デイリーニュース

  • ミッチェル・ジェッセン&アソーシエイツの実態 ワシントン州スポケーンの心理学者集団がCIAの拷問法開発を手助けした経緯

    ワシントン州のスポケーンから放送します。私たちが放送を送り出している場所から3マイル弱の所に、ブッシュ政権の尋問方法を開発する上で重要な役割を果たしたCIAの秘密の請負会社の本部があります。この会社、ミッチェル・ジェッセン&アソーシエイツの社名は、設立者である軍事心理学者2人の名前、ジェームス・ミッチェルとブルース・ジェッセンから採られました。CIAは2002年から、水責めや睡眠遮断などの残酷な技法を取調官に訓練するために、同社の心理学者を登用しはじめました。この問題を密着取材してきた3人のジャーナリストから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2009/4/21(Tue)
    記事番号: 
    1
  • W.R.グレース社に対する環境犯罪裁判が進行中 モンタナの町で大規模なアスベスト露出を放置

    W.R.グレース社に対する公判で20日、政府・検察側の最後の証人が召喚されました。同社とその幹部5人の公訴罪状は、モンタナ州リビー地区にある同社バーミキュライト鉱山から採掘されたアスベスト汚染鉱石に、危険と知りながら同社労働者や一般住民をさらしていたというものです。政府はこれを「米国最大の環境災害」と呼んでいます。これがもとで数百人が死亡しました。W.R.グレースは1963年にこの鉱山を購入した時点からリビーの人々の死因を知っていました。にもかかわらず所有の30年間にわたり、鉱石によるアスベスト汚染を放置していたのです。この問題を取材する2人のジャーナリストに話を聞きましょう。
    dailynews date: 
    2009/4/22(Wed)
    記事番号: 
    2
  • モンタナの町の数世代にわたる受難:化学複合企業W.R.グレースによるアスベスト被爆でリビー地区では数百人が死亡 1200 人以上に健康被害

    モンタナ州ミズーラからお送りします。ここモンタナ州では、政府が「米国最大の環境災害」と呼ぶ環境犯罪の裁判が進行中です。W.R.グレース社所有のバーミキュライト鉱山から採掘されたアスベストを含む鉱石にさらされて、モンタナ州のリビー地区では、これまでに数百人の鉱山労働者とその家族、住民が死亡し、少なくとも1200人が健康被害に遭っています。この一件の啓発にいち早く取り組み全米の関心を集めるのに努めた住民の1人ゲイラ・ベネフィールドに話を聞きます。彼女は両親を石綿肺病で亡くし、彼女自身と夫もアスベスト被害の病気を抱えています。そのほかに一家の親戚 30人も被害に遭っています。

    dailynews date: 
    2009/4/22(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ダグ・ピーコックとアンドレア・ピーコックが語る、モンタナ州のハイイロ熊、故エドワード・アビー、そして大自然を守る戦い

    環境運動家のダグ・ピーコックとアンドレア・ピーコックに話を聞きます。ダグ・ピーコックは、長年にわたる自然主義者で、冒険家、作家です。代表的著書は、Grizzly Years: In Search of the American Wilderness(『ハイイロ熊の年月:米国の荒野を求めて』です。作家の故エドワード・アビーとは親友でした。アビーの作品『爆破―モンキーレンチギャング』の最も有名な登場人物ヘイデュークは、ダグ・ピーコックを一部モデルにしています。アンドレア・ピーコックは、数年間にわたりモンタナ州の政治と西部の環境について取材している、独立系ジャーナリストです。
    dailynews date: 
    2009/4/23(Thu)
    記事番号: 
    2
  • モンタナ州で運動展開 ヘルス・ケアを人権に

    モンタナ州からの放送です。同州ではヘルス・ケアを普遍的な人権と認めようという活発な動きが起きています。2008年12月、州都へレナの所在地であるルイス・アンド・クラーク郡の保健審議会は、健康とその管理を人権と認める決議を採択しました。2009年2月に、モンタナ州議会上院は、同州におけるヘルス・ケア権の確立に関する公聴会を開きました。モンタナ州上院議員でモンタナ人権ネットワーク代表のクリスティーン・カウフマンから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2009/4/23(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 4月26日はゲルニカ爆撃の日から72周年 アイダホ州のバスク人コミュニティが当時を振り返る

    72年前の1937年、スペイン内乱まっただ中の4月26日に、バスク地方の小さな町ゲルニカがファシスト党のイタリアとナチ党のドイツの両軍によってじゅうたん爆撃されました。これによりゲルニカの4分の3が破壊され、1600人の住民が殺されました。アイダホ州の州都ボイシはこのバスク出身者が最も多い米国都市の1つです。ゲルニカ爆撃の生存者の1人と、ボイシのバスク博物館文化センターの館長に話を聞きました。
    dailynews date: 
    2009/4/24(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 景気後退が右翼過激主義の台頭をうながす

    国家安全保障省が4月第3週に発表した報告書が、このところの景気後退と米国初の黒人大統領の誕生の不安に乗じて右翼過激派団体が新規加入者を増やしていると警告しています。白人至上主義グループの監視などで知られる公民権法推進団体サザン・ポヴァティー・ロー・センター(南部貧困法律センター)のマーク・ポトックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2009/4/24(Fri)
    記事番号: 
    2
  • CIAやFBIの権力乱用を捜査したチャーチ委員会を振り返る

    政府の不法行為を捜査してきた米上院委員会でも最も有名な委員会を振り返ってみましょう。70年代半ば、アイダホ州選出の民主党上院議員フランク・チャーチが率いた委員会はCIA、FBIの国内外における職権乱用に関する大規模な捜査を行いました。複数年度にわたった調査は、米国内でのスパイ行為、CIA による外国指導者の暗殺計画、FBI・CIA双方による左翼組織への潜入捜査や破壊工作等々におよびます。故フランク・チャーチ上院議員の寡婦ベシーン・チャーチと、チャーチ委員会の主席法律顧問だったフレデリック・A・O・シュワルツ・ジュニアに話を聞きます。

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    dailynews date: 
    2009/4/24(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 米メキシコ国境の壁、ぜい弱な生態系を分断

    米国とメキシコの国境沿いに600マイルにわたって設置されているバリケードが、環境に与える影響を考えました。バリケードの壁は公有地、公園および保護地のぜい弱な生態系を分割し、希少生物へ脅威を与え、野生動物の移動を阻害しています。自然保護団体シエラクラブのアリゾナ州国境地帯チーム代表に話を聞きました。

    dailynews date: 
    2009/4/27(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 国境沿い砂漠に飲料水を設置した活動家が「ゴミ捨て」の罰則処分に 「人道支援は犯罪ではない」と抗議 アリゾナ州

    アリゾナ州とメキシコの国境沿いにあるソノラ砂漠は非常に危険な地帯です。過去10年で、アリゾナ州への越境を試みた2千名近くの男性や女性、子供が死亡しました。ダン・ミリズは、人道支援団体「ノー・モア・デス」のボランティアです。2008年2月、彼は、エルサルバドル出身の14歳の少女の死体をアリゾナ南部の砂漠地帯で発見しました。その2日後、少女の死体を発見した移民者の越境ルート沿いに飲み水の言った大型容器を置いていたところ、ゴミを捨てたとして米魚類野生生物局に罰則を受けました。ミリズは175ドルの罰則の支払いを拒否し、ゴミを捨てた罰則について、人道支援は犯罪ではないとして当局と争いました。
    dailynews date: 
    2009/4/27(Mon)
    記事番号: 
    3

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