非武装のアフリカ系アメリカ人の若者、トレイボン・マーティンを射殺したジョージ・ジマーマンに無罪評決が出されたことへの抗議行動は20日も続き、米国各地の都市に数千人規模のデモ参加者が集まりました。オバマ大統領は19日、無罪評決以来初めて、公の場でトレイボン・マーティンの死に関してコメントをし、ホワイトハウス記者会見室の記者たちを驚かせました。「最初、トレイボン・マーティンが撃たれた時、自分の息子に起こりえたかもしれないと言ったんです。そして、別の言い方をすれば、35年前ならトレイボン・マーティンは私自身だったかもしれない。デパートで買い物をしている時に後をつけられた経験がないアフリカ系アメリカ人男性はこの国ではほとんどいない。私を含めてね」とオバマ大統領は話しました。また、19日にニューヨークで行われた集会に参加したマーティンの母親シブリナ・フルトンによるコメントもお送りします。