デイリーニュース

  • 2020年大統領選から撤退したエリザベス・ウォーレンに革新派はサンダース支持を懇願

    エリザベス・ウォーレン上院議員は2月5日(木)選挙活動を停止すると発表し、2020年の民主党の候補者選びに残ったのは高齢の白人男性2人のみとなりました──ジョー・バイデン元副大統領とバーニー・サンダース上院議員です。ウォーレン議員が選挙活動の終了を決断したのは、初期に予備選が行なわれた各州やスーパーチューズデイの投票結果が期待はずれに終わり、地元マサチューセッツ州でも3位にとどまったのを受けてのことでした。ウォーレン議員は、残った2人の候補のいずれかを支持するかどうかについては触れていません。サンダース候補の支持者たちは、ウォーレン議員がサンダース支持を表明し、「革新派統一戦線」をつくって、今やバイデン支持で結束した強力な企業勢力に立ち向かうことを期待すると表明しています。3月10日には6つの州で大統領予備選や党員集会が開催される予定で、そこにはミシガン、ワシントン、ミズーリなど多数の代議員を持つ州が含まれています。ジャーナリストで活動家、『アウト』誌の元編集長でエリザベス・ウォーレン候補を支持してきたラケル・ウィリスと、バーニー・サンダースを支援するRootsAction.org(ルーツアクション.org)の共同創設者で全米コーディーネーターのノーマン・ソロモンに話を聞きます。

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    2020/3/6(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 新たな人頭税?長い列 投票所閉鎖で被害を被ったのは テキサス州とカリフォルニア州の黒人 ラティネクスと学生有権者

    スーパー・チューズデーには、一日を通して特に黒人、ラティネクス(中南米系の住民)有権者および大学生の多い地区の投票所で、長時間におよぶ待ち時間が問題となりました。多くの有権者は投票までに3時間以上、列に並んだと証言しています。2013年に、米最高裁が「1965年投票権法」で定められていた、テキサス州および南部州への連邦政府の監視を大きく削減して以来、テキサス州では少なくとも750か所の投票所が閉鎖されました。3億ドルをかけた最新の投票システムで多くの問題が報告されたロサンゼルスでも、投票所で長い投票者の列ができていました。サンダース選挙事務所は、有権者が憲法で保障された権利を行使できずにいるとして、投票所の開場時間を2時間延長するよう裁判を起こしましたが、郡当局者はこれを拒否しました。マザー・ジョーンズ誌のシニア・ライタ ーで、Give Us the Ballot: The Modern Struggle for Voting Rights in America(『投票権をよこせ――米国の投票権を巡る現代の戦い』)の著者アリ・バーマンに話を聞きます。

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    2020/3/5(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 討論:コロナウイルスは国民皆保険推進の最良のシナリオとなるか?

    3月4日、米下院は83億ドルのコロナウイルス対策緊急予算を可決しました。米国のコロナウイルスによる死者は11人に上っています。4日、カリフォルニア州では初のコロナウイルスによる死者が確認されました。このウイルスはニューヨークでも感染が広がっており、アンドリュー・クオモ知事は、保険会社に対しコロナウイルスのテストを実施する際、患者の費用負担分を免除するよう命令を出しました。COVID-19感染の2つの中心地であるニューヨークとシアトルより、コロナウイルス感染が、国民皆保険を推進する議論を助長するかについて議論します。一般診療医で「国民健康保険プログラムを推進する医師会」(Physicians for a National Health Program)の共同創設者のステフィー・ウールハンドラー、4人のコロナウイルス感染が確認されたウエストチェスターおよびブロンクス地域を代表するニューヨーク州上院議員のアレッサンドラ・ビアッジ、ニューヨークの「コミュニティ・サービス・ソサエティ」の健康イニシアティブ担当部長で「ヘルスケア・フォー・オール・ニューヨーク」キャンペーン共同創設者のエリザベス・ベンジャミン、新型ウイルスによる9人目の死者が出たシアトル市議会の社会主義議員クシャマ・サワントに話を聞きます。

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    2020/3/5(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 反ジョー・バイデン論:前副大統領の長年のキャリアは、「権利への譲歩」の連続

    スーパーチューズデーでのジョーバイデン前副大統領の勝利を受け、イラク戦争支持での中心的役割から、いわゆる麻薬戦争(war on drugs)の拡大にいたるまで、彼の記録を詳しく検証します。Yesterday’s Man: The Case Against Joe Biden(『昨日の男:反ジョー・バイデン論』)の著者であるブランコ・マルセティッチに話を聞きます。バイデンの政治アプローチは、「権利への譲歩」であり、「政敵である共和党の綱領をとりいれて、わが物にする」ことが基本だとマルセティッチは述べます。

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    2020/3/4(Wed)
    記事番号: 
    3
  • バイデンのスーパーチューズデーでの躍進後、サンダースの選挙運動は、アフリカ系アメリカ人の支持に関する疑問に直面

    スーパーチューズデーでジョー・バイデン前副大統領は、米国南部と中西部を席巻し、バージニア、ノースカロライナ、アーカンソー、アラバマ、テネシー、オクラホマ、マサチューセッツ、ミネソタ、テキサス各州で勝利しました。いくつかの州ではアフリカ系アメリカ人の票の大多数の獲得が推進力になりました。この結果について、複数の論者から意見を聞きます。参加者は、歴史家、作家、活動家であり、「黒人の生活運動」(Movement for Black Lives)のアドバイザーでのあるバーバラ・ランスビー、「貧者の運動」(Poor People's Campaign)の共同議長で、「破れを繕う者」(Repairers of the Breach)代表であるウィリアム・バーバー牧師、そしてネーション誌の正義に関する通信員エリー・ミスタルです。
        

    dailynews date: 
    2020/3/4(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 残ったのは2人:バイデンが南部の黒人票を総ざらい、サンダースはラティーネクスの支持票でカリフォルニアで勝利

    民主党の大統領候補予備選挙の最大の投票日は、ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース上院議員との間の2人の一騎打ちで終了しました。夏の党大会での代議員数の3分の1以上を争うこの日、バイデンは中西部と南部を席巻し、バージニア、ノースカロライナ、アーカンソー、アラバマ、テネシー、オクラホマ、マサチューセッツ、ミネソタ、テキサスで勝利しました。サンダースは、ユタ州とコロラド、地元州であるバーモントの他、ラティーネクスの有権者が人口のほぼ40%を占めるカリフォルニアで勝利を収め、この夜の大きな成果となりました。今回の選挙戦でサンダースはカルフォルニア州内に23の現地事務所を置きました。ラティーネクスの有権者は、今後のアリゾナ州とフロリダ州での予備選挙でも、重要な役割を果たす可能性があります。バーニー・サンダース上院議員の大統領選の上級顧問であるチャック・ロシャに話を聞きます。彼は、サンダースの選挙戦でラティーネクス有権者を動員する戦略の立案者だと言われています。

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    2020/3/4(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ジョー・バイデンはバーニー・サンダースを止められるか? 民主党幹部は前副大統領を全面支持 でも手遅れ?

    全米14州の数百万人の有権者が3月3日、スーパーチューズデーの投票に向かいます。民主党の中道派は、最有力候補のバーニー・サンダースを倒せる可能性が一番高いとしてジョー・バイデン前副大統領の周りを固めています。2020年の民主党大統領予備選の最も決定的な日を控え、ミネソタ州のエイミー・クロブシャー上院議員は3月2日に選挙運動を停止しバイデンの支持に回りました。その前日にはピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長が指名争いから撤退しました。2人は3月1日、テキサス州でのバイデンの選挙遊説に参加しました。一方、前ニューヨーク市長で大富豪のマイケル・ブルームバーグも自らをサンダースの対抗馬として押し出し、今回初めて候補者リストに載ることになっています。それに先立ち、ブルームバーグは2月最終週に5億ドルを選挙広告費につぎ込みました。スーパーチューズデーは、3月3日に投票が行われるマサチューセッツ州が地盤のエリザベス・ウォーレンにとっても決め手となる可能性があります。調査報道サイト「ジ・インターセプト」のワシントンDC支局長であるライン・グリムに話を聞きます。

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    2020/3/3(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 大討論:サンダースの代理人コーネル・ウエスト 対 ブルームバーグ陣営共同議長で元ブラック・パンサーのボビー・ラッシュ

    米国14州と米領サモアの人々は3月3日、スーパーチューズデーの投票に向かいます。民主党の大統領候補に指名されるのに必要な代議員数の約3分の1がこの日の投票にかかっています。今回の投票を前に、インディアナ州サウスベンド前市長のピート・ブティジェッジとエイミー・クロブシャー上院議員はそれぞれ3月1日と2日に指名争いから撤退、ジョー・バイデン前副大統領の支持に回りました。指名争いが過熱する中、大富豪のマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、指名争いに留まることを明言しました。ブルームバーグの名前が候補者リストに含まれるのは今回が初めてです。ここまで、彼は指名争いを一つも勝っていませんが、ある意味カギとなる側面で他の挑戦者たちをリードしています。選挙資金の出費額で群を抜いているのです。彼の選挙資金の出費は広告費だけで5億ドルの大台を超えましたが、これは民主党の他の候補者の広告費の10倍以上に当たります。一方、民主党大統領候補のバーニー・サンダース上院議員は依然として先頭を走っています。ハーバード大学の公共哲学実践学の教授で、民主党予備選でバーニー・サンダースを支持し、彼の代理人でもあるコーネル・ウエストと、イリノイ州選出下院議員で、マイク・ブルームバーグの2020年大統領選の全米共同議長ボビー・ラッシュによるサンダース対ブルームバーグの討論を放送します。

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    2020/3/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • イランで新型コロナウィルス死者が増加 中東の感染震源地となる 米国の制裁と政府の失策のさなか

    中東での新型コロナウイルスの震源地となったイランで、公式死者数が少なくとも54人に達し、このウイルスの発生地である中国以外で最も多くの死者数となりました。専門家によると、イランでこの病気で亡くなった人の実際の数は200人に達する可能性があるといいます。この発表に先立ち先週には、保健省のイラジ・ハリルチ次官がコロナウイルスに感染したことを認めるビデオをソーシャルメディアに投稿しました。前日の記者会見で具合が悪そうに見えたハリルチ次官でしたが、会見ではコム(Qom)市でのコロナウイルス感染拡大を深刻にはとらえず、大量検疫は不要であると述べていました。イラン当局は3月1日、コロナウイルスと戦うための新たな取り組みを発表し、人々に公共交通機関を使用しないこと、学校、大学、文化センターの閉鎖を呼びかけました。世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス発生を世界的な健康上の緊急事態と宣言しました。イラン人の国際保健政策専門家であるカミール・アラエイ博士に話を聞きます。国際保健教育研究所(the Institute for International Health and Education)の共同創設者で共同会長でもあります。オックスフォード大学の客員教授です。

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    2020/3/2(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 下院予備選 テキサス州で26歳の移民弁護士が現職の「トランプのお気に入り民主党議員」に挑戦

    2年前ニューヨーク市で10期在職の民主党議員を選挙で下し、連邦議員となったアレクサンドラ・オカシオ=コルテスに続こうと、若いプログレッシブの波が全米で選挙運動を行っています。注目は、下院議会で最も保守的な民主党員の1人であるヘンリー・クエイアーに対抗して南テキサス選挙区から下院選に立候補した26歳のジェシカ・シスネロスです。現職は64歳の中道派で、民主党下院選挙委員会とナンシー・ペロシ下院議長に支援されています。シスネロスは、クエイアーはトランプ政策のほぼ70%に賛成票を投じた「トランプお気に入りの民主党員」だと名づけました。クエイアーは保守的なコーク兄弟の政治行動委員会から少なくとも4万ドルを受け取るなど、激戦区に注がれる外部資金の多くを得ており、製薬会社からも大きな支持を得ています。シスネロスはそれとは対照的に、「メディケア・フォー・オール」、「グリーン・ニューディール」および人道的な国境と移民政策を創造すること(creating a humane border and immigration policy)を掲げています。バーニー・サンダースとエリザベス・ウォーレンにも支援されています。国境沿いの南テキサス地区から連邦下院議会選挙に立候補している移民弁護士、ジェシカ・シスネロスに話を聞きます。クエイアー議員にも出演を依頼しましたが辞退しました。

    dailynews date: 
    2020/3/2(Mon)
    記事番号: 
    3

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