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2014年5月30日(金)

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  • 5月最終週に オバマ大統領は異論の多い国外強制退去政策を夏期いっぱいは継続すると発表しました。公民権団体から「国外退去最高司令官」とまで呼ばれたオバマは、大統領権限を使って国外強制退去の規模縮小を求める道はないか検討するよう、ジェー・ジョンソン国土安全保障長官に命じていました。しかし、29日の移民政策公聴会で、下院司法委員会委員長でバージニア州選出の共和党ボブ・グッドラット議員は、大統領との交渉にきわめて懐疑的であることに変わりはないと明言しました。移民権団体は、包括的な移民法改正に向けた政治的な推進力が欠けていることにいらだちを表明し続けています。「移民たちは怒っています。その怒りをできるだけ建設的な方向に誘導するつもりです」と、全国日雇労働者組織ネットワーク(National Day Laborers Organizing Network)代表のパブロ・アルバラードは語ります。この団体は国外強制退去を即刻停止するようオバマに圧力をかける市民的不服従を行っています。(画像:Juliosalgado.com)

  • アビバ・チョムスキーが、新著Undocumented: How Immigration Became Illegal (『在留資格なし:移民はいかにして非合法になったか』)を語ります。同書は、メキシコ人など出稼ぎ労働者に対する組織的な偏見が米国の移民政策に組み込まれ、ヨーロッパ系移民には昔から与えられている市民権取得の道を彼らに対し閉ざしてきた経緯を詳述しています。アビバ・チョムスキーはまた、現行の移民法が出稼ぎ労働者を犯罪人扱いしていることと、ミシェル・アレグザンダーが著書The New Jim Crow(『新たなジム・クロウ』)で述べているアフリカ系アメリカ人を抑圧するカースト制との類似性を指摘します。この問題を論じたチョムスキーの前著は、They Take Our Jobs! and 20 Other Myths about Immigration (『職を奪われる! に始まる移民に関する21の神話』)です。アビバ・チョムスキーは、マサチューセッツのセーラム州立大学の歴史学教授でラテン・アメリカ研究のコーディネーターです。

    ☆このセグメントは、2016年度学生字幕翻訳コンテストの課題に取り上げられています。→
    http://democracynow.jp/contest/

  • 高名なエッセイスト、タナハシ・コーツのインタビュー、パート2をお届けします。コーツはアトランティック誌のトップ記事"The Case for Reparations"(賠償請求の論拠)の中で、奴隷制度と人種隔離法、連邦政府支援の住宅政策が一貫してアフリカ系アメリカ人から財産を奪い、世代にまたがる富の蓄積を妨害してきたかを明らかにしています。「アフリカ系アメリカ人も正しく行動するまっとうな人物であれば、米国の白人優越主義の典型的な表れである略奪にひっかかることはない、という大嘘が神話化してきました。でも、人柄など関係ないのです。どれだけ自分を磨いても、この仕組みから免れることはできないのです」とコーツは語ります。インタビューのパート1はこちらから
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