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2014年8月22日(金)

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  • 西アフリカで流行中のエボラ熱は死者1400人に近づく勢いですが、帰国した米国人宣教師2人は未承認の治療薬と超一流の医療を受けて完治し退院しました。本日は、番組を時間いっぱい使い、医療団体「パートナーズ・イン・ヘルス」の共同創設者ポール・ファーマー医師に、この伝染病の流行を止めるために何ができるのか、そして緊急対応にとどまらない、地域の医療技能構築の必要性について話を聞きます。「今回のエボラ熱の流行はこれまでで最大規模ですが、アフリカにおける公衆衛生の危機的な状態の反映にすぎません。今回のような疫病の流行や、その他の公衆衛生上の危険から住民、特に貧困層を守ることができる医療スタッフや制度が欠けていることが問題なのです」。ファーマーは世界で最も貧困で弱い立場の人々の衛生状態を改善するために人生を献げてきました。ハーバード・メディカル・スクール教授で、現在は地域社会を基盤とする医療に関する国連特別顧問でもあります。Infections and Inequalities: The Modern Plagues (『感染と不平等―現代の伝染病』など数冊の著書があります。

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