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2014年12月1日(月)

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  • ダレン・ウィルソンはファーガソン警察を辞職しましたが、マイケル・ブラウンを射殺したウィルソンを起訴しないという大陪審の決定をめぐる抗議行動は、ショッピングモールからフットボール競技場にいたる全米各地で続いています。先週、150以上の都市の公道、ショッピングモール、政府庁舎などでデモが行われました。11月29日、デモ参加者らは、ファーガソンからミズーリ州首都のジェファソンシティーまで、120マイルを7日間かけて行進する「ジャーニー・フォー・ジャスティス(正義を求める旅)」を開始しました。また、ブラック・フライデーには、活動家らが全国の小売店でのデモを仕掛けました。本日、2人の活動家に先週行われたデモと、警察暴力に対してどのような運動を次に行うのか聞きます。オークランドからは「ブラック・ライブズ・マター」の共同創設者で、金曜日にBART鉄道を閉鎖させ逮捕された14人のうちの1人であるアリシア・ガルザ、ニューヨーク市からはセンター・フォー・メディア・ジャスティスとミリオン・フーディーズ・ムーブメント・フォー・ジャスティスの組織者で、先週の抗議行動に参加したダンテ・バリーが、番組に参加します。

  • オバマ大統領は、マイケル・ブラウン殺害によって起きている影響とファーガソンで続いているデモについて本日ホワイトハウスで協議を行う予定です。まずオバマは、州と地元の法執行機関に軍仕様の装備を提供した連邦プログラムのレビュー結果について閣僚らと協議します。またオバマは、政府高官の一人が「法執行機関と有色人種コミュニティの間の不信など、国としていまだに抱えている広い課題」と表現する問題を協議する会合に、若手の公民権運動指導者らを招きました。司法長官エリック・ホルダーはきょう、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアがかつて説教を行ったエベネザー・バプティスト教会で講演を行うためにアトランタに向かう予定です。ジョージタウン大学社会学教授のマイケル・エリック・ダイソンに話を聞きます。今週末のニューヨーク・タイムズ紙のダイソンの論説はWhere Do We Go After Ferguson?(「ファーガソンの後我々はどこへ行く?」)です。彼はまた、オバマ大統領と人種についての近刊書の著者でもあります。

  • 元エジプト大統領ホスニ・ムバラクは、約4年前に起きた彼の政権に対する蜂起で何百人ものデモ参加者の殺害を命令したことに対し無罪を言い渡されました。手続き不備を根拠としたこの判決により、ムバラクは汚職罪での刑期を終えた後、数カ月以内に釈放されることになります。また、裁判所はムバラク政権のハビブ・アドリ元内相と補佐官ら6人にも無罪判決を下しました。11月29日、この判決に抗議して数千人がカイロのタハリール広場に集結しましたが、治安部隊による取り締まりが行われ、2人が死亡しました。カイロからデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブゥル・クドゥース、ニューヨークからエジプト人ジャーナリストで人権活動家のホッサム・バガットが番組に参加します。

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