共和党全国大会最終日の夜、なかなか珍しい演説がありました。あまりに注目を浴びたのでその後のロムニーの大統領候補指名受諾演説がかすんでしまうのではないかと心配されたほどです。ダーティー・ハリーの演技とその決め台詞「 Go ahead, make my day(やってみろ、おれの最高の日になるぜ)」で知られるクリント・イーストウッドが、まったく台本なしと思われる、11分間のだらだらした演説を行いました。この82歳の俳優が壇上で、自身の横に置いた空っぽの椅子にオバマ大統領が座っていると仮定して話し掛けるという趣向の演説でした。