チップによる収入を当てにする飲食店業務に従事する女性の90%が、職場でのセクハラを経験したことがあると、新たな報告書が結論づけました。チップを受け取る仕事についている人の70%以上が女性であり、特に飲食店に勤務している女性は、チップを受け取る労働者の連邦最低賃金である時給2.13ドルで働いている多くの州で、ハラスメントに特にぜい弱です。現在、チップを受け取る業務にも通常の労働者と同じ最低賃金の適用を命じている州は、わずか7州のみです。新たな報告書The Glass Floor: Sexual Harassment in the Restaurant Industry(「ガラスの床 飲食店業界のセクハラ」)を発表したレストラン・オポチュニティー・センター連合の共同創設者で共同責任者のサル・ジャヤラマンに話を聞きます。ジャヤラマンはカリフォルニア大学バークレー校の食の労働研究所のセンター長であり、Behind the Kitchen Door(『キッチン扉の奥で』)の著者でもあります。また、飲食店勤務のアシュリー・オゴゴーと元ウェイトレスで、賞受賞経験もある劇作家でThe Vagina Monologues(『ヴァギナ・モノローグ』)の著者イヴ・エンスラーにも話を聞きます。