« 前  

2014年5月16日(金)

  次 »
  • 世界最大規模となるインドの総選挙で、初期の開票結果によれば、野党リーダーのナレンドラ・モディが地滑り的勝利で、同国の新首相になる可能性が高くなりました。モディは、ヒンドゥー至上主義政党、インド人民党(BJP)のリーダーです。「インドの産業界が望んでいた結果となりました」と、インド出身の作家でジャーナリストのシッダールタ・デブは言います。デブによれば、モディは「熱心な開発推進派、つまりビジネス寄りの政治家」です。モディがグジャラート州首相を務めていた2002年に、同州では反ムスリム暴動で少なくとも1000名の死者が出ました。この流血事件の後、米国務省は、モディのビザを取り消しました。モディは暴動時の自己の行動について一度も謝罪も釈明もしていません。デブは先日英ガーディアン紙に"India’s Dynasty-Dominated Politics Has No Space for Dissent"(反対意見を許さない、世襲による権力継承をつづけてきたインドの政界)と題された記事を寄稿、またノンフィクション The Beautiful and the Damned: A Portrait of the New India (『美しきものと呪われたもの:新しいインドの横顔』)も執筆しています。

  • ニューヨーク・タイムズ紙の160年の歴史で初の女性編集長となったジル・エイブラムソンが解雇されました。報道によれば、エイブラムソン編集長は前任の男性編集長たちに比べて給与が低いことに不服を訴えていたといいます。エイブラムソン元編集長は「不愛想」で「強引」な管理スタイルだったという、おそらく根拠のない誇張された性格描写に対しては、同様の役職の男性が同様の行動をするのは普通とされるだけでなく、奨励さえされているという反論がなされています。「ジルは多数の女性を重要な地位に据えましたし、年下の女性たち、そしてニューヨーク・タイムズ紙に勤めるすべての女性の手本となる存在でした」と、本日のゲストで、ニューズウィーク誌初の女性編集長となったリン・ポヴィッチは言います。「(タイムズ紙の女性記者たちは)彼女の解任され方にショックを受けています」。ポヴィッチはメディア界における女性の地位についても語ります。彼女は1970年に、ニューズウィーク誌が女性を調査員としてしか雇わず、記者または編集者に昇格させることはほとんどないことを不当とする訴訟の先頭に立ち、女性の地位向上への一端を担いました。同裁判は勝訴判決となり、つづいてタイム誌、リーダーズ・ダイジェスト誌、ニューヨーク・タイムズ紙、NBC、そしてAP通信でも女性たちが裁判を起こしました。ポヴィッチはこの話を自著The Good Girls Revolt: How the Women of Newsweek Sued Their Bosses and Changed the Workplace(『従順な女の子たちの反乱:上司を訴え職場に変化をもたらしたニューズウィーク誌の女たち』)に記しています。91年に同誌を辞めて以来、ポヴィッチは「働く女性たち」誌(Working Woman Magazine)と、MSNBC.comの編集および上級制作責任者を務めています。

  • 十名の米退役軍人が、病院での診察を待っている間に死亡したことが明らかになり、5月15日、退役軍人省のエリック・シンセキ長官が上院委員会で、退役軍人向け医療センターでの診察遅延および隠蔽について証言を行いました。委員会は、アリゾナ州フェニックスおよび、コロラド州フォートコリンズの退役軍人向け病院が、診察まであまりにも長期間待たされた患者の記録を隠すために複雑な方式を使っていたと最近明らかになったことについて、シンセキ長官を激しく追及し、これは犯罪捜査の対象になる可能性もあると示唆しました。退役軍人および米国内の軍関連問題を担当する、「調査報道センター」(Center for Investigative Reporting)のアーロン・グランツ記者の反応をうかがいます。また、セントルイスの退役軍人向け病院における、非倫理的な職場での行為を報告したのち、精神科科長の地位を追われたとする、退役軍人の内部告発者にも話を聞きます。ドクター・ホセ・マシューズは降格処分となり、現在は病院地下室で給与および恩給審査をしていると言います。担当弁護士のアリエル・ソロモンと共に話を聞きます。

Syndicate content