デイリーニュース

  • チョムスキー:『ウォール街を占拠せよ』は米国に実質的に存在しなかった連帯感を作り上げた

    ノーム・チョムスキーは、オキュパイ(占拠)運動が、大恐慌時代以来存在しなかったレベルの階級結束と相互支援コミュニティの再建を助けたと語ります。「占拠運動は、米国に存在しなかったものを知らず知らずのうちに作り上げていました。相互支援のコミュニティ、連携、話し合いのための広場・・・・・・そして行動し助け合う人びと。それがほとんど無かった。1世紀にわたり、他人のことを気にしないで、自分のことだけ気にするべきだというようなプロパガンダが続いていました。(階級の連帯を)再建することは、たとえそれが社会の小さなかけらだとしても、とても重要になるかもしれません。再建は、社会がどう機能すべきなのかという概念を変えるかもしれません」とチョムスキーは語ります。チョムスキーは、また、ある意味「ブッシュ元大統領の時よりもひどい」やり方で市民の自由を攻撃しているオバマ大統領についての評価も話しました。

    dailynews date: 
    2012/5/14(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー:パレスチナ人ハンストは「基本的人権の侵害」に対する抗議

    世界的に有名な反体制知識人、言語学者、そして作家のノーム・チョムスキーとの1時間ほどのインタビューです。まずは、パレスチナ人のハンガーストライキについて話し合います。およそ2000人のパレスチナ人らが食事をとらず、イスラエル刑務所当局に独房監禁の中止と広範囲に及ぶ制限の緩和を求めていた画期的な行動に、終結をもたらす暫定合意が結ばれたと伝えられています。「ハンストは、基本的人権の侵害に対する抗議です」とチョムスキーは語ります。彼は、マサチューセッツ工科大学名誉教授で数々の書籍を執筆しています。新著はOccupy(『占拠せよ』)です。

    dailynews date: 
    2012/5/14(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 麻薬戦争を止めよう:メキシコの詩人ハビエル・シシリア 麻薬暴力拡大に加担する米国を非難

    今週最後に取り上げるのはメキシコの詩人ハビエル・シシリアへのインタビューの後半です。昨2011年、シシリアの24歳の息子フアン・フランシスコが麻薬密売人たちによってメキシコのクエルナバカで殺害されました。息子の思い出のためにシシリアは「正義と尊厳ある平和のための運動」(Movement for Peace with Justice and Dignity)を創設して麻薬戦争の終結を訴えています。シシリアは現在米国におり、今年8月に1カ月の平和キャラバンを開始します。彼はすでに昨年、同様のキャラバンをメキシコで指揮してきました。「私たちは怒り狂っている。戦争は私たちに何ももたらしていない──問題の解決にはなっていないんです」とシシリアは言います。「アメリカの人たちに気づいてもらう必要があるんです。麻薬を消費するたびに、銃を使用するたびに、見えないところで、私たちが死者という代償を払っていることを自覚してほしい」
    前半のインタビュー視聴はここをクリック

    dailynews date: 
    2012/5/11(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 性的暴力と自然資源の略奪 アラスカ先住民が直面する最大の苦難

    世界中からやってきた何百人もの先住民指導者や活動家たちが今週、国連の先住民族問題常設フォーラム第11回会合に出席します。アラスカのイヌイット人でアンカレッジのアラスカ大学で政治科学を教えるダリー・サンボ=ドローと話します。彼女はこの常設フォーラムの副議長でもあります。北極圏における環境の荒廃と脅かされる土地所有権から、蔓延する性的暴力の問題まで、サンボ=ドローはこんにちアラスカ先住民が直面する様々な苦難について語ります。「様々な政治や経済の課題において、米国の先住民たちはどん尻にいます──昔からずっとそうです」とサンボ-ドローは言います。「アラスカの先住民コミュニティや米国各地の先住民コミュニティが抱える問題が、優先課題を探知するレーダーに引っかかっることは決してないのです」

    dailynews date: 
    2012/5/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 国連調査:米国はアメリカ先住民にラシュモア山などの聖地を返還すべき

    先住民族の権利に関する国連特別報告官のジェイムズ・アナヤは米国に住む先住アメリカ人の窮状に関して国連史上初めての調査を率いてきました。アナヤの勧告には、米国が4人の大統領の顔が彫られた有名なラシュモア山のあるサウスダコタ州ブラックヒルズなど、いくつかの土地を先住民部族に返還するようにとの助言も含まれています。こうした動きは今日も続く先住アメリカ人に対する体系的差別への取り組みを進めるだろうとアナヤは言います。「この国の先住民族たちはみな……貧困や劣悪な衛生環境、教育機会の欠如、社会病理なとに苦しむ比率が、国民の中の他の集団に比べてはるかに高い」とアナヤは言います。「この状態は彼らが苦しんできた不正の歴史に関係しているのです」

    dailynews date: 
    2012/5/11(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 司法省がアリゾナ州の保安官をラティーノに対する人種プロファイリングで告訴

    司法省がアリゾナ州マリコパ郡の保安官ジョー・アルパイオと彼の保安官代理たちをフェニックス地区でラティーノ住民への人種偏見に基づく行動特徴分析(人種プロファイリング)を行ったとして告訴しました。アルパイオが補佐官たちと、正規移民であるなしに関係なく執拗にラティーノを標的にし、邪魔する者には誰彼なく報復していたと、司法省は主張しています。フェニックスから「アリゾナをよくする市民の会」(Citizens for a Better Arizona)代表のランディ・パラズに話を聞きます。「何が起きているのか、とうとう明らかになるのだと信じています」とパラズは言います。「連邦政府と司法省が介入してアルパイオ保安官に責任を取らせることに拍手を贈りたい。地元の司法捜査当局がやろうとしないのですから」

    dailynews date: 
    2012/5/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 麻薬戦争の犠牲を知らしめる米国横断平和キャラバンを率いるメキシコの詩人ハビエル・シシリア

    2011年、24歳の息子がメキシコのクエルナバカで麻薬密売人たちに殺害され、メキシコの最も著名な詩人の一人のハビエル・シシリアがペンを置きました。息子の追悼して、シシリアは麻薬による暴力に歯止めをかけることを唱えて、「正義と尊厳のある平和運動」(Movement for Peace with Justice and Dignity)を創設したのです。麻薬にかかわる暴力によって、過去6年間に6万人が死亡し、1万人が行方不明、16万人以上のメキシコ人が家を失ったと見られます。「麻薬戦争で何千人もが死亡し、行方不明になり、家を失ったことに対して責任を共有していることを、米国人の良心に訴える」ため、シシリアは現在米国で、1カ月にわたる平和キャラバン立ち上げを計画しています。

    dailynews date: 
    2012/5/10(Thu)
    記事番号: 
    4
  • トニー・クシュナーが見過ごされた“急進主義”とエイブラハム・リンカーン大統領時代の教訓について語る

    トニー・クシュナーの最近の仕事は、スティーブン・スピルスバーグ監督の次回作であるエイブラハム・リンカーンについての映画の脚本執筆です。大統領としてのリンカーンについて理解することは今日の政治的生活への貴重な教訓を学ぶことですとクシュナーは言います。「非常に不安定な政治的環境をうまく乗り切り、米国史上歴史上これ以上ないほど非常に困難な時代に国を前進させたリンカーンのものすごい能力は、驚異的で、畏敬の念を起させるものだと思います」

    dailynews date: 
    2012/5/10(Thu)
    記事番号: 
    3
  • モーリス・センダック(1928-2012):トニー・クシュナーが伝説的な子供の本の著者の人生と遺産について語る

    劇作家のトニー・クシュナーが友人のモーリス・センダックの人生を振り返ります。センダックは子供の本『かいじゅうたちのいるところ』で有名な作家でイラストレーターです。センダックは火曜日に83歳で死去しました。「モーリスには普遍的に話をする能力がありました。これは彼が本当の天才であるという事実を示す証拠です」とクシュナーは言います。ゲイだったセンダックが、オバマ大統領が同性婚を受け入れたことを聞くまで生きられなかったのは残念だったと付け加えます。「彼は礼儀正しいこと、フェアプレー、誠実であることを信条としていました。ですから、彼は変化がおきるのを見て感動したはずです。」

    dailynews date: 
    2012/5/10(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 劇作家トニー・クシュナーがオバマ大統領の同性間結婚への支持を歓迎 「地球が動くのを感じた」

    オバマ大統領は、歴史的な宣言によって、同性間結婚を支持した最初の米国大統領になりました。このことについて、高い評価を受けている劇作家で社会活動家のトニー・クシュナーに話してもらいます。2003年、クシュナーと彼のパートナーは、同性カップルで初めてニューヨーク・タイムズ紙の結婚欄に掲載されました。「地球が動くのを感じたよ」とクシュナーは言います。「それは、ひとつの転換点が来て、変化への基礎が整ったのを感じた瞬間でした。数年越しでゆっくりだが、着実に結婚の権利が進歩を遂げ、性的少数者(LGBT)コニュ二ティーが市民権を獲得していくのをことに驚きを感じます。しかも僕が期待したよりも早いペースで。信じられないほど感動的です。」

    dailynews date: 
    2012/5/10(Thu)
    記事番号: 
    1

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