デイリーニュース

  • 米国の不正義を問う映画を作り続けて20年 不正義の根源に迫るマイケル・ムーアの新作ドキュメンタリー"Capitalism: A Love Story"(『資本主義:ある愛の物語』)

    アカデミー賞受賞映画監督マイケル・ムーアは、 1989年の名作『ロジャー&ミー』以来、自分の作品はどれも「我々米市民が、不公平で、不当で、非民主的経済システムのなかで暮らしているという問題に戻ってくる」と語ります。新作"Capitalism: A Love Story"(『資本主義:ある愛の物語』)でムーアは、米国の金融制度と、立場を入れ替えながらそれを牛耳っている、ワシントンの政治家たちと企業家たちにぶつかっていきます。「ずばり、今の経済システムを何とかして、1%の大金持ちではなく皆に利益がいきわたるようなシステムを作ろうじゃないかと言いたかった」とムーアは語ります。

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    ★ ニュースレター第23号 (2009.12.10)

    dailynews date: 
    2009/9/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米コネチカット 土地接収をめぐる怒りの再燃: 誘致企業ファイザー撤退で開発計画頓挫

    コネチカット州ニューロンドンの自宅所有者たちがかつて市の幹部たちと戦ったことがありました。製薬大手ファイザーの研究所を誘致する民間土地開発計画のために、ある一角の家屋をすべて接収するという計画が発表されたときです。市はこれで何千もの職が生まれると言っていました。住民は提訴して抵抗しましたが、2005年、州最高裁の判決で敗訴しました。結果、その一角はすべて整地されたのです。ところが今週になって、ファイザーはリサーチセンターの撤退を発表したのです。
    dailynews date: 
    2009/11/13(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 歴史的サミット 国連安保理の首脳会合が核拡散の制限を決議

    核兵器が拡散するのを制限するために国際社会の関与を強化しようという米国提案の決議を、国連安全保障理事会が全会一致で採択しました。ただしこの決議には核保有国が具体的な核廃絶のステップを取るように求めるといった強制力のある条項はありません。「核政策に関する法律家委員会」(LCNP)の事務局長ジョン・バローズに話を聞きます。彼はこの核決議に関してこのほど安保理理事国の数カ国の国連代表団と会談しました。
    dailynews date: 
    2009/9/25(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ノーベル平和賞のワンガリ・マータイ:米国が気候変動問題に取り組むなら世界中の国もそれに続くだろう

    地球温暖化に関する新たな調査の概要が明らかになり、気候変動は2007年に科学者たちが予測したよりも速くかつ広範囲に進行していることがわかりました。この新事実は国連気候変動会議で地球温暖化が最優先問題として取り上げられ、かつG20サミットがピッツバーグで開かれたと同じ週に明らかになりました。ノーベル平和賞受賞のケニヤの環境運動家ワンガリ・マータイに話を聞きます。国連サミットで彼女は国際的な市民社会の代表としてスピーチを行いました。
    dailynews date: 
    2009/9/25(Fri)
    記事番号: 
    3
  • イップ・ハーバーグを惜しむ:「オズの魔法使い」で虹を架けた男

    その名前には馴染みがないかれしれませんが、彼の歌は世界中の多くの人々に歌われています。本日はイップ・ハーバーグの人生と作品を紹介します。イップはブロードウェーの作詞家で「ブラザー・キャン・ユー・スペア・ア・ダイム?」などのヒット作があり、また、「オズの魔法使い」の歌の作詞を担当しました。マンハッタンのローワー・イースト・サイドにある貧しい家庭に生まれたイップは、自分の作る歌に常に強い社会的、政治的要素を込めて、人種差別や貧困と闘いました。生涯にわたり社会主義者であった彼は、長年当局のブラックリストに名前が挙げられており、追跡されていました。 イップの音楽と当時の政治を解説するのは、イップの息子、アーニー・ハーバーグです。まずはイップが若いころに行った、ガーシュイン兄弟との共同制作から「ブラザー・キャン・ユー・スペア・ア・ダイム?」までをみます。次に「オズの魔法使い」を詳しく検証し、最後に、ブロードウェーでかかるイップ・ハーバーグの歌の数々をメドレーで聞きながら、その背景にある当時の政治状況を振り返りました。
    dailynews date: 
    2009/11/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ピッツバーグで開催のG20サミットが際立たせるかつての鉄鋼の街の経済衰退

    G20参加の各国首脳や代表団が24日夕、警察が抗議者たちへの取り締まりを強めるピッツバーグに到着しました。この街はじつはこうした抗議行動には慣れっこで、労働組合蜂起などの長い歴史を持っています。長くピッツバーグに住んでいる歴史家で労働組合オルガナイザーのチャールズ・マコレスターに、このかつての鉄鋼の首都の変貌を語ってもらいます。
    dailynews date: 
    2009/9/25(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 米国が提唱する世界貿易機関(WTO)の取り決めは世界金融システムの見直しを妨げかねない

    G20金融サミットが米ピッツバーグで開かれる中、ラルフ・ネーダー創始のNGO「パブリック・シチズン」の貿易問題監視部門グローバル・トレード・ウォッチが新たな調査報告を出しました。それによると、世界貿易機関はこれまで貿易協定という名のもとに長年にわたって極端な金融規制緩和を推し進めてきており、それが現在の規制強化の流れを妨げる恐れがあるというのです。同ウォッチの責任者ロリ・ウォラックに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/9/25(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ラジ・パテルが語る米国で拡大する飢餓の危機と飢餓撲滅のためのローマの国連サミット

    米農務省が11月16日に発表した報告によると、2008年に4900万人以上の米国人、つまり7人に1人が、十分な食糧を得ることができなかったことがわかりました。この数字は、連邦政府が食糧不足の記録を始めて以来の最高値でした。一方、16日に始まったローマの世界食糧サミットには、地球規模での飢餓に取り組むために世界の大部分の国の首脳たちが集まっています。しかし、裕福な国の首脳たちは、ほとんど欠席しています。Stuffed and Starved: Markets, Power and The Hidden Battle for the World Food System(『飽食と飢餓:世界食糧システムの隠れた戦い』)の著者ラジ・パテルから話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/11/17(Tue)
    記事番号: 
    3
  • オバマが農薬業界の重役を米通商代表部の農業担当交渉官に指名

    オバマ大統領から米通商代表部の農業担当交渉官に指名されているイスラム・シディキは現在、シンジェンタ、モンサント、ダウ・ケミカルなど農薬業界の主要企業で構成される連合団体クロップライフ・アメリカの副代表を務めています。彼は以前はクロップライフのロビイストで、クリントン政権下の米農務省とカリフォルニア州農務局でも働いていました。80以上の環境、自営農場、消費者擁護団体が連名で上院財政委員会に彼の指名を拒否するよう手紙を送りました。
    dailynews date: 
    2009/11/17(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 作家アルンダティ・ロイが語る:インド経済成長の犠牲者たち、オバマ大統領、激化する米国の「アフガン・パキスタンでの戦い」

    インドの首都ニューデリーから、政治エッセイを執筆するブッカー賞受賞作家でグローバルジャスティス運動に参加するアルンダティ・ロイが出演しました。ロイの著作にはブッカー賞受賞作『小さきものたちの神』や、最新のエッセイ集Field Notes on Democracy: Listening to Grasshoppers(『民主主義についての野帳:イナゴたちに耳を傾けて』)などがあります。インド共産党毛沢東主義派の武装勢力との衝突、カシミール地方の占領、今もなお続くインドーパキスタン間の緊張関係、そしてオバマ大統領にある「アフガニスタン・パキスタン」における戦いについて話を聞きました。

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    ★ DVD 2011年度 第1巻

    「巨大市場インド」に収録
    dailynews date: 
    2009/9/28(Mon)
    記事番号: 
    2

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