米軍がイラクで開始しその後シリアに拡大した空爆が始まってから2ヶ月が経ちましたが、「イスラム国」(ISIS)は占拠したほとんどの地域を支配し続けています。そして今度はトルコとの国境よりほんの6マイルの距離にある、シリアの街コバニを占領すると脅しています。コバニが「イスラム国」の手に落ちた場合、シリアとトルコの国境の半分以上を同グループが支配することになります。「コバニの陥落は軍事的大失敗の失敗の現われだといえるでしょう」と、インディペンデント紙(The Independent)の中東担当記者パトリック・コーバーンは言います。「この失敗はシリア国内だけではなく、イラクでも同じことがおこっているのです」