ州のケント州立大学の学内反戦集会で治安出勤の州兵が数百人の非武装の学生たちに向けて発砲し、学生4人が死亡した事件は有名です。全国のメディアがこれを報じ、40年経ったいまも全米各地でこの事件は思い出されています。一方でほとんどのメディアが忘れているのがそのわずか10日後に起きた事件です。1970年5月14日、ミシシッピ州のジャクソン州立大学でもジャクソン市警と州警察の部隊が学生グループに向けて発砲する事件が起きました。黒人高等教育機関として発足した同大学では学生の大半が黒人です。銃撃は28秒間続き、銃弾数百発がその集団に向けて発射されたのです。これで2人が死亡し、十数人が負傷しました。この発砲を目撃していた元同大学生のジーン・ヤングに話してもらいましょう
    dailynews date: 
    2010/5/14(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 米アリゾナ州の生徒たち 民族学の授業を禁ずる法律に抗議

    アリゾナ州知事が、警官が在留資格の無い移民(undocumented immigrants)だと疑ったらどんな者でも尋問できるという、多くの論議を呼んでいる移民排斥法案に署名してまだ3週間ですが、そのジャン・ブルーワー知事が今度は同州の公立学校での民族学授業を禁ずる法案に署名しました。この法律で、トゥーソン学区で人気のあるメキシコ系アメリカ人研究のプログラムが廃止される恐れも出てきました。またアフリカ系アメリカ人研究や先住アメリカ人研究の特別講座にも影響が考えられます。これに対し、法案反対の生徒たちが街頭に出て抗議を表明しています。この動きの中で12日、トゥーソンの州教育庁前で抗議していた15人が逮捕されました。逮捕されたのは大半が生徒たちです。
    dailynews date: 
    2010/5/14(Fri)
    記事番号: 
    1
  • プエルトリコ大のストライキ、28日目に突入

    プエルトリコ大学で続いていた学生たちのストライキが、正念場を迎えそうです。機動隊が大学のメインキャンパスの正門を包囲し、学内を占拠した学生への食料や水の供給を絶つことでストライキを抑え込もうとしています。このストライキは、大学の1億ドル以上の経費削減に抗議して、4週間ほど前にはじまりました。13日には、学生3000人以上が参加する大規模な集会が開かれ、圧倒的多数でスト継続が採決されました。その翌日、機動隊がメインキャンパスの正門を占拠しました。占拠が続くプエルトリコの大学キャンパス内の様子をお届けします。
    dailynews date: 
    2010/5/17(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 米軍が農村部を夜間攻撃、「再発すれば命かけて戦う」とアフガニスタンで抗議

    アフガニスタン東部ナンガルハル州の小さな農村Koshkakyで14日未明、米軍とアフガニスタンの特殊部隊による襲撃があり、8人が死亡しました。15日も会葬者が引き続き参列しています。軍は、部隊が攻撃を受けたとして、銃撃戦でタリバンの副司令官と戦闘員7人を殺害したとの声明を発表。民間人に負傷者はいな
かったと報告しました。しかし市民たちは異なる主張をしています。現場を取材したビッグ・ノイズ・フィルムの独立系ジャーナリスト、リック・ローリーの報告です。
    dailynews date: 
    2010/5/17(Mon)
    記事番号: 
    2

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