デイリーニュース

  • オバマ アフガン戦争の終結を売り込むが 選挙の年だから占領長期化をごまかしていると批判される

    アフガニスタンへの電撃訪問で、オバマ大統領はオサマ・ビンラディンの暗殺一周年を期してアフガニスタン政府との長期的な戦略的パートナーシップを維持する協定に署名したことを発表しました。米国民向けの演説の中で、オバマはこの協定は「戦争の終わる未来、新しい章の始まり」の前触れだと話しました。作家タリク・アリと、2001年にカブールの米大使館再開に助力した元米外交官アン・ライトに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「働かず、買い物にも行かず、あらゆる場所を占拠しよう」 メーデー特別番組:ウォール街占拠運動、移民、労働抗議行動について

    国際労働者の日、または、メーデーの5月1日にあわせ、ウォール街占拠運動が全米一斉の抗議行動を計画しています。番組ではピュリッツァー賞受賞記者のクリス・ヘッジズ、タイダル誌の編集者で占拠せよ運動の中心的世話役アミン・フセイン、Horizontalism: Voices of Popular Power in Argentina(『ホリゾンタリズム:アルゼンチンの民衆勢力の声』)の著者でウォール街占拠運動の法律関係担当グループのメンバーであるマリーナ・シトリン、「労働者と移民の権利を求める5.1連合」(May 1st Coalition for Worker and Immigrant Rights)のテレサ・グティエレスと共に、この動きについて討論します。また、デモクラシー・ナウ!の元通信員で現在はガーディアン紙のライアン・デブローが、ニューヨーク市の街頭での抗議行動の最新情報を報告します。

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    2012/5/1(Tue)
    記事番号: 
    1
  • メーデーを前にデビッド・ハーベイが語る都市の民衆蜂起、「ウォール街占拠」からパリ・コミューンまで

    5月1日は、「メーデー」もしくは国際的な「労働者の日」として知られています。「ウォール街を占拠せよ」運動の参加者は、「仕事も買い物もやめだ、そこらじゅうを占拠せよ」というスローガンのもと、米国各地で数万人の結集を呼びかけています。全米125都市で抗議行動が計画されています。ニューヨーク市立大学大学院教授で高名な人文地理学者、社会学者のデビッド・ハーべイ氏に、近代史における他の大規模な市民の抗議運動との比較における「ウォール街占拠」運動の位置づけを聞きます。「何かを彷彿とさせる。明日は、さらに多くの人が『ほら、事態は変わらなくちゃいけないんだ、何か違うことが起きないといけないんだ』と言うような状況になることを願っています」とハーべイは言います。『Rebel Cities: From the Right to the City to the Urban Revolution 』(反乱する都市:都市への権利から都市革命へ)は、ハーヴェイの新書です。

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    2012/4/30(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ドキュメンタリー映画「ブッカーズ・プレイス」:正々堂々と意見をして命を落としたミシシッピー州の黒人ウェイターの物語

    1965年、ミシシッピー州グリーンウッドのアフリカ系アメリカ人のウェイター、ブッカー・ライトは、米国における人種差別についてNBCのインタビューをあえて受けました。後に彼と彼の家族の生涯を永久に変えてしまう判断でした。ライトは、インタビューの中で「僕はいつも笑うということを学んだ。嫌な奴にほど、もっと笑ってやるんだ。泣くのは心の中だけでいいんだ」と語っています。彼は、後に仕事を失い、警察に暴行され、最後には殺害されました。ライトの生涯は、ライトの孫娘である共同プロデューサーのイベット・ジョンソンと、当時のインタビューアーで、後にライトへのインタビュー取材を行ったことを後悔したフランク・デ・フェリッタを父に持つレイモンド・デ・フェリッタ監督のコラボレーションにより、新作のドキュメンタリー映画『Booker’s Place: A Mississippi Story(ブッカーズ・プレイス:あるミシシッピーでの物語)』の中で語られます。

    dailynews date: 
    2012/4/30(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 獄中のバーレーン活動家が再審請求を受理される、だが米国支援の政府による虐待は依然続く

    バーレーン政府は、昨年始まった「アラブの春」で米国が支援するバーレーン王政を転覆させようとした罪に問われた21人の再審請求を受理しました。受刑者の中には、ハンガーストライキを82日間行っている人権運動の指導者、アブドゥルハディ・アルカワジャも含まれています。「国際的圧力が十分にかかれば、彼らは再審理をします。そして、ある程度国際社会の関心が薄れるまで、できるだけ時間稼ぎをしようとする。私たちはこれを今までも見てきました。そもそも、決して逮捕や投獄されるべきではなかった人たちであり、彼らは釈放されるべきだったんです」とアブドゥルハディ・アルカワジャの娘マリアム・アルカワジャは話ます。彼女は、軍法会議で使われた証拠の多くは、拷問による自白で得られたものだと主張しています。また、バーレーン警察が未成年を含む被拘束者を殴打し、拷問を続けているとする新しい報告書の編集者であるヒューマン・ライツ・ウォッチのジョー・ストークにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/4/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • トランスジェンダーの黒人女性 “シーシー”マクドナルドが殺人罪で裁判に 支援者たちは正当防衛を訴え

    トランスジェンダーのアフリカ系アメリカ人女性が来週、第2級殺人罪で裁判を受けます。事件は昨年、彼女がミネアポリスのバーの近くで暴力を振るわれ人種差別的でホモフォビック(同性愛嫌悪的)な罵詈雑言を浴びせられた後に言い争いになって起きたとされます。彼女、クリショーン・“シーシー”・マクドナルドは頬を11針縫い、逮捕後には弁護士もつけられず事情聴取されて独房に入れられたと報道されています。死亡した被害者ディーン・シュミッツは胸にナチスの鉤十字の刺青をしていたという報道もありました。マクドナルドの支援者たちはこの事件は刑事司法制度におけるトランスジェンダーやアフリカ系の人々に対する偏見を象徴するものだと言います。「彼女の身に起きた事態にみんなとても怒っています。ヘンネピン郡が彼女の正当防衛の権利を認めなかったことにも怒っています」と、トランスジェンダーの若者支援ネットワーク(Trans Youth Support Network)事務局長ケイティー・バージェスは言います。彼女の助力でこの事件に社会的関心が集まりました。バージェスは白人以外のトランスジェンダーの人たちは白人のトランスジェンダーの人たちより差別を経験する確率が2倍も高いと指摘します。マクドナルドの親友の1人、レイブン・クロスにも話を聞きます。

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    2012/4/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • バチカンが米国の尼僧たちを叱責 「急進的フェミニズム」の説教や社会正義を立ち過ぎと

    ローマ教皇庁が米国最大のカトリック尼僧グループを叱責しました。社会正義の問題にばかり気を取られて、妊娠中絶や同性婚といった「極めて重要な問題」がおろそかになっているというのです。先週(4月第3週に)発表された報告によると、カトリック教会の指導者層は、尼僧たちが「急進的フェミニズム」を推進し、同性愛のことや司祭は男性に限るという重要な教義に異議を唱えているとして非難しています。大司教1人と司教2人が─みな男性です─尼僧たちを監督する役目に指名されています。「私にはさっぱりわかりません。貧者とともに働くことはイエスが福音書の中で私たちにやりなさいと説いていることです。それが批判の原因らしいのですから。」とシスター・シモーヌ・キャンベルは言います。彼女は先週の報告書を厳しく批判しているカトリック教会の中の社会正義グループNETWORKの代表です。報告書による叱責は、2012年米大統領選挙でいわゆる「女性に対する戦争」が争点のひとつに浮上してきたことと連動しています。カトリックの尼僧の一部はオバマ政権の医療保険制度改革や医療保険に避妊措置を含むことの義務化を支持して司教たちと対立しています。キャンベルは、バチカンが彼女のグループを攻撃しているのは彼女たちが医療保険制度改革を支持しているからだと思うと言います。

    dailynews date: 
    2012/4/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • オバマが無人機戦争を拡大する一方 民間人犠牲者の増加をめぐり活動家や遺族代表がワシントンでサミット

    パキスタンの弁護士シャハザード・アクバルは米軍の無人機爆撃で殺された民間人遺族の代理人で、米国への入国を国務省にずっと阻まれてきましたが、今週やっとビザが降りました。アクバル弁護士は「無人機サミット:遠隔操作による殺人とスパイ行為」という会議に出席するため、ワシントンDCに到着したばかりです。このサミットは、死傷者を出す無人機攻撃の回数がオバマ政権下で増加していることに注意を喚起しようと、人権団体が集まって開催するものです。オバマ大統領は、米国の無人機爆撃は現役テロリストのリストにある人間たちに的を絞ったものであり、それによって多数の民間人犠牲者が出ているわけではない、と言います。これに対しアクバルは、「オバマが国民に嘘をついているか、あるいはほんとに世間知らずでCIAが(彼に)提出する報告を鵜呑みにしているかのどちらかです」と言います。このサミットは米国がイエメン国内で無人機爆撃を急激に拡大する状況の中で開かれます。相手が何者か確認せずとも特徴的なパターンを識別すれば爆撃できるという、いわゆる「識別特性」(signature)爆撃の方針が今月になって発効しました。

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    2012/4/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • オバマ政権 アリゾナの反移民法に異議 一方で国外追放者の数は前代未聞

    4月25日、米最高裁判所で行われたアリゾナ州の悪名高い反移民法(S B 1070)に関する公聴会についてカラーラインズ・ドット・コム(Colorlines.com)の記者、セス・フリード・ウェスラーから最新情報を聞きます。この訴訟は、同様な法案を通過させ裁判所の裁決を待って保留中の他の6州に影響を及ぼしかねません。「昨日、裁判所で問われたのは、州にはどんな権限があるのかということでした。でもちまたの多くの人々が抱いている疑問は、オバマ大統領は何をしようとしているのか?ということです」とウェスラーは言います。「オバマ政権は、40万人という前代未聞の規模の人々を国外退去させてきましたから」。一連の質問から見る限り、判事たちはイデオロギーの違いを超えて、この法を無効にすることを渋っているように見受けられました。もし最高裁が同法の一部でも支持するのなら、公民権団体は、最高裁判所が人種および民族背景に基づいて差別をしたとして、異議を唱える構えです。「結局、判事たちはこの法律が、ここに住んでいる人々の暮らしにどんなに深刻な影響を与えるのかを理解していません。

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    2012/4/26(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 監視の対象にされたハッカー ジェイコブ・アッペルバウムが語るサイバーセキュリティ法案 監視と「サイバー空間の軍事化」

    コンピューター・セキュリティ・リサーチャーのジェイコブ・アッペルバウムは、「サイバー情報共有・保護法案(CISPA)」には、米国市民に対する軍事的な監視を原則的に合法化する案が含まれていると主張しています。「こういったことを『合法的なやり方』で行える能力を飛躍的に拡大したがるのは、すでに行っていることを合法化し、既成事実にしようとしていることだと理解するのが大事です」とアッペルバウムは言います。彼はユーザーがインターネット上で匿名で交信できるようにするネットワーク「Tor プロジェクト」の開発者であり擁護者です。またウィキリークスのボランティアでもあります。

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    2012/4/26(Thu)
    記事番号: 
    2

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